【こんな生徒さんは必見】
- 高校に入り、部活などが忙しく、英文法に遅れをとってしまっている!
- 高校生になったら、得意だったはずの英語が難しく感じ、思うような点数を取れなくなった!
- 現在進行形について、今更周りに聞けず、自力で学び直したい!
- 進行形の使い方が、いまいちわからなくて、分かりやすい解説と例文で確認したい!
- 現在進行形の「〜しているところだ」以外の用法や、進行形にできない動詞についてが難しくて、わかりやすく教えてほしい!
『現在進行形』は、至ってシンプルなので、もし、上記のように悩んでいたりする人は、今回心の底からスッキリできる事でしょう!また、現在進行形をしっかり把握する事で、残りの時制の進行形も、スムーズに理解できますよ。
時制の勉強は、なんといっても”現在時制”のものを、最初におさえることが、重要ポイントになります。
そもそも、「進行形」という時制は、1番簡単なbe動詞の文なので、形自体が、わかりやすく、扱いやすいものです。
否定文・疑問文の作り方も、同じルールが適用されます。
逆に、ちょっと気をつけるポイントが、下記3点あります。
- 動詞のing形を覚えている事が必要(→動詞の活用表を覚えよう!)
- 基本の「〜しているところだ」以外の意味もある事
- 進行形にできない動詞がある事
では、基本用法とこれらの応用用法・注意点について、わかりやすく解説していきますね!
関連記事:【時制: まずは現在形を覚えよう!】
1. 現在進行形とは?
《is/am/are + 動詞のing形》
現在進行中の動作を表す(現在という時点において、その動作が進行中である)
「〜しているところだ」
※進行形の形は、〈be動詞 + 動詞のing形〉ですね。
現在進行形は、このbe動詞の部分を、”現在形”にすればいいのです。
(例文)
Oh no! It is raining outside.
「ああ、外は雨が降っている。」
[否定文・疑問文の作り方]
進行形は、be動詞の文なので、否定文・疑問文の作り方も、be動詞と同じルールになります。
否定文:
疑問文: be動詞を、文頭に出す。
(例文)
My mother is doing the laundry now.「母は、今、洗濯をしている。」
→My mother is not doing the laundry now.
→Is my mother doing the laundry now? -Yes, she is. / No, she isn’t.
[注意]
”be動詞を入れ忘れないで!”
よく見られる注意点として、進行形=〜ing形、というイメージが先行し、その前にbe動詞を入れることを忘れてしまうケースが非常に多いです!
進行形は、時制の一つなので、〈be動詞 + doing〉のセットで使う事を忘れないように!
関連記事:面白いほどわかる!中学英語で押さえるべき6つの時制を総まとめ!
2. 現在進行形3用法
①現在進行中の動作(基本用法)
②現在の反復的動作
③確定的未来
① 現在進行中の動作(基本用法)
「〜しているところだ」「〜しつつある」
(例文)
Hurry! Everyone is waiting!
「急いで!みんな待っているよ!」
Look! The leaves are turning red and yellow!
「見て!葉が紅葉しつつあるよ!」
※現在進行形の基本用法は、これになりますが、場合により、もう二つ少しニュアンスの違う用法もありますので、下記の二つを含めた、この3用法をまとめて学習すること。
②現在の反復的動作
「(いつも、しょっちゅう)〜ばかりしている」(癖の行為を表す)
(例文)
He is always complaining about others.
「彼はいつも他の人について不平不満ばかり言っている。」
※always, constantly(しょっちゅう), などの副詞を伴う事が多い。
③確定的未来
すでに確定している予定について使います
(例文)
There’s a party this weekend. -Who’s coming?
「今週末パーティーがあるよ。」 -「誰が来るの?」
関連記事:【時制: 未来形を完全攻略!】
3. 注意点
”進行形にできない動詞がある!”
動詞には、「動作動詞」と「状態動詞」があり、後者はもともと「〜している」という継続性があるため、この意味の場合には、基本的に進行形にはできません。
「状態動詞」は、進行形にしない!
〜状態動詞一覧〜
①be動詞は、状態動詞の最も基本の動詞です。
・You are a kind and friendly person.
❌ You are being a kind and friendly person.(*あなたは優しく友好的な人というのは、性格であって、一時的な事ではないので、進行形はおかしい)
②思考・心理状態
(think, want, hope, believe, know, like, love, dislike, hate, remember, understand, etc.)
・I like tea better than coffee.
❌ I’m liking tea better than coffee. (*好き嫌いは、その時だけのものではないので、進行形はおかしい)
③知覚動詞(see, hear, smell, taste, etc.)
・Do you see that tall building?
❌ Are you seeing that tall building? (*知覚動詞は、無意識に感じとれる場合に使う為、一時的な動作の継続を表す進行形は、おかしい)
④所有・所属系(have, own, belong to,etc.)
・I have one sister and one brother.
❌ I’m having one sister and one brother. (*これだと、一時的に兄弟がいるという意味になってしまうので、おかしい)
〔例外〕
上記の状態動詞の中には、「動作動詞」の意味も持っているものがあります。
この意味で使われる場合は、状態動詞ではないため、進行形にできます!
(例文)
〈think〉「一時的に考えている」
⭕️ I’m thinking of you.「いま、あなたのことを考えています。」
〈have〉「(飲食)をする」「(シャワーやお風呂)に入る」「(休憩)をとる」
⭕️ I’m having lunch now.「いま、ランチをしているところだ。」
〈smell〉「〜の匂いをかぐ」
⭕️ The girl is smelling the flower.「その少女は、花の匂いかいでいます。」
関連記事:【英語が苦手な高校生必見!たった15分でまるわかり!なるほど現在完了形】
まとめ
『現在進行形』を習得する際のポイントと注意点を、私自身の長年の経験に基づいて、わかりやすくまとめましたが、いかがでしたか?
高校時代、進行形について、基本の使い方や形については、すんなり把握したのですが、受験勉強を進めるうちに、難易度も上がっていくと、簡単だと思っていたはずの現在進行形に、このような、進行形以外の意味や、注意点とその例外があるという部分で、他と混同しない様に、意識をして、細かく確認をしたことを今でも覚えています。
特に、例文とともに確認する事で、英語と文法を感覚として、身につける事ができました。
この時に、意識をしてしっかり覚えた事で、今この様に高校生の皆さんに、力になれる解説記事を書けています。
今、当時の自分の様に懸命に日々の英語学習に向かっている高校生たちに常に寄り添っている先生は私含めてたくさんいますので、自分のレベルや現状に関わらず、目標に向かって工夫しながら取り組んでいると、かけがえのない力として受験時はもちろんの事、それ以降も発揮するチャンスを掴める様になるので、ぜひ継続していきましょう!
Practice makes perfect!