音楽聴きながら勉強はダメ?メリットとデメリットを解説!

音楽を聴きながら勉強ってどうなの?そう思う方も多いと思います。

最近よくYouTubeに作業用のBGM集が上がっていますよね。

しかし、音楽を聴きながらの勉強には批判的な声もあります。

音楽聴きながら勉強はダメなのか?みんなが気になるそのメリットとデメリットを解説していきます!

音楽聴きながら勉強はダメなの?

結論から言うと、人によるのではないでしょうか。

しかし、大まかに科目との相性はあるかもしれません。

暗記や耳を使う科目(社会や英語のリスニング)とはあまり相性が良くないかもしれません。特に歌詞のある曲などは暗記内容以外の情報が頭に入り効率が下がる場合や、集中の妨げになる可能性があります。

音楽を聴きながら勉強するメリット・デメリット

音楽を聴きながら勉強する長所・短所にはどういうものがあるのでしょうか。

音楽を聴きながら勉強するメリット

リラックス効果がある

音楽にはリラックス効果があります。リラックスした時には、脳にアルファ波という脳波が分泌されます。
よく病院の先生が手術中に好きな音楽を流しているといわれていますね。極度の緊張やストレスは逆にミスを誘発する原因にもなります。

適度にリラックスすることで、そうしたミスを減らすこともできます。また前述のアルファ波には集中力を高める効果もあります。

やる気が出る

近年の研究では好きな音楽を聴いているときにやる気を高めるドーパミンが分泌されることも明らかになっています。
例えば、野球選手やボクシングなどのスポーツでも入場曲がありますね。一流のアスリートも大事な局面においては音楽の力を借りてやる気を最大限に高めているのです。

ストレス軽減効果がある

個人的にはこれも無視できないと思います。特に長時間勉強する傾向のつよい受験勉強などは強いストレスのかかることです。もちろん上手に発散できればそれに越したことはないのですが、時間も迫る中ではそれも難しいかなと思います。

そんな中で好きな音楽聴きながら勉強というのも、時間を浪費しない、上手なストレス解消法の一つなのかなと感じます。

音楽を聴きながら勉強するデメリット

本番の環境に慣れることができない

当然ながら実際の受験やテストは無音に近い環境で行われます。そのために、音楽が流れている環境に体を慣れさせすぎたらダメです。
試験が近づいてきたら。徐々に音楽のボリュームを小さくしていくなど、実際の試験の状態でも100%の実力を発揮できるようにしていきましょう。

集中できない

歌詞のある音楽を聴きながらの勉強だと意識が歌詞につられて勉強に集中できないという声もありました。

実は歌詞のある音楽を聴きながらの勉強が非効率になりやすいのにはれっきとした理由があるのです。歌詞のある音楽を聴くときは左脳で聴いています。一般に右脳は感覚をつかさどる脳一方で左脳は論理的思考を行う脳で、勉強は左脳を活用して行うのですが、歌詞のある音楽だと、音も勉強もどちらも左脳で処理することになってしまうために勉強には不向きとなってしまうのです。

また、集中しての思考を要する数学などの科目は音楽を聴きながらの勉強は非効率になるという意見も多かったです。

音楽聴きながら勉強の注意点

どんな音楽を聴いたらいいの?

基本的に好きな音楽を聴いたらいいと思います。ストレス解消も兼ねたものとして聴かれているでしょうから。

しかしながら集中できなさそうなメタル系の音楽はちょっとNGかもですね。(休憩時間中にストレス解消で聴くのはいいかも。)

かといって耳慣れないクラシックもちょっと・・・。ロックやHIP HOPなど、思わず体が動いてしまいそうなものも勉強には向かないかと思います。

僕は自分でYouTubeでジャズの作業用BGMのリストを作ってそれを聞きながら作業や勉強することが多いです。歌詞のある曲だと集中がそがれる場合もあるので。
それだとか、逆に前向きになれるような曲のミックスを作ったりもしてました。(暗い曲だと不安が大きくなりますよね。)

勉強の時の音楽の活用法としては、この曲が終わるまでは集中しよう!など一つの時間的な区切りとしても利用していましたね。

個人的なことではありますが、静かな環境だと逆に耳鳴りがして集中できないんです。ある程度の雑音があったほうが僕には向いていたみたいですね。

※ちなみにリビング学習の記事でも書きましたが、人間はある程度の雑音があったほうが集中しやすいようです。

人間は音がない状態のほうが不自然で不安になり、そのため音がないほど集中ができなくなるそうです。逆にある程度の雑音(この場合は生活音になるかと思います。)があったほうが集中しようという気持ちになりやすいそうです。

ヘッドフォン・イヤホンは避けよう

また、音楽の聴き方も注意しなければならないポイントの一つかなと思います。

あくまで勉強が主役なのでヘッドフォン・イヤホンは避けた方がいいでしょう。ヘッドフォンやイヤホンをしていると、聴覚に占める音楽の割合が多すぎて勉強への集中は難しくなります。まぁ周囲の環境がうるさすぎたり、他人の会話などで集中できない場合は別だとは思いますが。。

音楽聴きながら勉強の是非

いずれにせよ、勉強のその音楽は自分の勉強の妨げになるかどうかを見極めることは大切だと思います。こればかりは個人差があるので一概にこうだ!と断定することは難しいでしょう。
実際に10人に音楽を聴きながら勉強することの是非を聞いてみてもその答えはバラバラでした。

皆さんがリラックスして勉強に励めるように応援しています!