受験生の皆さん、勉強の合間に感じるストレスや疲労感に悩んでいませんか?長時間の勉強や集中力を要する作業は、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。
そんな時におすすめしたいのが、1分でできる簡単なストレス解消法です。
この記事では、受験勉強で感じるストレス症状や、すぐに実践できるリフレッシュ方法を紹介します。短い時間で効果的にリラックスし、勉強の効率を上げるためのヒントをお届けします。
受験生の勉強ストレス症状
受験勉強にはストレスがつきものではありますが、以下のような症状はありませんか?このような症状が長く続くと勉強効率はおろか、体調や健康にも影響を及ぼすことがあります。
また、最近では「受験うつ」なんて言葉も聞かれるようになりました。
早めにリフレッシュを取り入れ、ストレス解消に努めていきましょう。
イライラしてしまう
受験勉強中にイライラすることは、誰しも経験があるのではないでしょうか?特に思うように勉強が進まない時や、理解が難しい問題に直面した時など、ストレスが一気に高まります。神経が過敏になり普段は意識しない些細なことにもイライラしてしまうようになります。そうなると集中力は低下してしまい、学習効率を落としてしまう原因にもなります。
集中できなくなる
長時間の勉強で集中力が続かなくなることもよくあります。集中力が途切れると、勉強の効率が悪くなり、結果的にストレスが増加してしまいます。特に同じ科目や課題を長時間続けていると、飽きや疲れが出てきて、集中することが難しくなります。
疲れが取れない
夜遅くまで勉強していると、朝起きた時に疲れが取れていないと感じることもあるでしょう。これは、身体的な疲労だけでなく、精神的な疲労も関係しています。脳が疲れていると、どれだけ寝ても疲労感が残り、勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。
すんなり寝付けない
受験勉強のストレスや不安が原因で、夜なかなか寝付けないことも多いです。これは緊張状態により自律神経が乱れてしまうため。睡眠不足は、翌日の集中力や記憶力に悪影響を与えるため、勉強の質が低下してしまいます。しっかりと睡眠を取ることが重要ですが、ストレスが溜まっているとそれも難しくなります。
関連記事:勉強疲れは脳疲労が原因!疲労感を解消して脳を回復させる方法3選!
受験生にオススメ!1分間ストレス解消法
当然ですが、受験生は受験への不安やプレッシャーでストレスも溜まりがちになっています。しかしストレスを溜めすぎてしまうと、疲れの原因になったり、体調にも異常が現れたりします。
ストレス解消の方法には例えば運動をして体を動かす、勉強をしばし忘れて友人や家族と話すなど様々な方法があります。
しかし、その一方で受験生であれば一分一秒でも惜しんで勉強したいという気持ちもあるでしょう。
そこで今回は時間のない受験生向けに、1分間でできるカンタンストレス解消法をご紹介します。
※あくまで一時的なストレス解消法なので、体調や精神状態なども加味して時には思いっきり睡眠をとったり、休憩時間をしっかりとることも大切にしてください。
1.ストレッチ
疲れたなと感じたらノートやスマホから離れて、1分間のストレッチを行ってみましょう!肩を回したり、首を伸ばしたりするだけでも効果がありますよ。
ストレッチには肩こりや疲れを解消する効果だけでなく、血流を促進させ、リラックス効果を得ることもできます。 またストレッチには睡眠の質を高める効果もあります。
睡眠には勉強したことを定着させるという役割もあるので、上質な睡眠をとるのは受験勉強においても重要です。
2.遠くを見る
長時間近くのものを見ていると目が疲れてしまいます。受験勉強に熱中してしまうとついついノートに目が近くなりがちですよね。 パソコンを日常的に使う人はわかるかと思いますが、目からも疲れは生まれてきてしまいます。 定期的に1分間くらい遠くを見るようにしましょう。部屋の窓から外を眺めるだけでも、目の筋肉がリラックスし、目の疲れを軽減できます。特に受験勉強に集中しすぎている時は、遠くを見ることが大切です。
3.深呼吸
この方法も簡単に取り入れることが出来ます。ゆっくり深呼吸して落ち着いてみましょう。 息を深く吸ってゆっくり吐くことで、副交感神経が活発になり、リラックス効果が得られます。深呼吸をすることで心拍数が下がり、ストレスホルモンの分泌が減少し、精神的な緊張を和らげることができます。
4.ガムを噛んでみる
ガムを噛むことでもリラックス効果を得ることができます。受験勉強中にイライラしたり、集中力が切れた時にガムを噛むことで、口の動きが脳にリラックス信号を送り、ストレスを軽減する効果があります。好きな味のガムを用意しておくことで味覚という意味でもリフレッシュ効果が期待できます。
よく海外のスポーツ選手がガムを噛んでいますが、あれも咀嚼(そしゃく)運動が脳に血流を送ることにつながり、心拍数の安定につながるという合理的な理由があるそうです。
5.目を閉じてみる
何も考える必要はありません。ただ1分間目を閉じてみましょう。こちらの記事(「勉強のストレス、みんなどうやって発散してる?おすすめストレス発散法」)でも紹介していますが、脳で処理している情報の約8割は視覚からの情報だそうです。
1分間という短時間でも目を閉じることで、脳に入ってくる情報を遮断し、頭を休ませることができます。
また脳の中の情報を整理することもできるため、集中力を高める効果もあります。
6.ウソでもいいから笑う
実は笑顔にはすごい効果があり、たとえ本心からの笑いでなくても「作り笑い」の状態であっても脳は幸福感を感じるようになっているとのことです。
笑いには脳を活性化し、心身をリラックス状態にしてくれる効果があります。さらに笑いには脳の中で記憶を司る器官である海馬も活性化させる効果もあるので、記憶力のアップも期待できます。
7.紙をビリビリに破る
ストレスの解消法の中には「大声で叫ぶ」というのもあったのですが、さすがにそれは家の中ではハードルが高いかなと思うので、こちらの方法をご紹介。
考えても考えても答えがわからない、そんなときは紙をビリビリに破りましょう。古新聞や捨てる予定の紙を破ることで、心の中のモヤモヤを手早く解消できます。
もちろん、今使っているノートではなく、不要な紙を使いましょう。
8.耳をマッサージする
耳にはツボが多くあります。耳を軽く引っ張ったり、揉んだりすることで、全身の緊張をほぐし、リラックスさせることができます。特に勉強の合間に手軽にできる方法としておすすめです。耳の周りを軽くマッサージすることで、集中力を回復させる効果も期待できます。
9.待受画面を変えてみる
厳密にいえば1分でできることではないですが、スマホやPCの画面を自分の好きな画像にしておくだけでもリラックス効果が得られます。
スマホは一日に何度も見るものなので、好きな画像を見るたびにリフレッシュが期待できます。基本的には自分の好きな画像で大丈夫ですが、例えば自然の風景やかわいい動物の写真など、見るだけで心が安らぐ画像を選びましょう。
関連記事:受験生のベストな睡眠時間は?合格に近づく質のいい睡眠を取る方法を解説
ストレスは上手く解消しましょう!
どうしても受験勉強はストレスが溜まってしまうものです。そんな時こそ、上手にストレスを解消するようにしましょう。
今が辛ければその分、きっと目標に近づけているはずです。1分間の簡単なストレス解消法を取り入れて、効率的に勉強を進めるためのリフレッシュも心掛けていきましょう。
ストレスを上手に管理することで、受験勉強をより実りあるものにすることが出来ますよ!