【こんな生徒さんは必見】
- 英語のリスニングが苦手だ
- 英語の聞き取りができなくて困っている
- リスニングの効果的な勉強法を知りたい
- せっかくリーディングで得点を取れても、毎回リスニングが足を引っ張る
- 学校でも塾でもリスニング指導がほとんど無く、やり方が全くわからない
- 入試でも、リスニングは必須な為、そろそろ本格的に勉強を開始したい
英語の高得点にはリスニング力が不可欠!
これまでと異なり、2021年よりセンター試験から共通テストに変わった事が大きく影響し、高校での定期テスト、模試、入試でも、リスニングの配点が以前よりはるかに高くなっています。
共通テストでも、筆記試験とリスニング試験の配点は同じになりました。
それにより、これまで通りの勉強法のままだと、リスニングで得点を取れず、せっかく勉強をしていても、望ましい成績を達成できなくなっています。
このような時代の変化により、リスニングが苦手な人が多いのは当然です。
そんな多くの高校生が、リスニングについて壁にぶつかったままの現状を受け、今回、適切かつ効果的なリスニング対策を
「具体的なリスニング勉強法5選」&「効果的なリスニングのコツ10」
として、わかりやすく教えていきたいと思います!
実は適切な勉強法を知って実践すれば、誰でも確実にリスニング力をあげられます!
現に、学力に関わらず海外にいたことのある経験を持っている人は、聞き取り能力は格段に高くなっています。
つまり、その経験を学習に取り入れればいいということになりますね。
やり慣れていない分、難しく思えてしまうかもしれませんが、何もしなくてはリスニングは当然伸びません。
リーディングも結局のところ、コツコツ積み重ねてきた成果が、少しずつ目に見えて出る訳です。
リスニングも同じです。なので、最初はやりにくさも感じますが、頑張って少しずつ学習の一部に取り入れてみていってください。
確実に、あなたのリスニング力を高め、目に見える形としても、リーディングと並ぶ点数に向上していきます。
関連記事:今すぐアクション!リスニング問題対策法 – 脱 聞きとれないのススメ-
1. 英語のリスニング対策について
まず英語のリスニング対策についてしておいてほしいことがあります。それは…
「リスニングは、ものまね」
そもそも英語と日本語の音は全く違うものなのです。
私たちは、自分の発音できる音しか認識できません。
これからお伝えするリスニング対策において、まず、発音について、この5つを意識するようにしてください。
《意識するポイント》
- 単語ごとの正しい発音
- アクセント
- リエゾン(文中での音声変化)
- 強弱
- イントネーション(抑揚)
《リスニング勉強において必要なもの》
ズバリ「集中力」に尽きます。
実際リスニング対策には、集中力が不可欠。
それを鍛えるには、適切な方法でリスニングの勉強を習慣とすることなのです。
関連記事:【英語力のカギはリスニング】聞き取る力を上げて点数を伸ばす!
2. リスニングの勉強法 5選!
- ディクテーション
- 英文の音読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- リピーティング
※基本的に、ものまねと同じです!
[やり方]
それぞれの方法において、全文を一気に進めず、まずは、できる範囲で進めましょう。
ワンフレーズや1~3文ごとに、区切って、止めてスクリプト(*英文の原稿)を確認しながら、進めてください。
1. ディクテーション(聞き取った英語を書き取る方法)
非常に効果的、もっともポピュラーな方法。
「スクリプトは見ないで、聞きながら書き取っていく」
効果
- 聞き取れなかった部分に気づける
- 文法・語彙も向上し、筆記試験対策にもつながる
- ライティング対策にも直結する
※綴りが不明な部分はカタカナで書いても大丈夫です。
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2. 英文の音読
実は、リーディングという行為は、リスニングにおいても重要な勉強法です。
「スクリプトを音読する」
効果
- 声に出すことつまりアウトプットにより、五感、特に耳と口を使う事から、感覚としても着実に身につく
- 読む事で、意識的に文構造やフレーズまで理解でき、筆記試験対策にもつながる、文法・語彙も向上
- 英語の語順のまま理解できるようになる
- リーディング力向上にもなる
※音がわからない時は、先に音声を聞いておきましょう。
3.オーバーラッピング(スクリプトを見ながら音声と同時に言う方法)
”overlap”とは、「重なり合う」と言う意味です。最もポピュラーなリスニング勉強法のひとつ。
「スクリプトを見ながら、音声と同時に言う」
効果
- 同時に行うことで自分のズレなどにすぐ気づける
- 正しい発音がすぐ身につく
- 英語特有のイントネーション(抑揚)やリズムに慣れる
- ネイティブの発音スピードに慣れる
4.シャドーイング(聞こえた英語を言ってみる)
”shadow” (影)のように追いかける方法。
「スクリプトは見ずに、0.5秒程度遅れて追いかけるように真似をして発音していく」
効果
- シャドーイングは、日本人の苦手な、「音声と意味を結びつける」効果もある
- 意識して集中して聴くようになる
- スピーキング力もつく
※最初は難しいので少しずつレベルを上げていく
(最初は、ワンフレーズや一文ずつで、徐々に長くしていこう)
関連記事:【英語に悩む高校生必見】暗記不要&イメージですぐに覚える必須英熟語
5.リピーティング(音声を聞いた後に復唱)
リピーティングは、学校の授業でも、先生の後に続いてみんなで発音したりしますね。それと同じやり方の勉強法。
「スクリプトはなるべく見ないで、音声を聞いた後にリピートしていく」
効果
- リピーティングは、自分が聞いた音声を再現できるかを確認できる
※スクリプトは見ない方が効果的だが、最初は、聞いた後に見ながら復唱してもいいです。ワンフレーズずつ進め、慣れてきたら、止めるタイミングをのばしていきます。
《この7ステップの順で進め、上記の5つの勉強法を、4~6の過程で取り入れる》
- 自力で聞いて解く
- スクリプトを見ながら聞く
- 聞き取れなかった箇所を、確認&マーク
- スクリプトを音読
- 音声とスクリプトと一緒に発音
- スクリプト無しで音声を聞く→スクリプト無しで言えるように繰り返す
- 他の勉強同様、一つの教材を復習する
関連記事:【英語が苦手な高校生必見!たった15分でまるわかり!なるほど現在完了形】
3. リスニング勉強のコツ10
2のリスニングの勉強法を、取り入れるに当たって、さらに重要かつ効果を飛躍的に上げるための10のコツがあります!
それぞれを、意識して、実行してみましょう。
1.沢山聞く+集中して聞く
→繰り返し聞いていると、頭に残るようになり、次に聞いた時、”聞いたことがあるフレーズだ!”と認識できるようになります。
2.目的・今のレベルに合わせたリスニング教材を使用する
→問題に対応する練習を行いましょう。
また、イラストや図表などに慣れる、問題パターンを知ることも大切です。
3.英語の音に慣れる・実際の音を聞いて知る
→リエゾン(単語がつながる事による音声の変化)により音が聞こえなくなったり、聞こえるようになったりするものがあります。
→英語特有のリアルな発音を学ぶ(イントネーションなど含めて)
ex. water[ウォーラー], like it[ライキット], keep up[キーパップ]など
ex. th, vなどの音
→単語を覚える時に、本物の発音を聞いて覚えましょう。
→発音記号を確認しながら覚えましょう。
4.英語の順番で読みそのまま大体の意味・イメージを素早く理解・描けるようにしていく
「左から右へ→→→→→」
→逐一、日本語に訳して解釈しないこと。二度手間になってしまいます。どんどん音声は流れていくので、それをしている時間はありません。聞くべき情報を聞き逃してしまいます。
→日本語に直す前に、英語のまま目の前にその場面が浮かべるようにしましょう。
5.興味の持てる洋楽や動画を聴く習慣を取り入れてみる
→特に好きなジャンルのものや、好きな日本のアニメなどの英語版などがあると、なおさら効果的です。内容を日本語で知っていたりするものを、英語で聞き直す事は、内容が想像しやすく、取り掛かりやすくなります。
→試験対策としてというより、生活の一部に苦なく取り込む事で、勉強もしやすくなりますし、当然、耳慣れや聴き慣れが生まれ、コツやクセなど、プラスな影響を得られます。
関連記事:勉強中に音楽を聴くのはアリ?やる気と集中力アップに効果的な音楽と、選ぶときの注意点
6.ボキャブラリー・文法知識不足は致命的
→語彙・熟語・文法の勉強は、当然リスニングにおいても同様に必要なので、並行して進めていくようにしてください。
→その際にも、発音の確認、自分で言う、例文などのフレーズ・文章を音読しましょう。
7.時間内に聞いて解く練習を繰り返す
→試験対策として、スピードも求められるため、常に速度を意識しましょう。
8.聴きながら素早くメモを取る(重要な部分だけを)
→リスニング問題の際、可能なら先に問題に目を通してその答えになるような箇所をメモしましょう。
→問題は基本的には話の流れに沿っているので、問題ごとに答えになりそうな箇所をメモし、解答して、次に進むようにしてください。
9.自分でも言ってみないと身に付かない
→1でも、お伝えした様に、私たちは、自分の発音できる音しか認識できません。
自分の耳や口を使って、インプット・アウトプットの反復で、感覚が鍛えられ、難しさが減っていくのです。
10. リスニング問題に慣れる
→リーディングと比べると圧倒的に、”慣れ”つまり経験が足りていませんので、試験ギリギリで取り組むより、早めに、この差を埋める為、実際にリスニング問題の学習時間を、計画的に持つ様にしてください。
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まとめ
リスニングにおいては、学校や塾などでほとんど指導される機会がないため、基本的にみんな苦手のままですよね。
言い換えれば、勉強した人勝ちという事でもあるのです。
私自身がそうなのですが、
そもそも、英語が好きな人は、自ずと音にも関心があり、言われなくても上記のような習慣を取り入れている傾向があり、さらに、試験で得点を取れるよう、勉強もしています。
また、音楽に興味があったり、得意な人は、英語のリスニングにおいても、伸びるポテンシャルが高いですね。
「自分の耳で聞いて、自分の口で言う」、という行為は、リスニングに限らず、英語習得にあたり、最重要勉強法なのです。
ただ聞いてただ見ていては、頭に刻み込まれません。
私は、高校生英語の本格的な勉強を始めてから、今日説明したことを実際実践していました。そのおかげで、リスニングのみならず、リーディングも飛躍的に向上し、入試での英語面接でも、とてもいいパフォーマンスができました。
5つの勉強法、10のコツの、一つずつでも、是非取り入れて、リスニングに自分の体を慣れさせていきましょう!