『5W1H』
コミュニケーションにあたり、欠かせないものの一つに、『疑問詞』があります。
英語の授業の最初に出てくる項目ですね。
コミュニケーションの基本は、相手に質問し、それに対して適切に答える、という流れになりますが、この疑問詞をきちんと使い方こなせないと、会話が成立しなくなり、英語の文法としては、最も基本かつ必須の分野と言えます。
基本的には、他の文法項目に比べると、難易度は低く、日本人にとっても、使いにくくはありません。
ただ、細かい注意点が幾つかありますので、そこまで、今回ここで、丁寧に解説していきますので、是非、ここで一緒に、”疑問詞の疑問をすべて解消!”してしまいましょう。
1 疑問文の作り方は?
(肯定文)You like reading.
(疑問文)Do you like reading?
(疑問詞の疑問文)Why do you like reading?
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2 5W1Hとは?
実際には、6W1Hになりますが、「いつ、どこで、誰が、何を、どちらを、なぜ、どのように?」を、意味に応じて使いわけます。
日本語との違いは多くなく、簡単ですが、注意すべきものもあるので、マスターしましょう。
種類は、この様になります。
では、早速一つ一つ見ていきますね。
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① when?「いつ?」
→『時』を聞きたい時に使います!
(例文)
When will you leave for Japan?「いつ、日本に発つのですか?」
When is your birthday?「君の誕生日は、いつですか?」
Q.英訳してみましょう。
「あなたは、いつここに来たの?」
↓
ANSWER
When did you come here?
② where?「どこで?」
→『場所』を聞きたい時に使います!
(例文)
Where are you from?「あなたは、どこの出身ですか?」
Where is your hometown?「あなたの故郷は、どこですか?」
Q.英訳してみましょう。
「彼らは、どこに住んでいますか?」
↓
ANSWER
Where do they live?
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③ who?「誰が?」
→『人』を聞きたい時に使います!
(例文)
Who are you?「あなたは、誰ですか?」
Who wrote this message?「誰が、このメッセージを書いたですか?」
Q.英訳してみましょう。
「誰が、その会議にいましたか?」
↓
ANSWER
Who were at the meeting?
〔注意点〕
who?は、主格「〜は」として使います。
目的格「〜を・に」の場合は、whom、(※ただし、直接疑問文では、whom→whoとなりますので、気をつけてください!)
所有格「〜の」の場合は、whose、
になりますので、使い分けをできるようにしましょう!
(例文)
Who did you see yesterday?「昨日、君は誰に会ったのですか?」
(※本来は、「誰に」なので目的格whomなのですが、直接疑問文の場合は、whoで代用します。)
Whose dog is this?「これは、誰の犬ですか?」
※ 〈whose + 名詞〉「誰の〜?」の形で、ワンセットにして使います。
Q.英訳してみましょう。
「誰に電話をしているのですか?」
「あの女性は、誰のお母さんですか?」
↓
ANSWER
Who are you calling?
Whose mother is that lady?
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④ what?「何を?」
→『何か』を聞きたい時に使います。
(例文)
What is your phone number?「あなたの電話番号は、何ですか?」
(※日本語では、「電話番号はいくつですか?」とも言えますが、英語では、「いくつ?」の疑問詞は使いません。)
ワンポイントアドバイス
⚫︎日本語表現と英語表現は、完全に一致しません!
なので、一致しない部分を、間違えやすいのです。
学習の際に、その事を意識して取り組むと上達の障害がなくなりますよ!
Q.英訳してみましょう。
「何を見ているのですか?」
↓
ANSWER
What are you looking at?
(※look at 〜で「〜を見る」なので、文末にatを書き忘れないようにしましょう!)
〔注意点〕
what には、形容詞としての用法もあり、その後に名詞を付けて、〈what + 名詞〉「どの/何の〜?」の形で、ワンセットにして使います。
(例文)
What music do you listen to?「どんな音楽を聞くのですか?」
Q.英語してみましょう。
「なんのスポーツをできますか?」
↓
ANSWER
What sports can you play?
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⑤ which?「どちらを?」
→『どちら?』と『選択』を聞きたい時に使います。
(例文)
Which is your seat?「どちらが、あなたの席ですか?」
Which do you like better, tea or coffee?「紅茶とコーヒーのどちらの方が好きですか?」
[Let’s CHECK!]
「AとBのどちらの方が好きですか?」は、よく使うフレーズなので、英語でも正しく言えるよう、覚えておきましょう!
”Which do you like better, A or B ?”
〔注意点〕
whichには、形容詞としての用法もあり、その後に名詞を付けて、〈which + 名詞〉「どちらの〜?」の形で、ワンセットにして使います。
(例文)
Which plan is better for you?「どちらの計画があなたにとって良いですか?」
Q.英訳してみましょう。
「どちらのレストランが、あなたのお気に入りですか?」
↓
ANSWER
Which restaurant is your favorite?
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⑥ why?「なぜ?」
→『理由』を聞きたい時に使います。
(例文)
Why did you apply to this university?「なぜ、あなたはこの大学に志願したのですか?」
Q.英訳してみましょう。
「なぜ、遅刻したのですか?」
↓
ANSWER
Why are you late?
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⑦ how?「どのように?」「どのような?」
→『方法』または『様態』を聞きたい時に使います。
(例文)
How did you come to know that?「どうやってそれを知ったのですか?」(方法)
How are you?「お元気ですか?」(様態)
Q.英訳してみましょう。
「どうやってこのコピー機は使いますか?」
「今日の気分はいかがですか?」
↓
ANSWER
How do you use this copier?
How do you feel today?
〔注意点〕
howには、その後に形容詞・副詞を付けて、『程度』を聞く用法もあります!
〈 how + 形容詞・副詞〉「どのくらい〜?」の形で、ワンセットにして使います。
特によく使われるものは、そのまま決まり文句として覚えてしまいます。
How many …? (数を聞く)
How much…? (量を聞く) ※値段を聞く時にも、これを使います。
How old…? (年齢を聞く)
How tall…? (背の高さを聞く)
How long…? (長さを聞く)
How far…? (距離を聞く)
How often…? (頻度を聞く)
このように、howは、疑問詞の中でもダントツで多機能なのです!
(例文)
How many books are there in the library?「図書館には何冊の本がありますか?」
Q.英訳してみましょう。
「この雑誌はいくらですか?」
「あなたは、どのくらいの頻度で外食しますか?」
↓
ANSWER
How much is this magazine?
How often do you eat out?
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まとめ
疑問詞の疑問文の作り方、それぞれの疑問詞の使い方は、理解できたでしょうか?
疑問詞だけ覚えても、文を正しく作れないと、英語力としては未熟になってしまうので、各試験などに対応できるようになる為にも、意味・形・順序を、正しく身につける事を、常に念頭に置きながら学んでくださいね!