高校英語必読!if節とは?一番優しいifの5分レッスン

なぜ、ifは、苦手文法項目になりやすい?

なぜ、ifは、苦手になりやすいのでしょうか?

今回は、高校生の皆さんが、高校英語で最もつまずきやすい文法のナンバーワンとも言える「仮定法」「if節」のことを、みんながわかるようにお話しします。

まず、ifと言われる「もし」について冒頭の答えですが、

  1. 日本語では、意識しない使い方の違いがある!
  2. その使い方により、それぞれいくつかルールがあり、それを覚えるのに苦労してしまう!
  3. ifは、「接続詞」なので、if節と主節の二つの節の用法に混同してしまう!
  4. 動詞の過去形やら助動詞の過去形やら、活用が多くて身につくまでに時間がかかる!

では、ここでこれらの問題を解決してしまいましょう。



【こんな生徒におすすめ】

・文法が苦手で、特に仮定法やifの使い方が沢山あってついていけない
・ifの使い方について、学校で理解できていないので、テストに向けてわかりやすく知りたい
・仮定法と直接法の違いを教えてほしい
・仮定法が沢山あって、区別できない

 if節には2つあるよ!

ペンを持つ手

『英語の「もし」には、2種類あります。』

①直接法のif
:実現の可能性の高い普通の「もし」

②仮定法のif

:実現の可能性の低い場合の”仮の話”の「もし」

『ifは、「接続詞」です。つまり、ifの後には節(SV)がきます(if節)。また、さらに、もう一つの節である主節とともに用います』
※この使い方は、2種類とも同じですよ!
※if節を先に書く時はその後にカンマ(,)を置きます。

(例文)

「直接法」
If it rains tomorrow, I will not go out.
「もし明日雨なら、出かけないつもりだ。」

「仮定法」
If I had money, I would buy a new bookshelf.
「もしお金があれば、新しい本棚を買うのに。」

英語の「IF節」には、2種類あります

〈ポイントアドバイス〉
英文、特にこのような接続詞節と主節のある、「複文」を読めるようになるには、視覚効果は大変有効です。例文で、それぞれの節がどのような形で置かれて使われているかを、目で”イメージとして”も、インプットしてください。

では、次では、この2種類のifについて、わかりやすくそれぞれを説明しますね!

関連記事:高校英語5分解説!if節で現在形を使うのは直接法!「直接法のifとは?」

簡単な方の「直接法」のif

IF節のボードを持つ学生

→実現の可能性の高い普通の「もし」の使い方
《If S’ V'(現在形), S V(未来形).》
「もし〜なら、・・・だろう。」

(例文)
If it rains tomorrow, I will not go out.
「もし明日雨なら、出かけないつもりだ。」

(注意点〕
「時制」の例外のルールで学ぶ注意点があります!
『「普通のもし」なので、主節は当然通常は”未来形”で書きますが、if節の方は、「未来のことは現在形で表す」というルールが適応されるため、二つの節の時制のズレに気をつけてください。

関連記事:93%の高校生が間違える⁉ifで未来を表現したいときは未来形は使わない!?

ややこしい方の「仮定法」のif

アルファベットの書かれたボード

→実現の可能性の低い場合の”仮の話”の「もし」の使い方
《If S’ V'(過去形), S V(助動詞の過去形 + 動詞の原形).》
「もし〜なら、・・・だろうに。」

(例文)
If I had money, I would buy a new bookshelf.
「もしお金があれば、新しい本棚を買うのに。」

※「仮定法」なので、現実と逆の話になります。
なので、実際は?
→I won’t buy a new bookshelf because I don’t have money.
「お金がないので、新しい本棚を買いません。」

(注意点)
「仮定法」については、実は3種類あるので、詳しい解説は別の記事でしっかり、そしてわかりやすく教えていきましょう。

関連記事:みんながつまずく単元「if」(過去形) 完全解説! 

if節とは まとめ

今回は、ifの第1章として、「if節とは?!」を、簡潔に説明させていただきました。
if節の用法には、「仮定法と直接法」の2種類あることを、まず今日は覚えてくださいね。
例文を用いて、この2種類について、わかりやすく違いを見比べました。
着目点は、「動詞の形」です!

長年の指導においても、わたしの生徒にする問いかけno.1は、
「動詞はどれですか?」です。
これは、今回のif節に限らず全ての英文に言えることです。
if節の勉強で、あらためて、動詞の重要性について、認識してくださいね。