たった3つで説明力は伸ばせる!面接も記述も得意にして苦手を克服する方法

中学生のみなさん、面接で自分の考えを伝えたり、記述式の問題で文章にまとめたりなど、自分の考えを説明せねばならない場面ってありますよね。緊張したり、どう説明すればいいかわからなくなったりすることもあると思います。

でも、心配はいりません!実は、ちょっとした工夫をするだけで、説明力を大きく伸ばすことができるんです。

今回は、たった3つのポイントを押さえて、面接や記述式問題を得意にする方法を紹介します。これらを実践することで、テストでも自信を持って答えられるようになりますよ。

1. 話す順番を決めて、頭を整理しよう

頭の中で話す順番を整理する中学生

何かを説明するとき、最初にやるべきことは「順番を決める」ことです。話したいことを頭の中で整理し、どんな順番で話すかを考えると、相手に分かりやすく伝わります。まず、伝えたいポイントを3つくらいに絞って、それらを「はじめに→つぎに→さいごに」の順番でまとめるのがおすすめです。

たとえば、好きな本を紹介するときは、まず本のあらすじを話して(はじめに)、次にその本のどこが好きなのかを伝え(つぎに)、最後にその本から学んだことをまとめる(さいごに)と、聞いている人も理解しやすくなります。この方法は、記述式問題を書くときにも役立ちます。テストのときは焦りがちですが、順番を決めてから書くことで、頭の中が整理され、スムーズに書き進められますよ。

さらに、この「順番を決める」方法は、日常生活のさまざまな場面でも活用できます。たとえば、友達と待ち合わせをする際に説明する時も、「まず駅で待ち合わせて、次にカフェで休憩して、最後に映画を見る」というように順序立てて伝えると、相手も予定を把握しやすくなります。

また、学校の発表などでも、「はじめに問題提起をして、次に具体例を挙げ、最後にまとめる」という流れを意識すると、聞き手にとってわかりやすくなります。このように日ごろから「順番を決める」ことを意識すると、面接でも格段に話しやすくなりますよ。

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2. 深呼吸と準備で緊張を和らげる

落ち着いて話し始める中学生

一度深呼吸を

面接や記述式の問題では、緊張によって頭が真っ白になり、考えがまとまらなくなることがあります。そんな時でも冷静に対応するための練習方法を取り入れてみましょう。
試験中や面接中に焦ってしまった場合は、一度深呼吸をして、気持ちをリセットすることが効果的です。時間を少しでも取ることで、頭の中の情報を整理しやすくなります。

深呼吸の方法として、「4-7-8呼吸法」を試してみるのもいいでしょう。4秒間かけて鼻から息を吸い、7秒間息を止め、8秒間かけて口からゆっくりと息を吐きます。この呼吸法を2、3回繰り返すだけで、心拍数が落ち着き、リラックスした状態になれます。

ゆっくりを心がける

面接などで話すときは緊張して早口になりがちですが、相手の反応を見ながら、ゆっくり話したり、もう一度説明したりすると、より分かりやすく伝えられます。友達に勉強を教えるときにも、この方法を使うと上手く教えられますよ。説明するときは、ただ一方的に話すのではなく、相手の顔を見ながら話すことが大切です。

また、話す速度を意識的にコントロールすることも大切です。普段の会話の7割くらいの速さで話すと、聞き手にとって理解しやすい速度になります。練習として、自分の説明を録音して聞いてみるのも効果的です。客観的に自分の話している声が聴けるので、それまで自分ではあまり気づけなかった特徴や改善点が見つかると思います。

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3. 論理的に考え、簡潔にまとめる

ボードにかいて論理的な考えをする学生

論理的に考えた内容を簡潔に文章で表現するには、ポイントを押さえて短くまとめる力が必要です。多くを伝えようとするよりも、重要な点を的確に述べる方が、相手には伝わりやすくなります。

具体例を簡潔に使う

説明をする際には具体例を挙げることが有効ですが、その例をできるだけ短く、相手にすぐ伝わるものにしましょう。難しいことを説明するときは、普段の生活で見たり経験したりしたことを例に使うと良いですね。そうすると、相手も「あぁ、なるほど」と理解しやすくなります。
たとえば、「光合成」という難しい言葉を説明するときは、「植物が太陽の光を使ってごはんを作るようなもの」と言えば、誰でもイメージしやすいですね。

不要な情報を削る

文章を書いた後に、一度読み返してみましょう。余計な説明や、繰り返し使っている言葉があれば、それを削ることで簡潔な文章になります。時間をかけすぎないこともポイントです。

たとえば、記述式の問題で「なぜ勉強が大切だと思いますか?」と問われた際には、「勉強は将来の自分を助ける力になる」という主張をまず述べ、具体例として「例えば、数学を勉強しておくと、仕事でデータを扱う時に役立ちます」と付け加え、簡潔にまとめます。

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より説明力をアップさせるためのポイント

文字を書く手

これらの方法に加えて、さらに説明が上手になるために、次のポイントにも気をつけましょう。

接続語を使う

「だから」「しかし」などの接続語の使い方を工夫することで、より論理的な文章を作ることができます。たとえば、「まず」「次に」「最後に」という順序を表す言葉を使うと、説明の流れが明確になります。また、「なぜなら」「そのため」といった因果関係を示す言葉を使うと、理由や結果がわかりやすくなります。

短い文章にまとめる

短い文章にまとめる練習として、X(旧ツイッター)などのSNSの投稿を意識的に活用するのも良いでしょう。文字数制限のある中で自分の考えを伝える練習になります。ただし、略語や絵文字に頼りすぎないよう注意しましょう。

書いた後に見直す

書いた後の見直しでは、他人の視点に立つことが重要です。自分にとってわかりやすくても、相手にとってはそうでないかもしれません。友達や家族に読んでもらい、フィードバックをもらうのも良い方法です。

これらを意識して練習すれば、授業の発表や面接、テストでの記述式問題でも、自信を持って説明できるようになります。最初は少し難しいかもしれませんが、少しずつ実践してみてくださいね。

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まとめ

記述式の問題を得意にする方法

説明力を向上させるためには、3つの重要なポイントがあります。

  • まず、話す順番を決めて頭を整理しましょう。相手に分かりやすく伝えることができます。
  • 次に、深呼吸と準備で緊張を和らげ、落ち着いて説明しましょう。
  • そして、論理的に考え、簡潔にまとめる力を養っていきましょう。

そうすることで、より効果的な説明ができるようになります。
これらのスキルは、面接や記述式問題の時だけでなく、友達との会話や学校の発表、将来の仕事など、あらゆる場面で活用できます。
最初は戸惑い難しく感じるかもしれませんが、継続的な練習と意識的な取り組みによって、説明力は着実に向上していきます。

自信を持って自分の考えを伝えられるようになれば、受験や勉強面はもちろんのこと、コミュニケーションの幅が広がり、より充実した学校生活や将来のキャリアにもつながっていきますよ。