学習内容がなかなか覚えられない・・・このお悩みも勉強において大きな悩みの一つです。
暗記力を向上させるための忘却曲線などの科学的な覚え方を説明した本やサイトも数多くあるかとは思いますが、今回は食生活に注目してみましょう。
脳トレという言葉が以前流行りましたが、今は「脳は食べ物で鍛える時代」とも言われているそうです。
記憶力の妨げ、それは食べ物のせいかも⁉
お腹が空くと思考力が低下したり、イライラしやすくなりますよね。
(余談ですが、僕の家族によると僕はお腹が空くと露骨にイライラしだすので、お腹が減ったのがすぐにわかるらしいです。)
人間の体は食べたもので構成されています。当然、「何をどう食べるか」は勉強においても大切になります。
実際に食べ物が脳に与える影響は少なくありません。
「なかなか勉強したことが覚えられない」というその悩みも、食事に目を向けてみることで改善できるかもしれません。
記憶力を上げるにはバランスのいい食事を!
まず、大前提として栄養的にバランスの取れた食事を心がけるようにしてください。
よく噛むことも重要です。噛む動きが脳を刺激するからです。
睡眠も十分にとることを忘れないでくださいね。
記憶力を上げる食べ物
記憶力を上げる食べ物をいくつか紹介します!
①セロリ
まず紹介したいのがサラダの代表的な野菜、セロリです。セロリにはアピゲニンを含む20種類以上の天然の抗炎症物質が含まれていることが植物学者のジェームズ・デュークによって発見されました。この他にも関節炎・痛風などにも効能があるので学生さん以外にもうれしい食材かもしれませんね。
でも僕はセロリ苦手です。夏がダメだったりするのは同じですが、セロリは好きになれないのです。
そんな人のために次はこちら。
②クルミ
クルミです。なんかSMAPの次はミスチルかよ!みたいになってしまいましたが。。
クルミに含まれる不飽和脂肪酸、ビタミンEなどの記憶力向上に役立つ成分が含まれています。
マウスを使った研究結果ではビタミンEが不足した個体では記憶力に劣化がみられたという報告もあります。
しかし食べ過ぎには注意してください。クルミをはじめとするナッツ類にはナッツには油分と食物繊維が多く含まれていて、食べすぎると下痢や便秘、肥満などになってしまうことも。
カリフォルニア大学ロサンジェルス校デイヴィッド・ゲフィン医科大学院のレノア・エイラブ博士によると、一日13gの量を摂るだけでも効果が観られたそうです。
どんなクルミを食べたらいいかということであれば、生の無塩クルミがベストなのだそうです。
でもちょっと近くに売ってないぞという人にはこちらをおすすめ。
➂納豆・豆腐
大豆にはレシチンという脳の神経伝達物質が多く含まれています。このレシチンも記憶力や集中力の向上に効果を発揮するそうです。
納豆嫌いな人は豆腐でいいと思います。
➂青魚
サバやサンマ、マグロなどのいわゆる青魚です。方々で言われていることですが、DHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる必須脂肪酸がこれらの青魚には多く含まれています。
DHAには脳神経を活性化させる働きがあることはよく知られています。
このDHAは特に、記憶や学習に関わる海馬と呼ばれる場所に多く存在するといわれています。まさに記憶力を左右しているともいえるでしょう。
記憶力を下げる食べ物
実は記憶力を下げる食べ物というのもあるのです。
それは「脂肪を多く含んだ食品」。
実際に脂肪を多く含んだ食品をマウスに投与したところ、短期記憶能力に下落が見られたという研究結果もあります。テストや受験が近づいてきたら食事の中の脂肪分にも気を遣ってみてください。
ちなみに玄米の中にあるガンマ・オリザノールという成分は脂肪への欲求を押さえてくれる働きがあるようです。
最後に
どうだったでしょうか?勉強に集中するのは素晴らしいことですが、食事をおろそかにせず、うまく利用して記憶力アップを目指しましょう!