高校入試や大学入試を突破するには勉強法だけでなく、受験に関連する様々な準備や心構えも重要です。志望校の受験会場の下見もその一つ。
今回は、受験生とその保護者の方に向けて、受験会場の下見について説明します!受験会場の下見を行うことで、受験当日の不安を減らし、自信を持って試験に臨むことができます。
もちろん、すでに高校の場所を実際に行って知っている場合などは不要かもしれませんが、一度もその高校を訪れたことがないという人は受験日の一週間前にはぜひ受験会場の下見に行くことをおすすめします。
また、受験人数によっては高校や大学以外の場所が受験会場に指定されている場合もあるので、事前に情報はしっかり確認しておきましょう。
会場の下見のメリット
受験会場の下見にはどのようなメリットがあるのでしょうか。大きな意味では受験本番の余計な不安を減らすことができます。学校までの道順や公共交通機関でのルートや時間帯、所要時間などあらかじめ把握しておくことは入試本番に迷ってしまうリスクをなくすことができ、余裕を持って受験日当日のスケジュールを組み立てやすくなります。
また、もし校内まで入れるのであれば(高校によっては事前に下見の日を設定している高校もあるそうなので、問い合わせてみるのがいいでしょう)、実際の試験教室の場所やお手洗いの場所などは確認しておくようにしましょう。
なお下見に行く際には学校によっては受験生のみを許可し、保護者の付き添いができない場合もありますので、こちらも事前に学校側に確認しておいた方がいいでしょう。
関連記事:中学生に必要な睡眠時間は何時間?高校受験生の理想の睡眠時間も解説!
下見で見るべきポイント3選
1. 自宅からの経路と所要時間
まず、自宅から学校までの経路と所要時間を確認しましょう。実際に歩いてみて、道に迷わないかどうかをチェックします。また、通学時間帯や交通機関の混雑具合も把握しておくと良いでしょう。さらに、受験当日は時間に余裕を持って会場に到着することが重要ですので、実際の所要時間を考慮してスケジュールを組み立てましょう。
気を付けるポイントは入試当日と同じ時間に合わせて下見してみることです。学校側から時間指定があった場合は仕方ないですが、朝とお昼では電車の時刻表が違ったり、道路の混み具合が違ったりするので、出来るだけ本番と同じ時間に合わせて余裕を持ったスケジュールで行きましょう。
関連記事:高校受験の前日と本番にやってはいけないNG行動3選
2. 寒さ対策などの準備
もし会場で自分の受験する教室、席までわかっていたら、寒さ対策やお手洗いの場所などは確認しておきましょう。受験会場の席が窓際等であれば、試験中に体を冷やしてしまうことも考えられます。下見時に会場の温度や寒さを感じ取り、必要であれば暖かい服装や防寒グッズを用意しましょう。また、入試当日は受験中に身体を冷やさないように、暖かい飲み物やカイロなども持参すると安心です。もちろん、暖房のそばだったりした場合は逆に暑すぎる場合があるので、温度調節しやすい服装で行くようにしましょう。
3. お手洗いの場所
本番当日、受験中にトイレに行きたくなった場合、トイレの場所を把握しておきましょう。特に本番の受験会場では試験の合間の時間ごとにトイレが混雑してしまう場合もありますので、トイレの場所は一か所だけではなく複数確認しておくのがべストです。事前に把握しておくことで受験中のストレスを軽減することができます。
関連記事:資格で合否は変わる?高校入試に有利なおすすめ資格・検定とは?
高校生も大学の下見はしておこう
高校生も大学の下見はやっておくようにしましょう。特に大学は中学・高校に比べると格段に広いので、当日迷ってしまう可能性も非常に高いです。 また1号館、2号館のように外見がほとんど同じ建物もあるので、自分の受験場所のチェックはしっかりとやっておきましょう。
下見の際の服装
受験会場の下見の際には制服で行くのが無難です。コートなどを着用する際も派手な色のものは避けるようにしましょう。
また、学内の人とすれ違ったときなど、きちんとあいさつをするなどのマナーも忘れないようにしてくださいね。
関連記事:失敗できない高校入試!合格に近づく面接のマナーとポイント
最後に
受験会場の下見は、受験当日の不安を減らし、自信を持って試験に臨むための大切な準備の一つです。
下見においては自宅から受験会場までの経路や所要時間を確認し、寒さ対策も万全に整えましょう。会場内のトイレの場所などの細かい点まで把握しておくことで、安心して試験に臨むことができます。入試は大変なこともありますが、みんなで助け合いながら頑張りましょう!みなさんの受験の成功を心から応援しています!