英文法の勉強方法がわからない高校生必見!10分でわかる英文法パーフェクトガイド

【こんな生徒さんは必見】

  • 文法が楽しくなく、勉強が進まない
  • 中学までは文法もわかったのに、高校に入り難しくなりついていけない
  • 高校英文法を、総復習したい
  • 英文法は、解説がややこしくて硬い表現が多くて、理解しにくくて困っている
  • 英文法の勉強はしているのに、成果がいまいちだ
  • 英語の成績か伸び悩んでいるので、飛躍的に上達したい
  • 沢山の英文法があって、名前も混同してしまい違いが身につかない

英文法=英語のルール

「理系の人にとって、英文法は救いの手になる?!」

中学、高校と、英語の勉強と言えば、これですよね、「英文法」!
なぜ、大々的に英文法が英語の授業において、占めているのか?
これには当然その理由があるからです。

一言で言うと、「英語習得にあたり最重要だから」です。

その理由は、これからしっかり第一章で教えますね。
なので、誰もが身に付けて欲しい英語の分野です。
当然、高校生になると今までよりも格段と難解になり、こんなに覚えなくてはならないのか!と、愕然としてしまうかもしれません。
しかし、その内容は、限られていて、しかも皆んなが覚えられるよう様々な工夫の下、いいテキストや問題集が沢山あります。

また、文法というのは、ずばり「ルール」になります。そしてその内容は、単に覚えるだけの力に頼る事の多い単語などの分野とは異なり、”論理的な解説の下、理解しながら身に付けていける”ものなのです!この事は、数学などの論理的教科が得意で暗記と感覚に頼る英語が苦手な人にとっては、唯一の救いの手となるはず。
下記に、英文法についてよく生徒から受ける質問について、私の答えを載せましたので、参考にしてくださいね。

関連記事:プロ家庭教師が教える英語基礎!英語の文法力を固めて周りと差をつける!

英文法Q&A

英語のギモンがあふれている女子高校生

Q.単語と文法は、どちらを先に勉強したほうがいいですか?

A.単語と文法に限らず、英語構文や英文解釈、長文読解、必要があれば英会話も、全てを並行させてください。
それが最も近道と言えます。どのみち全てやらなくてはなりません。
単語と文法は基礎力作り、読解は実践です。基礎は大切ですが、いざ読解の勉強をしよう、と思う時には入試までの期間が短くなっている為、はじめから、開始して、少しずつレベルを上げていけば、入試までには志望校に対応できるレベルのものに取り組めます。

Q.文法は、全て学ぶ必要がありますか?大学入試で、全て必要ですか?

A.YES.
理由は、「全ての文法が、不可欠だから」です!
そもそも、中学生で習う英文法は、簡単なとこどりで、難しくはなく、
高校生で習う文法こそが、本当の英文法と言えるでしょう。
言い方を変えると、中学英文法=最低限覚えておきなさい英文法、高校英文法=全ての英文法、ということです。この、後者が、入試対策において必要です。

Q.特に優先すべき英文法はありますか?

A.全ての英文法が必須という前提ですが、ひとつだけ最重要項目があります。
なんだと思いますか?
→「文型」です。

理由は、「英文の構造」を知っていなくてはならないからです。
英文はたった5パターンの決まった型で構成されます。
この5パターンこそ、英文法の王様で、英文の全てを支配します。
文型がわからないと、いくらその他の文法項目を身に付けようとしても、不完全なもののままになってしまいます。
実際、英文を読む際に、英語がきちんとわかる人は、すべての英文において”文型の確認”を無意識に行います。無意識に出来るようになるまでは、意識的にスラッシュを入れながら、都度確認します。

では、早速、『高校生のための英文法の勉強方法』を解説していきましょう!

英単語の勉強方法はこちら
長文読解の勉強方法はこちら

1 英文法の重要性

『英文法を知らなければ英語は何もわからない』

長文読解力・語彙力・文法力

英文法=英語のルール

ルールというのは、英文の読み方・作り方であり、これを知らなければ、または、不足していたら、どんなに単語を身に付けたとしても、どう読んでいいか?どう書いていいか?わからなく、手が出ません。
例えば、スポーツで競技に必要な道具を持っています(=語彙力)、では、それだけできちんとした試合はできますか?正しいルールに乗っ取り競技も行われますので、ルールの知識は不可欠ですね。このルールの知識が、英文法にあたります。

そもそも、英語と日本語の文の順番も作り方も異なるので、日本語のままの頭では英文は作れません。正確な理解可能な英文を読み書きするため、この順番(文型)をはじめとする文法の知識を使います。
また、大学合格を望むのであれば、英文法は全部必須です。

関連記事:中学英語は文法を3つに分ける考え方で苦手意識を無くそう!

英文法は偉大

英語の文法をマスターした高校生

このルールがしっかり説明されたさまざまな文法書があることにより、どんな英文でも解釈可能なだけでなく、スピーディーにも読めるようになるし、単語などがわからない文に出会ってもかなりの確率で予想ができるのです。
こんなに便利な英文法を、おざなりにするメリットなど、何一つないのです。
逆を言えば、英文法さえ、しっかり勉強すれば、どんな問題も読解も、怖いもの無し、という事なのです。
また、英文法の偉大な理由として、最初にも書きましたが、論理で解釈をしていく傾向のある理系の人にとって、論理展開の英文法は、救世主になり得ると言う特徴もあります。
文法力をつければ、つまり、誰でも、英語ができるようになると言う事です。

英文法は裏切らない

英文法は、限られた数しか存在しません。単語や熟語のように、いくら学んでもまだ知らないものに出会う、という事はありません。つまり、何をどこまでやればいいか決まっていて、やればやる程、自分に還ってくる、大変にありがたい分野なのです!
必ずあなたに頑張った分、報いてくれます。

関連記事:英語が苦手な高校生のための!弱点克服の現在進行形

2 英文法勉強方法

「理解&記憶」→「演習」

演習(アウトプット)を繰り返し行う高校生

「文法項目は、全部で20種類程度あります。分け方はテキストにより多少異なりますが、大きい分類としてはこのくらいになります。テキストの項目をまず確認しましょう。そして、これからあなたがどんな英文法を学ぶのかを、知りましょう。」

英文法勉強方法

  1. 文法項目の名前はきちんと覚えること!
  2. 解説と例文で、しっかり理解!
  3. 演習問題で実際どんなものかを体感&体と頭に染み込ませていく!
  4. 「繰り返す」事を前提に、必ず曖昧な箇所・間違った箇所に、チェックを入れる!
  5. チェックを入れた問題のみを、復習!

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重要ポイント

自宅で勉強する高校生

①文法に限りませんが、単語や長文読解でもお話ししているように、語学学習=反復つまり、繰り返す事です!
その結果得られるものが、「定着」です。

②入試対策において
→過去問対策をし、出る問題形式と傾向を知ること、そしてその形式の問題がたくさん入っているテキストを手に入れてください。
問題慣れが、合格を勝ち取るコツです。
例えば、英作文が出る大学なら、英作文の問題集をしっかりこなす事。

〈傾向を知る重要性〉
「読める・聞ける・書ける・話せる」(4技能)は、リンクはしていますが、別の技能になりますので、それぞれを鍛える必要があるのです。他国では、特に英語学習に力を入れているところでは、この4技能に分けて学ぶ国がほとんどです。

③スラッシュリーディングを身につける
”スラッシュ(/)を、意味の塊ごとに入れて、読みやすくする読み方”
特に、長い文においては、可能な人・場合は、頭の中で行います。
頭の中では難しい場合、実際に文に入れていき、視覚化により、文構造を明確にして、読めるようにします。

※これができるには、英文法の知識が不可欠なのです。

関連記事:【英語に悩む高校生必見】暗記不要&イメージですぐに覚える必須英熟語

3 英文法習得のコツ

英語の熟語などの表現

〜英文法の勉強に有益なコツも、教えます!

①感覚的なアプローチも忘れずに

→声に出して覚える。
→単語の勉強の場合は単語一つ一つ発音していいのですが、英文法においては、文として使うため、例文や答えの文などを、一文全部を一気に読む事。

②英文法その他の勉強法において、すべての英文において「文型の確認」を行う事。

→「英文解釈の読み取り」が、英文法の最大の目的である。

③英文法その他の勉強において、わからないものは、放置しない。

→単語〜読解まで、とにかく「?」をそのままにしない事。

④解釈や読解問題において、「文法の復習」を兼ねる事。

→文法の問題ではなくても、常に英文法の知識の勉強を兼ねていると思い、実際に学んだ各文法が「どのように使われているか」を知る事。これが、最強の復習になる。

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まとめ

今回は、英語の習得に欠かせない「英文法」の勉強方法を、余すところなくお伝えしましたが、今までのやり方にどんどん取り入れて、最終的には、自分だけの理想の勉強法に出会える事を期待します!

わたしと英文法の歴史は長くなります。
特に当時は文法中心の時代でしたので、かなり鍛えられたと思います。
英文法習得で、私自身が行っていた方法やコツをほぼそのまま紹介させていただきました。
「好きこそものの上手なれ」
私は英語を好きでしたので、”いかにうまく勉強するか?”を、常に工夫しようという気持ちが自然と強く、塾にも行っていなかったのでオリジナルメソッドを編み出していたのですね。
また、その後、英語の仕事につき、英語との関係は長くなりますが、もし、あの時に英文法を完璧にしておけていなかったら…..?!と考えるだけで、ゾッとします。

それ程に、私の仕事においてもプライベートにおいても、身に付けた英文法力は、助けになってくれています。
今、高校生のみなさんへ、英文法の勉強は必ず身になり役に立つ事を、お約束したいと思います。