関係代名詞の苦手を無くす!「関係代名詞の主格」完全マスター!

高校生にとって最も難しくまた最も重要な英文法は、おそらく「関係詞」になるでしょう。
苦手な人の多い「関係詞」について、解説記事を複数に分けて展開していきます。

まず、「関係代名詞」から、しっかり学び、土台を作りましょう。

「関係代名詞」の格変化が難しいという声も多いですが、「主格」「所有格」「目的格」というのは、実は中学生の一番最初に既に習っています。「代名詞」の格変化表を、丸ごと覚えているはず。なので、実は特に新しい勉強ではないのです。なので、一度「代名詞」の格変化についておさらいしてみましょう。

その上で、「関係代名詞の格変化表」をみて、例文をよく理解しましょう。

では、ここではまず『関係代名詞(主格)』を詳しく教えていきましょう!
また、後半は、所有格・目的格との違いについても、載せていますので、少しずつ覚えていきましょう。

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1 関係代名詞の主格とは?

①まず、「主格」を確認
②その上で、関係代名詞の「主格」を確認
このステップで身につけてください。

①「主格」とは?
・・・節の中で、主語つまり「〜は、が」の働きをするものの形の名前。
I live here.「私はここに住んでいる。」
→主語の働きの時には、I(主格)を使いますよね。

関係代名詞も同じです。
②「関係代名詞の主格」とは?
・・・関係詞節内で、関係代名詞が主語の働きをする場合、その「主格」の形を用います。

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先行詞が人の場合

I have a friend who lives in this city.「私にはこの都市に住んでいる友達がいる。」
→a friendを説明する関係代名詞節がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、主語の働きをしています。なので、who(主格)になります。

※切り離すと、下記のような、構造になっています。
I have a friend. + He/She lives in this city.

先行詞が人以外の場合

This is a table which was made in Japan.「これは日本製のテーブルです。」
→a tableを説明する関係代名詞節がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、主語の働きをしています。なので、which(主格)になります。

※切り離すと、下記のような、構造になっています。
This is a table. + It was made in Japan.

⇒切り離して見ると、関係代名詞が節内で、主語として使われていることが、よくわかりますね!

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2 主格と所有格の違い

まず、基本の確認です!

⚫︎主格→主語「〜は」として使う時の形
⚫︎所有格→所有格「〜の」として使う時の形

(注意)〈所有格+名詞〉とセットで使います。

では、関係代名詞の主格と所有格を見比べてみましょう!

主格の場合

I have a friend who lives in this city.「私にはこの都市に住んでいる友達がいる。」
→a friendを説明する関係代名詞節がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、「彼/彼女は」という主語の働きをしています。なので、who(主格)になりますよね。
(=he/she lives in this city.)

所有格の場合

I have a friend whose parents live in another country.「私には両親が別の国に住んでいる友達がいる。」
→a friendを説明する関係代名詞節がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、「彼の/彼女の」という所有格の働きをしています。なので、whose(所有格)になりますね。
(注意)〈whose + parents〉のセットになります。
(=his/her parents live in another country.)

3 主格と目的格の違い

まず、基本の確認です!

⚫︎主格→主語「〜は」として使う時の形
⚫︎目的格→目的語「〜を・に」として使う時の形

では、関係代名詞の主格と目的格を見比べてみましょう!

主格の場合

I have a friend who lives in this city.「私にはこの都市に住んでいる友達がいる。」
→a friendを説明する関係代名詞節がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、「彼/彼女は」という主語の働きをしています。なので、who(主格)になりますよね。
(=he/she lives in this city.)

目的格の場合

She is a woman whom I met yesterday.「彼女は私が昨日会った女性です。」
→a womanを説明する関係代名詞がその後に続いていますが、その節内で、関係代名詞は、「彼女に」という目的語の働きをしています。なので、whom(目的格)になりますね。
(=I met her yesterday.)

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「関係代名詞の主格」まとめ

このように、まず、普通の「代名詞の格変化」について復習した上で、「関係代名詞の格変化」について見ると、よくわかるでしょう。
「主格」に続き、「所有格」「目的格」についてもより詳しく次の記事で解説していますので、関係代名詞でつまづいている人は、必見です!