英語が壊滅的な高校生必読!プロが教える苦手意識克服法3選!

【こんな生徒におすすめ】

  • とにかく英語の成績が悪く、「どうにかしなければ!」と思っている
  • これだけはやるべき英語の勉強を知りたい
  • 英語に興味が持てず全くやる気がおきない
  • 短い時間でも効率的な勉強法を知りたい
  • 何か英語に興味が持てる勉強法を教えてほしい
  • 苦手科目の英語をなんとか克服したい

高校生になると英語が苦手になりやすい

英語が苦手になった高校生

高校になると、英語も当然格段に難しくなり、文法が複雑化、単語や重要表現の増加、こなす問題量の増加により、語彙力や基礎力が追いつかなくなり、これまでなんとかなっていたはずが、どんどんカバーができなくなるという、悪循環のサイクルに陥ってしまいます。

さらに、受験となると、その問題は、特に近年にかけて長文読解レベルが上がってきており、得意な人でさえ、大変になってきます。その上、馴染みのないリスニングの勉強も追加され、こちらもセンター試験から共通テストへ変わった事で、配点の割合が広くなり、リーディングと合わせて勉強をしていかないと、大幅に点数を逃してしまうという厳しい時代になりつつあります。

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英語は、苦手な教科から最も伸びたと感じる科目でもある!

下記は、2015〜2017年に河合塾塾生を対象に調査したものです。
見てわかるように、実は、文系・理系の学生共に、苦手科目TOPは同じ、つまり、文系の人も理系の人も、英語や数学に関して、苦労してきているという事がわかりますね。

文系・理系別苦手科目トップ8
出典:先輩に聞いた、苦手科目克服法 | コース・講習 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

そして、次が、「最も伸びたと感じる科目ランキング」結果です。
実は、多くの先輩が「苦手」と感じている科目は、「最も伸びた」と感じる科目でもあることがわかります。

伸びたと感じる科目ランキング
出典:先輩に聞いた、苦手科目克服法 | コース・講習 | 大学受験の予備校・塾 河合塾

志望大学合格を勝ち取るには、苦手科目克服が不可欠

では、先輩たちはどのように苦手科目を無事克服し、志望校への合格を勝ち取ってきたのでしょうか?
ここでは、効果的かつタイプ別に《苦手科目英語の克服法》を、教えていきましょう!その前に、英語が苦手になりやすい原因を説明していきますね!

そもそも英語は結果出るまで時間を要する

時間がかかるイメージ

英語は、学問というより言語という生きた文化です。
はっきりしたわかりやすい決まりにも実際にはさまざまな例外があり、言葉なので無数の種類や細かな違いが存在・混在しており、大変手に取りにくい不明瞭な教科なのです。よって、誰もが苦手意識を感じてしまう可能性が高いのです。

コミュニケーションツールとして指導されていない

また、日本の英語教育の特徴として、「聞く」「話す」に重点が置かれておらず、この二つの能力が低いのです。
英語で実際に話したり聞いたりという直接的な体験が乏しいと、必然的に、楽しく感じることができず、英語の魅力がわからないままになってしまいます。
英語は人との対話ツールです。話したり書いたりと、誰かとのやりとりがあってはじめて、楽しいなあ!学んできて良かったなあ!という、プラスな実感を得られるものなのです。

このように、英語が苦手科目になる理由はいくつかありますが、目標が学校の成績アップにせよ、受験対策にせよ、英語という教科は、勉強の成果が目に見える様になるまで、時間を要します。
その事を踏まえながら、焦らずに、下記の英語克服法を是非実践してみてくださいね。

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英語の苦手意識克服への近道3ステップ

  1. 英語の中の出来そうな分野を強化してみよう!
  2. 英語のこれだけはやるべき勉強項目!
  3. 英語が好きになる・楽になる克服法!

1 英語の中で出来そうな分野を強化してみよう!

「英語の中でも特に、何が苦手の原因か?」
英語にも、下記のような分野があります。

①単語・表現
②文法
③読む事
④聞き取る事
⑤書く事
⑥話す事

→これらの中で、苦手分野は敢えて置いておきます。

その代わりに、これなら出来そうと思える分野に着目してみてください。

苦手意識があるものを無理やり進めようとしても、苦手意識を助長する可能性が高い場合は、1番出来そうだと思える分野に絞ってみます。そうする事で、苦手意識を感じる経験は減る一方で、出来そうな分野の勉強に絞って力を入れる事で、英語力自体は、伸びていきます。そうなると、自然と苦手意識から自信へと転換されていき、その後、その他の必要な分野の勉強へ入ればいいのです。
この時点で、既に、強化した分野の力が付いていますので、その他の分野の勉強も以前よりはるかに楽に感じるため、結果的に、もはや苦手意識は無くなっている事でしょう。

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2 英語のこれだけはやるべき勉強項目!

英語の勉強項目の基本は、単語・熟語・文法になります。
これらの知識のまとめとして、リーディング・リスニングがあります。

基本項目を最初に身に付ける事が必要ですが、その中でもとりわけ重要項目があります。下記の項目は、英語力向上のために、最重要であると同時に、基本知識として、知っておかないと、それ以外の項目がわからないままになるため、「これだけはやるべき英語の勉強」として、是非、おさえていきましょう!

①単語の勉強

単語力

「単語は命」
単語の勉強には、『音・綴り・意味』の3つがあります。
当然ですが、単語一つ一つを知らなければ知らないほど、英語はわからなくなります。逆も然りで、単語を勉強すればするほど、英語がわかるようになります。

つまり、絶対に裏切らない勉強項目と言えるでしょう。
また、英語の勉強の中で1番取り掛かりやすく進めやすいのも、単語学習ですよね。
「1日10単語」などと決めて、嫌にならない範囲で習慣にしていってみましょう!

関連記事:単語帳はマンガのように読む⁉ 英単語が苦手な高校生必見!どんどん覚えられる10分英単語勉強法

②文法の勉強

英文法

「文法はルール」です。単語をどう扱うかが、英文法。
このルールに従って、読んだり書いたりできるので、当然英語力を左右する必須項目なのですが、この英文法こそが、英語の苦手意識を植え付けると言えます。

単語と違い、覚えるだけでなく理解する事も求められるため、複雑であり、さらに、文法項目も多岐にわたるので、混同してしまい、ついていけなくなりがちです。
そこで、とりわけおさえておくべき文法項目を3つお伝えしますので、まずは、これらの項目を、勉強してみましょう!

これだけはやるべき文法項目3選
  1. 文型を身に付ける!
  2. 動詞の活用表を覚える!
  3. 品詞の違いを学ぶ!

関連記事:英文法の勉強方法がわからない高校生必見!10分でわかる英文法パーフェクトガイド

3 英語が好きになる・楽になる克服法!

まず英語の苦手意識克服への近道アドバイスは

『習うより慣れよ!』

先にお話ししたように、英語は勉強というより文化です。
真面目な勉強もいいですが、もしそれが苦痛で習得の邪魔になっているなら、勉強から楽しい習慣へ移してみましょう!

無理せず続けられ、自分に合う、楽しいと思える方法を試す

自分に合った方法で勉強を勧める高校生

①今苦痛と思ってしまう教材以外の、英語の何かに触れる

英語の音楽、映画、アニメ、漫画など、勉強とは違う英語の素材に触れてみる事で、実は英語は苦痛ではないという事に気づく事が可能です。

②義務でなく、自分のためになるので必要だという意識に変える

受験生によく見られる傾向があります。
英語が苦手で、受験直前に慌てて家庭教師や塾に行き、時間がないため目的に向かって一気に本気を出して勉強を開始します。すると、不思議なことに、あれだけできなかった英語が、明らかにわかるようになっていくパターンがあります。

目標を意識するイメージ

理由はシンプルで、「合格するために、自分のために、やらなくては、つまり、勉強をしたい!」という意識に変わった事により、自主性の元、勉強をあらためて始められたからなのです。

③英語の文字が苦手なら、音を使う

英語を見たり読んだりと、文字に苦痛を感じる場合は、「音」で勉強してみましょう。リスニングのテキストはじめ、単語帳などに付いている音声だけを流してみたり、または、英語の音楽や動画などを聴いてみたりと、耳に英語を身につけてもらうのです。

リスニングを行う学生

実際、音は英語学習において、大変重要です。確実に英語力の向上につながります。

④自分がこれなら!と思えるテキストを見つける

学校の教材や塾の教材など、今勉強している与えられた教材でなく、自分の目で、自分に合いそうな教材を、本屋などで、探してみてください。

たとえそれが、学校や受験用のものでなくてもいいので、例えば英会話の本など、「これなら」という本を、または、アプリなどを、見つけてみましょう。

⑤自分にできる範囲での学習スケジュールを立てよう

今のままでは、周りの進度に合わせられず遅れていくばかりになってしまうため、まずは、自分のための学習スケジュールを立ててみます。
「頑張れば達成出来そうな目標」を設定してみましょう。

達成できそうな目標のイメージ

これだけはこなすよう心がけ、苦手意識を軽減しながら継続していきます。
達成感により結果と共に自信も生まれ、ステップアップに繋がります。

⑥声を使ってみよう

英語が苦手な人の中には、「英会話には興味がある」という人が多くいます。
英語を声に出して言うと、自然と楽しさを見出す事ができ、かつ、音読の勉強になるため、英語学習において、大変有益な勉強法なのです。

実際、わたしは授業で生徒たちに必ず自分の口を使ってもらいます。すると、今までなかった英語学習の実感が湧き、実体験として確実に身についていくからです。

また、もしまわりや学校に英語のネイティブスピーカーの先生がいるなら、積極的に交流してみましょう。英語の魅力のみならず、異文化の発見の面白さにも気づき、苦手意識は興味へと、変貌していくでしょう。

関連記事:英語の聞き取りに悩む高校生へ!今からできるリスニング5つの勉強法〜模試の点数を高得点へ!

まとめ

英語で発言する女子高校生

人には得意なものとそうでないものがあるのは当たり前ですね。
しかし、人生で大事な大学受験がひかえている高校生の皆さんにとって、苦手だからやらないという選択は、今はすべきではないでしょう。この受験を乗り越えたのち、好きなもの・得意なものにどんどん力を注ぐことができ、その素晴らしい場を提供してくれるのが、「大学」です。

なので、この素敵な場を得るために、この3年間は、「やるべきことをやる!」事を、強く勧めたいと思います。
苦手意識は、〈苦を楽に転換すること〉と〈出来たという体験を増やしていくこと〉により、減っていき、並行して得意なものはもっと得意にしていきます。

早速、今回の苦手意識克服への近道をためしてみてくださいね!