こんにちは、6月も下旬になり、期末テストの時期ですね。早い学校ではもうテストの結果が返却されているところもあるのではないでしょうか。
保護者の方にとってはテストの点数も気になる所だと思いますが、テストの結果を次に活かせるかという部分にも目を向けてもらえたらと思います。
その場合に大切になるのがテストの復習です。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、きちんとテストの復習ができているお子様は少なく、大半のお子様がテストが終わったらそのまま「やりっ放し」になっているのではないでしょうか?
テストに関しては点数だけでなく、きちんと復習できているかにも目を配ってもらえたらと思います。
点数を上げるために重要なのがテストの復習です。実際にきちんとテストの復習ができているお子さんは少ないものです。多くのお子さんは、テストが終わるとそのまま「やりっ放し」になってしまうことが多いのではないでしょうか。
点数だけでなく、きちんと復習ができているかにも目を配ることが大切です。ただ、中学生や高校生の学習内容となると、保護者の方が直接教えるのは難しいかもしれません。
そこで今回はプロ家庭教師が定期テストの効率的な復習のやり方をご紹介します。
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定期テストの効率的な復習のやり方
1.できるだけ早く復習の時間をとる
親御さんも学生時代の試験中には「これなんだったっけ?」と答えが喉まで出ているのに思い出せない、そんな悔しい思いをしたこともあると思います。
しかし、テストが終わり、時間がたつとそんな悔しさもテストから解放された解放感でどこへやら・・・となってしまいますよね。
間違えた単元や類似問題にはチェックしておき、テスト期間が終わったらできるだけ早く復習の時間をとるようにしましょう。
特に暗記科目だと、授業での先生の解説を待たずともある程度まではお子さん自身で復習ができるのではないでしょうか。
また、
- 自分での復習
- 授業内での復習
- 授業から数週間後にもう一度自分で復習
と復習を複数回繰り返すことで確実に知識は定着していきます。
エビングハウスの忘却曲線
「エビングハウスの忘却曲線」とはドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによって提唱された学習した情報が時間とともにどのように忘れられるかを示すグラフです。
その忘却曲線では、時間と忘却率の関係が示されます。忘却曲線は、学習後すぐに急速に情報を忘れ、その後は徐々に忘却が進みます。
エビングハウスの実験では、1日経つと覚えたことの3分の2程度は忘れていたという結果が出ています。
人間は学習した20分後には、記憶したうちの42%を忘れてしまいます。ということは、人間は学習してまもなく、その物事を忘れてしまうのです。記憶に対する対策を何もしないとこの忘れる状態はどんどん進み、24時間後には66%を忘れてしまいます。
ただし、定期的な復習を行うことで、忘却曲線を緩やかにすることができます。
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2.全て復習しない
正解した問題をわざわざやり直すのは非効率。間違えた問題に取り組むようにしましょう。
だた、「まぐれで正解した問題」もあると思います。なぜ正解したのか思い出せない問題も間違えた問題と一緒に復習するようにしましょう。
また、これは模試に多いのですが、そもそも満点をとらせないために作られたような、著しく正答率の低い問題も存在します。そのような難問に時間をかけて取り組むのも非効率です。お子様の目標と照らし合わせて必要かどうかを見ていきましょう。わからなければ学校や塾、家庭教師の先生などにも尋ねるようにしましょう。
関連記事:解き直しでの復習が点数アップのカギ!プロが教える間違えた問題の復習のやり方
3.科目別に復習する
テストの復習は今回だけではありません。次の定期テストも、その次も必ず繰り返し復習や見直しをしていくようにしましょう。その中で自分の苦手な部分もよりはっきりとわかるようになり、弱点克服もしやすくなるはずです。
そのために大事なのは復習ノート。必ず科目別に分けて使うようにしてください。重要な所に使う色、間違えた所に使う色など、ノートを作る際のルールを決めておきましょう。
間違えた問題を書き写すだけでなく、解説や解き方まで一緒に書き込めるように余白は広くとりましょう。色の効果的な使い方についてはこの記事(「色を意識して勉強の効率アップ!勉強に効果のある色・疲れやすい色とは?」)に詳しく書いていますので、是非見てみて下さい。
びっしり書き込まれたノートは確かに頑張ったように見えますが、後から見直す時に見づらく、復習するヤル気まで削がれてしまいます。
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効率的な復習で最短で点数上げる勉強法まとめ
復習を通じて成績を伸ばすためのポイント
期末テストの結果を次に活かすためには、テスト後の復習が欠かせません。まずは、テストが終わったらできるだけ早く復習の時間を設けましょう。自分での復習、授業内での復習、そして数週間後の再復習と段階的に繰り返すことで、知識は確実に定着します。また復習の際には間違えた問題や理解があいまいな単元に集中して取り組み、必要な部分に注力することが効率的です。また、科目別に復習ノートを作り、ルールを決めて整理することで、見やすく効果的な復習ができます。
親御さんも、お子さんの勉強を見守りながら、適切な復習環境を整える手助けをしてあげてください。復習の重要性を理解し、しっかりと実践することで、お子さんの成績は確実に向上します。最短での成績アップには、テスト後の解き直しと復習がきちんとできているかがカギになります。一緒に頑張っていきましょう!