
高校生になり、英語も類なくレベルも上がり、ボリュームも増えて、部活やその他の教科の勉強と、バランスを取りながらうまく進めていく力が求められるようになりますね。英語は中でも苦手科目になりやすく、どう勉強していいかわからなく焦っている高校生はたくさんいます。
そんなみなさんにとって特に大切になってくる、学年末のテストも、1ヶ月後に迫ってきました。
これまでの成果が反映されるべき大きなテストになりますが、その分、今まで勉強があまり出来ていなかった人たちには、より、悩ましい時期ですので、この大きなテストに向けて、1ヶ月にやるべき英語学習勉強法とスケジュールを、具体的かつわかりやすく解説しましょう!
【こんな生徒におすすめ】
- 英語のテスト直前になにをしたらいいか知りたい
- 直前の英語のテスト対策を知りたい
- 学年末テストで、少しでも得点をとりたい
- 英語が特に苦手で、次のテストでは赤点を避けたい
- 英語のテスト1ヶ月前からの勉強法と対策を教えてほしい
1. テスト直前!今すぐこれをしよう!
『テスト範囲の確認』
生徒によく見られる傾向として、計画を立てるのに1番大事な「テスト範囲」を、あまり把握していない場合があります。
まずは、この意識を変えてください。
テスト範囲を、しっかり把握する事が、テストの出来栄えを左右します。つまり、やる事を頭の中にインプットするのです。
『過去のテスト問題の分析』
問題の傾向を見てください。特に、同じ先生たちが作る場合は、どんなものが出やすいのか、変わる事はあまり有りませんので、「教科書や問題集の中の、どのあたりがどんな形で出てくるのか?」を、知りましょう。それを踏まえて、テスト勉強に進みます。
『無駄な勉強はしない』
テスト範囲に合わせて、学校のテキストや問題集の範囲だけをマーク。
やるべきページを、しっかり確認・把握する。
特に英語を苦手という方は、やるべき事=最低限に絞ります。
量が多くなると、やる気も効率も落ちてしまいますので、まずは、教科書と問題集の!「ここからここまでをやる!」と、決めましょう。
へたに、ほかの問題集などに手を出さなくていいのです。学校のテストは、基本的に、授業でやってきたものを出しますので、その範囲を網羅しましょう。
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2. 直前1ヶ月の英語学習法とスケジュール
では、この一ヶ月の学習スケジュールを立てましょう!
1.1ヶ月前にやる事は?
科目ごとのバランスを考慮しながら、タイムスケジュールを設定しましょう!
(1)苦手科目・得意科目のバランスの取り方
→全てを真面目に均等に勉強するスケジュールにする必要はありません。
例えば、得意科目は高得点を目指せるため、たくさん勉強して良いでしょう。
逆に苦手科目は、たくさん詰め込むとこんがらがってしまう可能性も高くなり、非効率になりがちなため、テスト範囲の基本を網羅する事に、絞りましょう。
(2)テスト範囲の、新出単語と文法の復習をしよう!
→新出単語の〈意味・読み・綴り〉の総チェックをします。
→テスト範囲の文法事項について、解説と問題を、総チェックします。
⇒これらを踏まえて、具体的な学習スケジュールを作ってください。
例えば、「1日に英語の何ページから何ページを、1時間でやる。」「何曜日は、英語のUnit6の単語を、何曜日は、Unit6の文法を、やる。」など。
※注意点
テスト直前で、やり終える計画ではダメですよ!
見直しを最低一回はできるように、余裕を入れた計画を立てましょう。
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2.2週間前にやる事は?
2週間前になったら、1週間前に効率的に見直しをするための、準備段階をしましょう!
テスト範囲の単語・文法解説例文や問題の文・読解などの文において、下記を行ってください。
- 英文から日本文へ自力で書き換えてみる
- 日本文から英文へ自力で書き換えてみる
- テスト範囲の単語の覚えられていないものに、チェックを入れる
- テスト範囲の文法やその他の問題を解き、出来なかったものにチェックを入れる
※ポイント
できなかった箇所にチェックを入れましょう!
1週間後に見直しをできるようにしておく事が大切です。
3.1週間前にやる事は?
できなかったチェック入れをした箇所の見直しをしましょう!
チェックした部分を、再度、自力で解き直します。そして、今回も出来なかった箇所に2回目のチェックを入れます。このサイクルを、直前まで繰り返していきます。
4.前日にやる事は?
テスト範囲の総見直しをしましょう!
直前には、既にノートに書いたりと勉強をしてきた事を前提とし、全てを時間をかけて見直せないため、目で文字を確認し、音読しながら、復習していきます。
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3. 直前のポイントアドバイス
1.体調管理も忘れずに!
普段からきちんとした生活をしている場合、特に普段通りに過ごしましょう。
もし、普段、食事や睡眠などで、不健康な部分がある人は、1ヶ月前くらいからは、直すように心掛けること。
生活習慣の影響は、すぐには現れません。1ヶ月後くらいから、具体的に出てきますので、その事を知っておきましょう。
2.計画を立てたら、それに合わせて時間を確保しておこう!
計画は具体的に書き出しておきます。
それに合わせて、その他の勉強や活動の時間を踏まえて、勉強時間を確保する事。
3.前日には余裕を持って全範囲を見直せるように!
何事も、前日に慌てるのはプラスになりません。
英語においても、前日には、目と口で簡単に負担なく見直せる程度まで仕上げておく事です。
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まとめ
テスト直前になってから、一気に取り掛かる事が悪いこととは言えませんし、その方法でバランスが取れているならば、自分に合っていると考えられます。しかし、多くの場合は、普段から、学校で教わった後の復習をできていないと、テスト前になり困ることになります。勉強というのは、短期間で詰め込みをしたから身につくものではないからです。
普段から勉強している人には敵いませんし、また、何より、普段から手をつけておく方が、はるかに楽なのです。
私自身、負担を感じたくないので、学校のテストは範囲も予想できますから、普段からテストを意識した勉強を習慣にしていました。そのお陰で、テスト前に慌てる必要はなく、結果的に、「楽で、かつ効率的に勉強」が、実現できました。
その結果として、「高得点を得る」という目的も、成果として手に入れられていた訳です。
そしてその姿勢は、今も変わりませんし、成長と共に、より大切なことになりました。
さまざまな記事でも伝えしていますが、『勉強は裏切らない』のです。
苦手科目には苦手科目なりの取り組み方が有りますので、諦めずに、やる事を自分で決めて、計画的にこなしていけば大丈夫ですよ。
では、このテスト直前対策とスケジュール解説を読んでくれた人たちの、検討を祈って!