中学生の皆さん、部活と勉強の両立に悩んでいませんか?朝早くから夜遅くまで、学校と部活動で忙しい毎日。家に帰ると疲れてしまって、勉強する気力が湧かない…。そんな経験、誰にでもあるものです。
でも大丈夫。両立は決して不可能ではありません。むしろ、上手くバランスを取ることで、充実した中学生活を送ることができるんです。
今回は、部活と勉強を両立させるためのコツをお話しします。きっと皆さんの力になるはずです。
部活と勉強の両立は難しい!
中学生が勉強と部活の両方で結果を出すという事は、とても大変なことです。文武両道とは言うものの、強豪と呼ばれる学校の部活は体育会系であろうと、文芸部であろうとハードなのは変わりません。そのため、帰るとご飯を食べてお風呂に入ると疲れがどっと出て寝てしまうこともあるでしょう。そうすると、学校の授業で苦手教科が出来てしまい遅れとなって成績も悪くなってしまいますよね。部活が楽しければ、特に苦手教科を見て見ぬふりしてしまいがち。
それでは、文武両道とはいきません。学生の本分は学業だから部活だけではなく勉強もしなさいなどと言われれば、お子さんはへそを曲げてさらに勉強に見向きもしなくなる可能性も高いので注意しましょう。そして、お子さんを勉強もやる気にさせ部活と勉強を両立させるためには、“継続”が必要となります。
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部活と勉強の両立は継続がカギ
そこで大切になってくるのが、「継続」です。毎日コツコツと、少しずつでも勉強する習慣をつけることが、両立の秘訣なのです。
30分学習のすすめ
今からでも、すぐにできる文武両道のカギは30分学習です。
部活から帰ってきて、ご飯を食べる前に、必ず机に座って30分間復習をするといった習慣づけが大切になります。ご飯を食べると眠くなったり集中力が続かないといった問題があるので、帰ってきたら先に勉強を終わらせてしまいましょう。また、汗がベトベトして集中できない場合は、先にお風呂に入りスッキリした気分で勉強をしても大丈夫です。もしも、スッキリした気分で眠くなる場合は先に勉強をする方が効率よい勉強が出来るかもしれません。お子さんの性格にあった勉強方法を取り入れていきましょう。
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自分に合った勉強タイミングを見つける
タイミングは人それぞれです。お風呂に入る前がいい人もいれば、さっぱりしてからの方が集中できる人もいるでしょう。自分に合ったタイミングを見つけてください。大切なのは、毎日同じ時間に勉強することです。そうすることで、自然と習慣になっていきます。
朝型勉強のススメ
30分の勉強だけでは、確実に勉強不足と感じるお子さんは朝早起きをして1時間だけでも早く起きて朝に勉強する方法も考えましょう。朝は、ドーパミンやアドレナリンなどの脳内物質が大量に分泌され、集中力も高まっている状態なので苦手科目にも集中することができるでしょう。
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推薦入試でも求められる学力
人よりも秀でた才能があり、推薦で高校へ進学することが出来る子供はごく限られた人だけです。それを理解した上で、勉強をしない選択をするよりも、30分復習するという習慣を体に染み込ませることが重要ですし、成績アップは目指せます。また、推薦もある程度の学力・成績が必要という学校も存在しているため絶対に入学できるといった保証もありません。なので、苦手科目を無くす勉強が将来を見据えた進学にも繋がります。
ところで、「部活で頑張っているから、推薦入試で高校に入れるよ」なんて考えていませんか?確かに、スポーツや特定の分野で秀でた才能がある人なら、推薦入試の可能性はあります。でも、それはごく一部の人だけです。
それに、推薦入試でも一定以上の学力が求められる学校がほとんどです。「部活さえ頑張っていれば大丈夫」なんて考えは危険です。やはり、バランスよく勉強することが大切なんです。
特に苦手科目をなくすことは、将来の進路の幅を広げることにつながります。今は苦手でも、コツコツ勉強を続けていけば、必ず成績は上がっていきます。
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部活と勉強の両立術まとめ
部活と勉強の両立は、決して簡単なことではありません。でも、不可能でもないんです。毎日30分の勉強時間を作る。これだけでも、大きな違いが生まれます。最初は大変かもしれません。でも、続けているうちに自然と習慣になっていきます。
そして、両立できるようになると、きっと自信がつきます。「やればできる」という経験は、高校生活や、その先の人生でも大きな力になるはずです。
皆さん、今日から始めてみませんか?部活で培った粘り強さを、勉強にも生かしてみましょう。きっと、充実した中学生活が送れるはずです。頑張ってください!