本当に知ってる?「偏差値」って何だろう?平均値との違いとは?

 

志望校を決める際に大きな基準となるのがいわゆる「偏差値」と呼ばれるもの。

受験生のお子様をもつ保護者の方であれば、その上がり下がりに一喜一憂してしまうのも無理ないですよね。

ところで偏差値とは何であるか、きちんと説明できる人はどれだけいるでしょうか?

今回は知ってるようで意外と知らない偏差値について説明します。

偏差値とは?

偏差値とは何でしょうか。まずWikipediaで偏差値を見てみましょう。

偏差値(へんさち、英: standard score)とは、ある数値がサンプルの中でどれくらいの位置にいるかを表した無次元数。平均値が50、標準偏差が10となるように標本変数を規格化したものである。

出典:Wikipedia

・・・なんだか難しいですね。

単純に言い換えると偏差値とは「その集団の中で自分がどのくらいの位置にいるのか」を表す値です。

偏差値の求め方はかなり複雑になってしまうので、ここでは計算式は割愛させていただきます。

偏差値と平均点の違い

平均点とは、複数の点数の総数を割って得られる数字です。一方、偏差値とは、その数値を客観的に見て、自分が母集団の中でどのレベルにあるのかまで図れる数字なのです。

う~ん、ちょっと何言ってるのかわからないという人は下記の「偏差値のメリット」に実例を挙げていますので見てみて下さい。

偏差値のメリット

偏差値のメリットは平均点に左右されずに自分の今のレベルが図れるという点にあります。

例えばテストの問題が易しくてクラス内の平均点が80点だった中間テストがあるとしましょう。しかし、その次に実施された期末テストは難易度が高く、クラス内の平均点が50点だったとします。

その場合、単純に点数だけ見ると、30点下がってしまったように見えます。しかしそれでは各テストの難易度の違いを考慮しておらず、正当な評価とは言いづらいですよね。

この2つを偏差値で表しましょう。例えばAさんは中間テストで80点、期末で50点と平均点通りの結果だったとします。この場合のAさんのクラス内での偏差値はどちらも50。

しかし、Bさんは中間テストで80点、期末で80点でした。この場合は逆にBさんは平均点こそ同じ点数ではあるものの、中間では偏差値50、期末では偏差値70をとったことになります(※標準偏差を15とした場合)。

このように偏差値には同じ点数であっても、より難しい(平均点が低い)テストの方が偏差値が高くなるという性質があります。

もう少し例を挙げると、C君は中間テストで85点、期末で70点でした。この場合、C君の中間テストの偏差値は約53、しかし期末テストの点数は中間より下がってしまったものの、偏差値は逆に63に上昇しました(※標準偏差を15とした場合)。

このように偏差値には平均点が異なるテストの成績を比べられるというメリットがあります。

だからこそ志望校を図る目安として、テストの点数ではなく、偏差値がその基準になっているのです。

偏差値のデメリット

では偏差値にはデメリットはないのでしょうか?

一つだけあるのは偏差値は母集団のレベルに左右されるということです。

例えば先ほどのA~C君がいたのは3年2組だったとします。ですが、3年生全体では中間テストの結果こそ80点でしたが期末テストでも平均点は70点取れていたとしましょう。

先ほどのA~C君の偏差値はあくまでクラス内の偏差値でした。これが3年生全体の偏差値であれば、AさんとC君は学年全体ではむしろ成績を下げてしまったことがわかるかと思います。

受験に関しては志望校の偏差値の母数が何であるかを意識することが大切です。

大学受験であれば受験生は全国から集まってくるわけですから全国を対象とした模試の偏差値で自分の学力を図るべきでしょう。

偏差値で成績は見てみよう!

受験生はもちろんのこと、そうではない1.2年生にとっても、偏差値で自分の学力を図るというのはとても大切です。

単純に点数が高かったか、低かったかということだけではなくて、「自分の学力が平均点より上か下なのか」ということも意識するようにしてみてください。