目標は低いものからで大丈夫!勉強を始められない人に伝えたいカンタンな工夫

勉強しなきゃ・・・

そう思っていてもなかなか手を付けられないもの。

「あと5分したら・・」「この番組が終わったら・・」「キリがいいとこまで・・」

そんな言葉でつい後回しにしていませんか?勉強に限らず、嫌なこと、億劫なことって後回しにしてしまいがちです。

その代表的な例が「夏休みの宿題」。

今年もSNSは学生たちの阿鼻叫喚のメッセージであふれていましたが、みなさんはどうでしたか?

実は嫌なこと、億劫なことを後回しにするのってごく当たり前のこと。これは「先延ばし行動」とも呼ばれます。

「先延ばし行動」のために、将来的によくない結果が待っていることがわかっていながらも、どうしても目の前の楽しみに屈してしまう。。。

「やる気があればできるはずだ」という誤解

この「先送り行動」の原因を単なる意志の弱さと片付けてしまうのは間違いです。

この意志と行動の間には「どう実行するか考える」ということが必要です。

例えば寝坊癖のある人が「明日は朝8時に起きよう!」・・・実際に8時に起きるという行動をとることはまれで、

「明日は朝8時に起きよう!」→(目覚ましをかけるなどの方法を考える)→  実際に8時に起きる、という目標をどう実行できるかというプロセスが大切になってきます。

どうすれば勉強を始められる?

では、どうすれば勉強をはじめられるのでしょうか。意外とカンタンな方法を3つお伝えします。

いずれも目標はなるべく簡単で、低いものから始めてもOK!

大事なことはどのような形にせよ、まず始めてみることです。

ご褒美を設定する

例えば「勉強を10分だけがんばったらゲームを5分だけやってもいい」などのご褒美を設定します。

クリア条件はできるだけ簡単なものからで大丈夫です。

罰ゲームを設けてみる

逆に「10分間の間にゲームに手を伸ばしてしまったら、30分間勉強しなくてはならない」というようなルールを作ってしまうのもいいかもしれません。

周囲の人に宣言してみる

「今日は9時から1時間かけて数学を終わらせてみせるよ!」

目標を周囲に宣言することでやらざるを得ない環境にしてしまうというのも一つの方法です。

これはマンガのキャラクターもよく使う方法です。「海賊王に俺はなる!!」おそらく彼はこの宣言を周囲に叫ぶことで、もし航海中に壁に当たったとしても、宣言した手前、海賊王にならなければならないでしょう。そしてそれが彼のモチベーションの一つになっています。もしこの宣言を叶えられなかったとき、彼はきっとウソの代名詞のような鼻の長くて狙撃の上手いアノ仲間にさえ「嘘つき」呼ばわりされるでしょう。ウソつきに「嘘つき」呼わばりされることほど辛いことはありませんね。

最後に

最後に私自身の経験から。

私もやりたくないなぁと思うことは日常生活の中で多くあります。実際に先延ばしにして痛い目にあった経験もあります。

しかし、それを繰り返すうちに一つのことに気づきました。

それは「嫌な気持ちは始める前が一番ピークだ」ということ。実際に始めてしまえば、嫌な気持ちは半分以下になっています。これは「やらなければいけないことをやっていない」ストレスと「やりたくないことをやらなければならない」という感情が、実際にそのことに取り組むことで無くなっているからかなと感じます。

自分は意志が弱い人間なのかな?と落ち込まずに、カンタンな工夫で「先延ばし行動」を減らしていきましょう!