「現在完了形」がよくわからないまま来てしまった人のために、たった15分で勉強が完了してしまうように、例文や図も含めてわかりやすく解説します!
特に、高校生になると、受験もふまえての内容になり、今までよりもボリュームとレベル共に、上がります。
学校での英語のテストから、入試で合格をつかむためにも、「完了形」という文法は、必須です。
「一気に遅れを取り戻したい!」「よくわからないので、短時間で簡単に知りたい!」「入試対策として見直したい!」
そんな人に、是非、読んでもらいたい”よくわかる現在完了形”です!
順序に沿って、進んでいきましょう。
1. 現在完了形とは?
まず、「完了形」の形を確認します。
”完了形《 have + done (動詞の過去分詞)》”
基本時制〈現在・過去・未来〉にそれぞれ、完了形があります!
①現在完了形
②過去完了形
③未来完了形
→ポイントは、まず先に、《現在完了形》を理解してしまう事!
そうすると、残りの②③の勉強は簡単になります。
〜現在完了形の形とイメージの図〜
過去に始まりその事が現在まで影響を与えている時制
〈過去形や現在形との違い〉
※過去形は、過去の事だけしか表さない。
※現在形は、現在の事しか表さない。
〈ポイント〉
完了形を表すには、〔動詞の過去分詞形〕を用います。
なので、ポイントとなるのは、動詞の活用の三つ目の過去分詞の形を、覚えている事。
なので、今回の解説で、理解した後は、動詞の活用表を見直してみましょう!
2. 現在完了形の用法は、3つ!& 一緒に使われる表現まとめ
①完了・結果
「もう〜してしまった(ので、今はもう・・・だ)」
⚫︎過去に始まって、今完了したばかりの事を言う
(例文)
I have finished my homework.
「宿題が終わった!」
(宿題を開始した時(過去)から時間を経て今終えたばかり)
〈一緒に使われる表現〉
just, already, yet
(例文)
I’ve just arrived home.
「ちょうど帰宅したところです。」
※justは、haveとdoneの間に置く!
※justは、完了の意味を強調する!
It has already arrived at the office.
「それは既に会社に着いています。」
※alreadyは、haveとdoneの間に置く、又は文末に置く!
I haven’t eaten lunch yet.
「私はまだランチを食べていません。」
(ランチを食べる事をまだ完了していないので、お腹がまだ空いている)
Have you eaten lunch yet?
「もうランチは食べましたか?」
※yetは、文末に置く!
※yetは、否定文・疑問文でのみ使う!
not〜yet「まだ〜ない」(否定文)
〜yet?「もう〜?」(疑問文)
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②経験
「今までに〜した事がある」
⚫︎過去から今までの経験を言う
(例文)
I have been to Okiniwa.
「私は沖縄に行った事がある。」
※have been to〜「〜に行った事がある」→決まり文句として覚えよう!
〈一緒に使われる表現〉
回数表現: once, twice, 〜times, many times, How many times〜?often, How often〜?
ever, never, before
(例文)
I have been to Europe three times.
「私は、ヨーロッパに3回行った事がある」
※回数表現は、文末に置く!
My mother has met my teacher before.
「母は、先生に以前会った事がある。」
※beforeも、文末に置く!
How many times have you seen this film?
「この映画を何回見たことがありますか?」
経験を聞くever, 経験がないnever
Have you ever been to Europe?
「あなたは今までヨーロッパに行った事がありますか?」
I have never been there.
「私はそこに一度も行った事がありません。」
※everとneverは、haveとdoneの間に置く!
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③継続
「ずっと〜し続けている」
⚫︎過去に始まって、今でも続けている事を言う。
(例文)
I have lived in this town for 10 years.
「私はこの町に10年住んでいる。」
(10年前の過去から今までずっと住んでいる)
〈一緒に使われる表現〉
since, for, How long〜?
(例文)
We have known each other since five years ago.
「私達は5年前からの知り合いだ。」(〜以来)
We have known each other for many years.
「私達は知り合ってもう何年(間)にもなる。」
How long has your brother been married?
「あなたのお兄さんは、結婚してどのくらいになるのですか?」
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3. have been to〜とhave gone to〜
〈have been to〜とhave gone to〜の違いを覚えよう!〉
同じ現在完了形になりますが、それぞれ用法・意味が異なり、知らないと判断のつかない知識なので、しっかりおさえておこう。
(例文で比較してみよう)
He has been to the post office.
「彼は、郵便局に行ってきたところだ。」(完了)
She has been to Ueno zoo.
「彼女は、上野動物園に行った事がある。」(経験)
They have gone to their hometown.
「彼らはー故郷に行ってしまった(ので、もうここにはいない)」(結果)
4.(注意)完了形とは使えない表現がある!
〈過去形と混同しないように気をつけよう〉
「完了形とは、時から時の間の出来事を表す時に使います。(線)
なので、時の一点を表す表現とは一緒に使えません。(点)」
〜完了形と使えない表現リスト〜
yesterday
last night, last week, last month,などのlast〜表現
〜ago
then
just now
(→これらは、過去形で用いる。)
When〜?
(→基本時制(現在・過去・未来)で用いる。)
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まとめ
以上が、現在完了形というものになります。
これで、もう、現在完了という文法については安心ですね!
完了形は、特に、感覚的に学ぶ必要もありますので、例文を沢山見比べて、頭でだけでなく、雰囲気も掴む事が、身につくコツになります。一度、なるほどと理解してしまえば、そんなに難しくなく、更に、その他の完了形が非常にスムーズに理解し使いこなせます。自信を持って次へ進みましょう。