【英語に悩む高校生必見】暗記不要&イメージですぐに覚える必須英熟語

英熟語とは?

・・・「英単語を複数組合せて別の意味を表す決まり文句」
熟語は、英語に限らず、当然日本語にもたくさんあり、単語ひとつでは表現できない事を表すために必要なもので、知っていればいる程、表現の幅が広がる、大変便利なかたまりの表現です。
英検や入試では、英熟語をどれだけ知っているかが、リーディング・リスニングともに、大きく差をつけるため、英文法・単語と合わせて、少しずつ熟語の勉強時間も、増やしていく必要があります。

英熟語は、しかしながら、その勉強が後回しになったり、どう覚えていいかわからない人が沢山います。
そんな英熟語の覚え方に困っている高校生のみなさんに、
『私自身が高校生〜受験生時代に大量の熟語をどう工夫して覚えたのか?』
〜英語講師として指導する今に至るまでの経験をベースに、「英熟語の効果的覚え方のコツ」と「イメージ別高校必須英熟語一覧」を、分かりやすく解説しましょう。
ここで、ポイントととなるのは、”量より質”
沢山むやみに覚えても結果的に覚えきれないという悲惨な状況になりがちですよね。
実は、効率よく身につける秘訣があるのです!
その秘訣(コツ)さえ知れば、暗記が苦手な人でも、英熟語をどんどん覚えていくことができていきますので、その秘訣を伝授しちゃいましょう!

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1. 英熟語を覚えるコツは?

英熟語をイメージで掴んで覚える高校生

いくつもある英熟語を、覚える秘訣(コツ)を伝授!!

❌全部を丸暗記
⭕️動詞などに付いている「前置詞・副詞」をイメージで掴む&頻出動詞ごとにまとめる!

たくさんの種類がありますが、最重要なものとして、『動詞+前置詞/副詞』の形の熟語があります。
そして、この中でもずば抜けてよく使われる動詞たちがいるのです。

例えば、
lookという動詞を見てみましょう。

look at (〜を見る)
look up (見上げる)
look up to (〜を見上げる、尊敬する)
look down (見下ろす)
look out (気をつける)
look into (〜を覗き込む、調べる)
look after (〜の世話をする)
look forward to (〜を楽しみに待つ) ….
などのように、lookという1つの動詞の後に、1つまたは2つの別の単語が付いて、lookの意味にさまざまなニュアンスが加わります。

→なので、lookの様な、熟語として多用される代表的な動詞だけの熟語をまとめて覚えればいいのです!!

英熟語を覚える4ステップ

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2. [英熟語の前置詞・副詞別]イメージ別リスト

[英熟語の前置詞・副詞別]イメージ別リスト

《接触のon》

「くっ付いている」

Hold on, please.「(電話で)お待ちください。」
try on「試着する」
depend on「〜に頼っている」(のっかっている感覚)
on business 「仕事で」(一時的継続・従事)
⇔on vacation「休暇で」
on duty「当番で」
He walked on (and on).「彼は歩きつづけた。」(継続)

《中のin》

「中に入っている」

Someone broke in.「誰かが押し入った
He gets in the sea.「彼は海に入る。」
I took part in the party.「私は、パーティに参加した。」

海に入るイメージ

《点のat 》

「〜に」

Don’t laugh at me.「私を笑わないで。」(ターゲット)
look at 「〜を見る」

《所有・所属のof》

「〜の」

He is independent of his parents. 「彼は、親から独立している。」(所属の一部から出ている)
This desk is made of wood.「この机は、木でできている。」(材料)

《並んでいるwith》

「横に並んでいる、共にいる、繋がっている」

I played with my dog.(同行)「〜と一緒に」
I eat with chopsticks.(道具)「〜を使って」
You must deal with this issue.「あなたはこの問題に対処しなければなりません。」(対応)
This bus is crowded with high school students.「このバスは高校生で混んでいる。」(満たされている)
The maid provided us with meals.「メイドは、私たちに、食事を提供した。」

《離れているfrom》

「〜から(起点)」

Cheese is made from milk.「チーズは、ミルクからできている。」(原料)
be absent from「〜を欠席する」

《側のby》

「すぐ近くにいる、側から少しずれる」

Stand by me.「私の側にいて/味方でいてね。」
by the way,「とけろで」
I’m coming by the bookstore.「私は本屋に寄るつもりだ。」

本屋に立ち寄る男子学生

《目的・目標のfor 》

「〜のために」

My father left for Tokyo.「父は、東京に向かった。」
I’m looking for my mobile.「私の携帯電話を探しています。」
This is for you.「これはあなたへのものです。」
I bought this for 1000 yen.「私は、これ1000円で買った。」(交換)
I asked for his advice.「私は、彼のアドバイスを求めた。」(〜を求めて)

《方向→のto》

「〜へ」

We went to the park. 「私たちは、公園に行った。」
Many people are listening to his story.「多くの人が、彼の話に耳を傾けていた。」

《外のout》

「外にいる、ある、出ている」

I carried out this task.「私はこの仕事を実行した。」
I found out the solution.「私は解決策を見つけた。」
run out of「〜が足りなくなる」(そこから出て、無い状態)

《非接触のoff》

「外れている」

Keep off.「近寄らないでください。」
turn off the TV「テレビ(など)を切る
⇔turn on「〜をつける」
The man fell off the horse.「その人は、馬から落ちた。」

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3 [動詞別]イメージ解説付き必須英熟語一覧

GET「〜という状態になる」

get up「起き上がる」←up(体を起こした)状態になる
get off「降りる」←off(外れた)状態になる
get out「出かける」←out(外に出た)状態になる
get over「乗り越える」←over(あるものを乗り越えた)状態になる
get to「〜に着く」←to(〜の方向へ向かって)たどり着いた状態になる

ARRIVE「到着する」

arrive in「〜に着く」←in + 中のある広がりのある場所(都市、国など)
arrive at「〜に着く」←at + 点で表される様な小さい場所(駅など)

TURN「〜に(巡り巡って)変わる、変える」

turn on/off「(TVなど)をつける/消す」←on(ついている)/off(外れている)状態に変える
turn up/down「ポリュームを上げる/下げる」←up(上の方)/down(下の方)に変える
turn out「〜と判明する」←out(外に出ている)状態に変わる
turn/show up = appear「現れる」←up(上の方)の状態に変わる

TAKE「〜を手に取る」

take off「〜を脱ぐ」「離陸する」
take after = resemble
take down「書き留める」

メモを書き留める男子大学生

PUT「置く」

put on「〜を着る」←on(接触)の状態に置く
put out = extinguish「消火する」←out(外に出ている、無くなる)状態に置く、
put up with = bear, endure, stand「〜に耐える」←with(それと共に)up(上の方、起き上がった状態)に身を置く
put off = postpone「延期する」←off(外れている)状態に置く.

MAKE「〜をあらたに作る」

make out = understand「〜を理解する」←out(外に出ている、明白)なように作る
make up「作り上げる、でっちあげる、化粧する」←up(上の方)に作り上げる
make up for = compensate for「〜を補う」←for(〜の代わりに)up(上の方)に作る

GO「行く、進む」

go on 〜ing「〜し続ける」←〜する事を、on(継続)で進む
go through = experience「〜を経験する」←through(通過)して進む

GIVE「与える」

give up「諦める」←up(その事を上の方に)放り投げる
give away「〜を譲る」←away(離れている)状態に与える

DO「する、行う」

do with「〜に対処する」←with(対象・相手)に対してする
do without「〜なしで済ます」←without(〜なしで)する
do away with = abolish「〜を廃止する」←with(対象)に対して、away(離れている)ようにする

COME「来る」

come about = happen「起こる」←about(周辺)に来る
come across「〜に出くわす、出会う」←across(交差)状態で来る
come up with = hit (up)on「〜を思い付く」←with(〜と並んで)up(上の方)に来る

深夜にアイデアを思いつく男子学生

BRING「持ってくる」

bring up = raise「(子供)を育てる」←up(上の方)に持ってくる
bring about = cause「〜を引き起こす」←about(周辺)に持ってくる

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まとめ

英熟語とイディオムのイメージ

私自身が、この方法を高校生の時に見出し非常に効率よく学び続けられたため、大人になってだいぶ経つ今でも全く忘れることなく、しっかり自分の英語力として定着し続けています。そして、長年私の人生で役に立ってくれているのです。このことからも、いかにこれらが有効かが、伝わることと思います。
これで、今までより長文がグッと読めるようになり、和訳のスピードもグッと速くなること間違いないでしょう!