ご挨拶
こんにちは、Takkiです。家庭教師で担当している生徒さんとも、冬休みのお話をすることが増えてきました。いよいよ冬本番ですね!先週香港から日本に帰った際に、こんなにも寒くなったのか!と驚きました。
香港のクリスマスイベントは半袖で過ごせました!
さて、お子様の冬休みの計画は本当に大丈夫でしょうか?「うちの子はしっかり計画を立てているみたいだから大丈夫!」、「何やかんやで机に向かって勉強しているし、問題なさそう!」と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、その計画自体が破綻していたらどうなってしまうでしょうか?机に向かって勉強している内容は、本当に意味があるものでしょうか。子供の「大丈夫!」を信じ、自主性を重んじることはもちろん大切です。しかし、冬休みを無駄に過ごしてしまうことの代償はあまりにも大きすぎます。一年生の冬休みなら、まだ「失敗することで勉強になった」と言えますが、二年生・三年生の冬休みを無駄にしてしまうのは大ダメージです。そのため、多少の介入は必要です。
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冬休みの大失敗あるある
まず、お子様がどのような失敗をしがちなのかを説明します。それは、復習のやり方を間違えていることです。よくある間違い方としては、①毎回テキストの1ページ目から復習すること、②教科書を読んで満足していること、③机に座るだけで勉強した気になってしまっていることです。
①毎回テキストの1ページ目から復習すること
よし、復習するぞ!と意気込んで全ての教科を最初のページから復習する…なんてことはよくあるのではないでしょうか。特に社会などの暗記科目ではあるあるですね。でも、夏休みもゴールデンウィークも、同じことをやっていませんか?そして結局最後まで終わらなかった…を繰り返していませんか?その場合、最初のページあたりはおそらくもう自信がついていると思いますが、最後のページはいつまで経っても復習できません。最初のページからという思い切り過ぎた目標ではなく、今自分に足りていない分野に焦点を当てて復習計画を立てましょう。
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②教科書を読んで満足していること
次に、勉強をする上で教科書を読み、マーカーを引いて終わってしまうタイプもあります。それは単なる読書であり勉強ではありません。その読んだ内容はしっかりと整理して暗記できましたか?読んだ内容に関連する問題は解けますか?問題を解けないと一点も取れません。問題演習までが学習のセットです。教科書だけでは勉強ができません。
①と②はお子様なりに努力をしている例です。決して責めてはいけません。彼らは勉強を頑張ろうとやる気になっています。これは素晴らしいことです。しかし進む方向を間違ってしまったのです。ですから、まずは頑張ろうとしていることを褒め、作戦を転換するための介入をすることが必要です。しかし、③については異なる介入が必要です。
③机に座るだけで勉強した気になってしまっていること
お子様は机に向かって何をしているのでしょうか。机でスマホを触っているということはありませんか。何となく机に向かっていると、本人にとっても不思議と勉強した気がするものです。五分勉強+十分スマホだとしても、なぜか十五分勉強をしたような気になってしまいます。恐ろしい錯覚です。この状況を今すぐ変えなければいけません。机は勉強、スマホは机以外の場所としっかり分け、目的意識を持って勉強に取り組む必要があります。
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どうやって介入する?
では、お子様の冬休みの過ごし方に保護者はどう介入できるのでしょうか。ノルマを達成したらお小遣いをあげるのはパッと思いつく方法ですね。しかし、あまり望ましいとは言えません。子供はいつのまにかお小遣いをもらうために勉強を行うようになり、その結果、勉強の中身には目が向かなくなっていきます。また、ノルマを達成できなかったら罰を与える、保護者が計画を立てて従わせるという方法は望ましくありません。なぜなら、子供に「やらされ感」が残り、やる気を失ってしまうからです。
ですから、保護者の方には子供と対話することを通し、子供の「勉強の計画を立てる言葉」を引き出していただきたいのです。そこでは「何のために」、「どうやって」、「いつ」、「どこで」、「何を」、勉強する!という言葉を引き出すことが重要です。特に「何を」は重要です。しかし、この部分についてはお子様の現在の得意不得意や、教科の専門的な知識が必要な部分でもあるため、家庭教師に是非ご相談ください。家庭教師もお子様と一緒に計画を立てて冬休みをサポートします!ご家庭と家庭教師の連携でお子様をサポートしていきましょう!