国語の成績を上げたいと悩んでいる皆さんへ。
「国語の問題ってなんとなく解くものでしょ?」「国語って英語や社会と違ってどうやって勉強すればいいのか分からない」そう思っていませんか?
確かに国語は他の教科と違い、答えが一つではないことが多く、どのように勉強すればよいか迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、ちょっとした工夫と継続的な努力で確実に成績を伸ばすことができます。同じ文章を繰り返し読むことや、知らない言葉の意味を調べることなど、日々の積み重ねが大切です。
今回は、勉強しようとしてもいまいち方法が分からない小学生・中学生の皆さんに、国語の成績が上がるとっておきの勉強法をご紹介します。
成績アップを目指して、一緒に頑張りましょう!
小学生におすすめの勉強法は?
国語の成績を上げたい小学生の皆さん、国語の勉強法はちょっと工夫するだけで、ぐんと効果が上がります。今回は、特におすすめの3つの方法をご紹介します!
・同じ文章を何回も繰り返して読む
・本をたくさん読む
・本文中から答えを探す練習をする
小学校の国語で大切なのは、本文を丁寧に読んで内容を理解することです。
小学校での国語は難しい言葉や言い回しはあまり出てこないのですが、「ちゃんと読めているのか?」「間違った解釈で文章を読んでいないか?」ということが聞かれます。
ということで、小学生の皆さんに気を付けてもらいたいことは、ただ文章を読むだけではなく内容を意識しながら丁寧に読むことです!
では、丁寧に文章を読むための具体的な方法を詳しく説明します。
関連記事:テスト対策はこれでOK!中学国語の古文の効果的な勉強法!
1.同じ文章を何回も繰り返して読む
あまり学校ではやらないかもしれませんが、「同じ文章を何回も読む」ことは国語の成績を上げるのにとても効果があります。
なぜなら、同じ文章を何回も読むことで「どんな文章なのか」がよく分かるようになるからです。
何回も同じ文章を読むのはつまらないですが、慣れると早く読めるようになりますよ。
例えば初めて読むときは普通に読みます。二回目は登場人物の気持ちを考えながら読みます。三回目は物語の流れを意識して読んでみましょう。こうすることで、一つの文章から多くの情報を得ることができます。
もう一つポイントがあって、文章を読むときは音読するのがおすすめです。
音読することで耳からも文章の内容が入ってきます。そうすると、心の中で読むときよりも内容が分かりやすくなるんです。
なかなか学校や図書館ではできないですが、家で時間があるときはぜひ音読をしてみてくださいね。
私も小学生の時、教科書の物語を毎日音読しました。最初は面白くなかったけれど、毎日読んでいるうちに、物語の細かい部分にも気づけるようになりました。テストでも、「あ、この文章、何回も読んだから分かる!」という瞬間が増えました。ぜひ、読むときは音読しながら読んでいきましょう!
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2.本をたくさん読む
やっぱり手っ取り早いのは、本をたくさん読むことです。
一ヵ月にどれくらい本を読んでいますか?朝学活の時間に本を毎日読むことになっている人もいると思いますが、適当に読んでしまっていたり友達とおしゃべりしていたりしませんか?
本を読むだけでは国語の成績が上がらないような気がしますが、文章を読むことに慣れるため、いろいろな文章を読めるようにするために読書はぴったりの勉強法です。
ポイントは、いろいろな種類の本を読むこと!関連記事:本嫌いは克服できる!読書が苦手な理由と好きになるカンタンな方法10選
科学技術の内容の文章は読みづらいな…昔のことが書かれている内容はつまらない…と、文章の内容によってやる気が変わるのはもったいない。毎週図書館に行って、新しい本を借りて読む習慣をつけてみましょう。ジャンルを決めずに、いろいろな本に挑戦することが大切です。例えば、動物の本、宇宙の本、冒険小説、歴史の本など。
読む本のジャンルを広げることで、文章のバリエーションに慣れることが出来ます!これは、国語のテストでどんな文章が出ても対応できる力を養えますよ。
3.本文中から答えを探す練習をする
国語の問題を解くとき、本文を読んでから選択肢を見て、なんとなく合っていそうな選択肢を選んでいる人もいると思います。
確かに小学校の国語の問題は答えが選びやすいものが多いのですが、「なんとなく」で選んでいると難しい問題が解けなくなってしまうので要注意!
じゃあどうやって解けばいいのかというと、本文中から答えとなる部分を探して線を引くようにするのがおすすめです。例えば、「この登場人物の気持ちを表している部分に線を引いてください」という問題があったら、該当する部分に線を引いてみるのです。
実は国語の問題は、本文中に答えが書いてあることがほとんどなんです。ということは、なんとなく正解っぽい答えを選ぶよりも、本文から答えを探した方が早いし確実ですよね。
本文を読む→選択肢を見る→本文に戻って答えの部分に線を引く→選択肢を選ぶ
という順番で解いてみてください!正解の数が多くなるはずです。
私も小学生の時に先生が「答えは必ず本文中にある」と教えてくれました。そこで、問題を解くときは必ず本文に戻って、答えの根拠を見つけるようにしました。これを続けたおかげで、テストでも確実に正解を選べるようになり、もちろん点数もアップしました!
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中学生におすすめの勉強法は?
では次に中学生です。中学生の皆さんにぜひ実践してほしい勉強法はこちらになります。
・本文中に出てきた言葉の意味を調べる
・文章を段落ごとに一言でまとめてみる
そんなの意味あるの?効果なさそう…と思うかもしれませんが、中学校での国語は、このような地味な勉強法を積み重ねることで成績が上がっていきます。
なぜかというと、中学校の国語は文章が長いうえに初めて見るような言葉がたくさん使われているため、かなり複雑で正確に読み取るのが難しくなっているからです。
小学校までの国語の文章は読解力があれば読めるものが多いのですが、中学校での国語は言葉の意味がよく分からない!どんな内容なのかよく分からなかった!なんてことが増えてくるんです。
そのため、意味を知らない言葉をなるべく減らし、文章の内容を正確にしっかりと理解できるように勉強する必要があるのです。
では、ひとつづつ確認していきましょう。
1.本文中に出てきた言葉の意味を調べる
中学生の皆さんに実践してもらいたい勉強法の一つ目は、本文中に知らない言葉が出てきたらそれをノートに写し、意味を調べることです。
物語文を読んでいるとき、評論文を読んでいるとき、見たことがあるけど意味はよく分からない熟語、初めて見た単語が出てきますよね。
なんとなくしか意味が分からなくても、スルーしてしまっている人が多いのではないでしょうか。
確かに、いちいち言葉の意味を調べるのは面倒ですし辞書も重いのであまり持ち歩きたくないかもしれませんが、知識の量は国語の問題を解くのに直結するため絶対に甘く見てはいけないのです。
また、知っている言葉でも意味を間違えて覚えていることもあるので要注意。
意味調べ、大事だってことはなんとなく分かるけどやっぱり面倒くさいなと思っている方も多いと思います。
でも実は、中学校の国語に出てくる熟語には何回も繰り返し出てくるようなものが多いんです。意味調べを続けていたら、いつの間にか知らない言葉が少なくなってきて文章が正確に読めるようになりますよ。
私も中学生の頃、初めて読む評論文には知らない言葉がたくさん出てきましたが調べるうちに、次第に言葉の意味が分かり、文章全体の理解を深めることが出来ました。
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2.文章を段落ごとに一言でまとめてみる
簡単に言うと、文章を段落ごとに要約するという勉強方法です。
中学校の国語の読解問題で聞かれるのは、この文章はどのような内容なのか?文章を書いた筆者はどんなことを主張したいのか?ということがほとんどです。
この2つを正確に読み取れるようになるために要約の練習がぴったりなんです。例えば、教科書の評論文を使ってみましょう。各段落を読み終わったら、その段落の内容を一言でまとめます。例えば、「この段落は、地球温暖化の原因について説明している」といった具合です。
文章を要約する練習をしていくと、
・文章がどのような構造になっているのか
・筆者はどのようなことを言いたいのか
がよく分かるようになります。
要約の練習をすることで、文章の骨組みや筆者の意図が明確に分かります。これは、長い文章を読む際に非常に役立ちます。
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国語の成績を上げるおすすめ方法まとめ
国語の成績を上げるためには、日々の積み重ねが大切です。ここで紹介した勉強法は、どれも地道な作業ですが、継続することで確実に力がつきます。
でも、家で一人で勉強するのは大変な時は、友達と一緒に勉強するのも良い方法です。自分に合った方法を見つけて、ぜひ試してみてください。
皆さんの国語の成績がぐんぐん上がることを願っています!