今日は、「疑問文」のことを2種類に分けて、学んでいきたいと思います。
英語にある程度慣れてくると、特に、疑問文について、意識したことも、難しいと感じたこともないかもしれませんが、説明してくださいと言われると、え?!と止まってしまうかもしれません。
そんな、慣れ親しんでいる疑問文の、実はこういうことなんだ!という部分まで網羅していきますので、なんとなくの知識を正しい知識に成長させましょう。
1 疑問文の作り方と種類
「〜?」という、疑問文には、3種類あります。また、形はどれも『倒置』をして使います。復習を兼ねて、見てみましょう。
① YES/NO QUESTION
:yes/noで答えられる疑問文のこと。
(例)
Are you thirsty?「お腹すいてますか?」
Do you have your own room? 「あなたは、自分の部屋がありますか?」
② 疑問詞のQUESTION
:yes/noで答えられない疑問詞を使った疑問文のこと。
(例)
What is your name?「あなたの名前は何ですか?」
Where did you go last weekend?「先週末どこに行きましたか?」
③ 付加疑問文
:肯定文の後に、コンマをつけて付け加えて「〜ですよね?」と聞く疑問文のこ
と。
(例)
That woman is your aunt, isn’t she?「あの女性は、あなたの叔母さんですよね?」
You have never been to other countries, have you?「あなたは、一度も海外に行ったことがないのですね?」
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ワンポイントアドバイス
⚫︎英語力をつけるためには、なんとなく覚えてきたものを、「意識して覚える」に変えること。
意識するしないが、自分のものにできるかどうかを、左右します。
2 直接疑問文と間接疑問文の違い
上で出てきた普通の疑問文のことを、「直接疑問文」と言います。
その普通の疑問文が、別の文の一部として使われているものを、「間接疑問文」と言います。
(例)
直接疑問文: Where is he? 「彼はどこにいますか?」
間接疑問文: I don’t know where he is.「彼がどこにいるか、私は知らない。」
※ この場合、I don’t know の後の、knowの目的語として、疑問文が使われていますね。
間接疑問文を作る際に気をつけたい点がいくつかありますので、上の表も見ながら、詳しく確認していきますね。
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3 間接疑問文を作る際の注意点
次の図を見ながら、一つ一つ説明していきます。
まず、この3点を覚えましょう!
①疑問詞は、そのまま!
②倒置はしない!
③クエスチョンマークは、主節に従う!(主節が疑問文なら、〜?となる。疑問文ではないなら、〜.となる。)
(例)
下記のいくつかの例文で、比較してみましょう!
直)What did you say?「なんて言いましたか?」
間)I don’t remember what you said.「君がなんて言ったか、覚えていない。」
→ rememberの目的語になっている。
→ I don’t remember〜.の文(主節)が、疑問文ではないので、ピリオドで終える。
直)When will you come back?「いつ帰ってくるの?」
間)Can you tell me when you will come back?「いつ帰ってくるのか、教えてくれますか?」
→tellの直接目的語になっている。
→Can you〜?の文(主節)が、疑問文なので、クエスチョンマークで終える。
〔ここに注意!〕
間接疑問文について理解したら、あと2点の注意点があります。
もう少し、深くみていきましょう。
①時制の一致に注意!
直)What will they do next?「彼らは、次に何をしますか?」
間)I didn’t know what they would do next.「彼らが次何をするか、私は知らなかった。」
※主節(I didn’t know〜.)が「過去形」なので、間接疑問文の時制も「過去形」にしなくてはならない。
②直接疑問文が、YES/NO QUESTIONの場合に注意!
直)Will the teacher come tomorrow?「先生は明日来るのでしょうか?」
間)I’m not sure if/whether the teacher will come tomorrow.「先生が明日来るのかどうか、わたしには分からない。」
※直接疑問文が、YES/NO QUESTIONの場合、間接疑問文にする際は、「〜かどうか」という接続詞ifまたはwhetherを使います。
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4 トライアルテスト
では、最後に、問題を通して、実践してみましょう!
Q.下記の疑問文を、それぞれに指示された文の中に、間接疑問文として入れて、英文を完成させてください。
また、同時に意味もとりながら取り組んでください。
(1) Where is my son? (I wonder)
(2) How can I get to the museum? (Can you tell me)
(3) What does my daughter want for her birthday? (I don’t know)
(4) Where were they last night? (She asked me)
(5) Is that shop open on Sundays? (Do you know)
(6) Where did those children go? ( is a mystery)
(7) How did the professor solve this question? (remains unknown)
(8) Do you need a seat? (Please tell the staff)
(9) What does it mean? (I have no idea)
(10) Why was she so sad at the news? (Do you know)
↓
ANSWER
(1) I wonder where my son is.「わたしの息子はどこにいるんだろう。」
(2) Can you tell me how I can get to the museum?「美術館への行き方を教えてくれませんか?」
(3) I don’t know what my daughter wants for her birthday.「娘が誕生日に何を欲しいのか、私にはわからない。」
(4) She asked me where they had been last night.「彼女は私に、彼らが昨夜どこにいたのか尋ねた。」
(5) Do you know if/whether that shop is open on Sundays?「あのお店が日曜空いているか、知っていますか?」
(6) Where those children went is a mystery.「あの子供たちがどこへ行ったのかは、謎だ。」
(7) How the professor solved this question remains unknown.「教授がこの問題をどう解いたのかは、わからないままだ。」
(8) Please tell the staff if/whether you need a seat.「席が必要かどうかスタッフに言ってください。」
(9) I have no idea what it means.「それがどんな意味なのか、私にはさっぱりわからない。」
(10) Do you know why she was so sad at the news?「彼女が何故その知らせにそんなに悲しんでいたのか、知っていますか?」
まとめ
疑問文についての学習でしたが、今まで曖昧なままだったところはクリアになりましたか?
簡単な様に見えて、実は、英語の深さに触れられる分野でもあります。
大切なのは、常に、「知らないことを学べる楽しさ」を享受する所にあります。
また、他の単元も同じ姿勢で取り掛かりやすいものから取り組んでいってみてくださいね!