小学生や中学生で受験を控え、得意科目と苦手科目が分かれば、得意科目を重点的に学び、苦手科目を疎かにすることがあります。今回は苦手科目を効率よく克服する方法をお伝えします。 

苦手科目はいつできた?

いきなりですが、得意科目と苦手科目の基準を考えたことはありますか?
いつの間にか、テストである科目は点数が良く、ある科目は点数が悪いということで点数を通してこの科目は得意なのかな、この科目は苦手なのかなとぼんやり得意科目、苦手科目という意識が生まれてくるとは思いますが、具体的にいつ、どこでその科目が嫌いになったのかというところまで意識を向けているお子様は多くはないでしょう。
 
苦手科目が出来れば、小学生や中学生にかかわらず、その教科の教科書すら開きたくないという気持ちでしょう。得意科目の予習や復習は意欲的に取り組むことができるけれど、苦手科目は教科書や参考書を眺めておしまい。そんな勉強法を続けていれば、いつまで経っても苦手科目で高得点は取れません。まずは、苦手科目が出来てしまった理由に着目してみましょう。 

苦手科目ができてしまう理由

 苦手科目が出来てしまう理由は、学校での授業方法が考えられます。
その教科の教え方が、楽しくなかったり、授業の内容が教科書を読むだけで、詳しい説明が省かれているなど学校の授業の進め方、教え方がお子様と合わなかったことが考えられます。苦手意識は、学校の先生の教え方次第でもあります。教え方によって生徒の取り組み方も変わります。これは、小学校・中学校・高校・大学に至るまで同じで、教え方が優れた教員がいれば理解しやすく、クラス全体の点数が伸びますが、教え方が下手な教師が教えればクラスの平均点も落ちてしまいます。しかし、塾に通ってるなど、他の方法で学んでいる子供はすでに予習ができているため、同じ授業を受けていてもテストの点数に開きが出る事もあります。
それほど、環境や先入観は子供における勉強の意欲にも関わってくるのです。

苦手科目を克服する方法

では、苦手科目を克服するにはどうしたらいいのでしょうか。先に述べたように、苦手科目となれば教科書を家で開くのも億劫ですよね。

もし、苦手科目がずっと解決に至らない場合は、勉強方法が定まらず分からないを放置してしまった結果とも言えます。では克服する方法についてですが、苦手教科の全てが分からないということはなかなかありません。どこかで得点を獲得できるはずです。その分かる部分から強化していき、苦手意識を無くしていく事が重要なポイントです。
 
例えば、国語の文章題が苦手だという場合は、国語の中で抵抗のない分野を探していきます。
一例として漢字の書き取り・読み取りは出来るといったお子さんは漢字に対しての抵抗がないため、多くの文字を覚える事から、文章を読み解く読解力を付けていくなどの工夫をすることで苦手意識を解消することに繋がります。

次に数学・算数の場合です。実は中学生の苦手科目の第一位は数学なのです。
算数・数学の計算問題は、演算式が分かれば解ける問題も多いため、体積・面積なのか、かけ算なのか分数なのか円周率か問題の内容から、確実に読み解くことが出来れば自然に必要な計算方法も見つかります。あとは、計算方法の暗記になります。
そして、どの段階で躓き分からなくなったのかを見極め、重点的に補習しなければならない箇所を理解することで苦手意識を克服すると良いでしょう。 

苦手科目は誰にもあるでしょう。しかし、その中でもしっかりと解答出来る問題があります。教科で全部が苦手という子も、テストで全教科0点を取るのは難しいものです。ただやる気がなく解答を埋めないような場合は、勉強に対しての、やる気のなさが目立ってしまいますが、分かる所を解くことが出来れば点数は付くはずです。苦手意識を取り除く勉強方法が効果的に働けば、勉強が難しいという気持さえも覆す事になるでしょう。
 

家庭教師と一緒に苦手科目克服に取り組もう!

ただ、上記の勉強には取り組みやすい反面、苦手科目の最終的な克服まで勉強を続けるのは同時に根気も必要になります。

「単に気持ちの問題、やる気次第でしょ?」と思う保護者の方もいるかもしれませんが、ダイエットに何度も失敗してしまうのも気持ちの問題ですよね(笑)
このように、大人であっても一人で根気強く課題に取り組むのは大変なことです。
もちろん周囲のサポートが得られれば大分違いますが、中学生の勉強だと親ではもう太刀打ち出きない内容も多いですよね。

苦手科目の克服には家庭教師がオススメです。
先に述べたように、苦手科目の中にも比較的とっつきやすいものがあるのと同様に、どうやってもわからないものもあるはずです。
そうした部分はマンツーマンで誰かに教えてもらうことが最も有効です。私たち家庭教師協会ではわからない単元をお子様がわかるようになるまで何度も基礎に戻って丁寧に教えます。

こうした指導は実は塾では難しいものです。さきほど、「塾に通ってるなど、他の方法で学んでいる子供はすでに予習ができているため、同じ授業を受けていてもテストの点数に開きが出る事もある」とは言いましたが、それはあくまで塾の教え方が合っているお子様の場合です。
意外と塾での教え方もあっていないと感じているお子様は多いものです。
また、お子様の中には塾の先生や学校の先生から勉強ができないことを叱責されたという理由でその科目を苦手や嫌いと感じ、そればかりか勉強することそのものに嫌悪感を持ってしまったケースもあります。
私たちのところにもそうしたお子様をもつ保護者様からのお問い合わせが多くあります。

九州家庭教師協会は「褒める指導」を心がけています。まずは小さなところからでも苦手科目に対する思いを変えてほしい、何よりも「自分はできるんだ」と自信をもってほしい、そう願っています。
苦手科目の克服はもちろん、勉強嫌いとなってしまったお子様の悩みも改善し、やる気を取り戻しサポートするプロの家庭教師は九州家庭教師協会にお任せください。