「勉強しろ!」は逆効果?子供に勉強のやる気を出させる方法とは

※今回の記事は保護者の方向けとなっております。学生さんはこちらから出口へ・・。

 

『勉強しろ!』『勉強しなさい!』・・・この言葉はリアル・ネット問わずによく飛び交っている言葉ではないでしょうか。

ただその違いは

ネット・・・自分自身に向けて言っている(例:勉強しろよ、俺)

現実・・・保護者から言われている(例:息子!いい加減に勉強しろ!)

前者はまだかわいいものですが、後者ともなると、子供にどうしたら進んで勉強させることができるのか、頭を抱えているお父さん・お母さんもいらっしゃるかと思います。

「自分で決めたこと」「他者にやらされていること」、この二つには大きな違いがあります。

遊びの中でポケモンの名前は進化系まで含めて簡単に覚えるのに、勉強となると歴代の徳川家の人物の名前すら満足に出てこない。

吉野家のチーフ・マーケティング・オフィサーを務める田中安人氏は「人は強制的にやらされていることは、習慣化しない」と発言されています。

まさに「なかなか勉強しない子供」にぴったり当てはまる言葉だと思います。

ではどのようにしたら子供に勉強のやる気を出させることができるのでしょうか。

子供に勉強のやる気を出させる方法

その答えは「子供に選択肢を上手く与えていくこと」です。

例えば「夏休みの宿題って、何があるの?」と聞いてみます。

よほどのことでもない限り、これくらいは子供は答えてくれます。

子供「算数ドリルがあるよ」

あなた「朝と夜、どっちなら宿題がやりやすい?」

子供「朝!」

このようにして、選択肢を子供に与え、主体的に選ばせていくのです。

「今日から毎晩9時に勉強しなさい」くれぐれもこのように言ってはいけません。

これは子供にとっての強制になり、勉強嫌いは治らないままです。

子供「そっか、朝ならお母さんも一緒に宿題見ようか? 必要ない?」

子供「わからなかったらお願いするかも。」

一貫して必要なのは「一緒にがんばろう」という姿勢や接し方です。

「勉強しろ!」と言っている親がダラダラテレビを見ている・・・もちろん家ではゆっくりしたい気持ちもわかりますが、子供にしてみれば、その姿を見て「なぜ勉強しなければならないのか」と空しい気持ちにもなるでしょう。

意外と子供の目は鋭いものです。

実は大人も楽しめるかもしれない「宿題」

タレント・映画監督の北野武氏はフライデー襲撃事件での謹慎期間中に小学生が解くようなドリルで勉強をしていたそうです。
この時に問題集を解いて面白いと感じたことで誕生した番組が「平成教育委員会」(アラサー・アラフォーの方には懐かしい番組名でしょう!)。

他にも私の身近な例では、家庭教師の講師自身も中学生などの問題内容はもちろん、子供からの思わぬ質問や、考え方の違いを知ることで改めて勉強は面白いと感じた経験があるそうです。

もしかしたら子供の宿題と侮っていても、私たちにとっても刺激的で楽しめる内容であるかもしれません。

そんなときは子供と一緒にゲーム感覚で宿題に取り組んでもいいと思います。

「お父さん・お母さんも楽しそうに勉強をしている」

その姿を見せることこそが、実は子供に勉強のやる気を出させる最善の方法かもしれませんね。

※今回の執筆に関してはダイヤモンド・オンラインの記事を参考にさせていただきました。