短時間で最も成績アップを狙いやすいといわれている社会。
その理由は社会が暗記中心の科目だからです。
社会の勉強方法は暗記がカギ!
社会は基本的に暗記がカギになります。
暗記についてはこちらの「見るだけ暗記はもう卒業!本当に覚えられる「フル」暗記の簡単なコツ」の記事でも紹介していますが、とにかく繰り返して、声に出すなどのさまざまな方法を用いて行うのがコツです。
ただ、その分一度覚えたことは忘れない、という意識を強く持つことも大切です。そのためには日々の学習の中で繰り返し社会に取り組むことが必要になります。
また、歴史は年表的な覚え方をするのではなく、全体的な流れをつかむことも大切です。教科書の範囲だけで大丈夫ですが、「何年にこの出来事が起きた」というだけではなく、なぜ起きたのか?その結果どうなったのか?という因果関係にも目を配るようにしてみてください。
模試においては世界史と日本史を混ぜ合わせたような問題も出ますので、日本史を勉強するときであっても「この時世界では何が起きていたか?」は大まかにでもイメージ出来ているようになっておいた方がいいでしょう。もちろんその逆もしかりです。
社会は予習すべき?
社会のような暗記科目に関しては予習より復習が大事になってきます。復習はとにかく何回も何回も記憶に定着するまで取り組みましょう。社会に限らず1回の復習では知識はなかなか定着しづらいものなのです。社会の予習に関しては、もしするのであれば大事な語句にサッと目を通しておくくらいで良いのではないでしょうか。
社会の勉強を見る親御さんに注意してほしいこと
中学生の習う社会科の内容は一般常識化しているものも多く、社会なら子供の勉強に付き合えるかもしれないという保護者の方も少なくないと思います。
ただ注意してほしいのは、社会の歴史の年号や、それまで常識と思われていたようなことが最新の教科書では変わっていることがあるということです。
「聖徳太子」は出てこない⁉
今の社会科の教科書では聖徳太子という名前はほとんど出てきません。というのは聖徳太子という名前は、彼の死後に付けられた敬称のようなものだから。
今の教科書で掲載してあるものでは「厩戸皇子」という名前になっています。この変更、学生の間では「漢字が難しくなった!」という理由で不評なのだそう。
ちなみにそもそもですが聖徳太子として語られる人物の人物像に虚構性が強いため、教科書に掲載していないというところが現在では優勢となっています。
日本最古の貨幣は和同開珎ではない!
日本最古の貨幣は和同開珎というのは一般常識でもありましたが、平成に入り、それより古い年代の貨幣が発見されました。その名は「富本銭」
そのため、現在の教科書では富本銭が日本最古の貨幣として掲載してあるものもあります。
「1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府」は通じない!
鎌倉幕府の成立年については諸説あるものの、いずれにせよ「1192年ではない」というのは日本史の研究者の間では昔から常識だったらしいです・・・。
今の教科書では「1185年」になっているそうです。そういえば僕の高校の時の教科書でも「1192年とされている」と何となくぼかした書き方だったような気がします。
最後に
社会の勉強のコツはやはり暗記です。そして暗記のコツはとにかく繰り返すこと。忙しい中でもスキマ時間などを活用して、何度も何度も繰り返し繰り返し覚えていくことが社会の成績アップにおいて大事になります。