ご挨拶
こんにちは、Takkiです。受験や定期テストが近づくこの頃になると、生徒さんからもたくさん不安の声をお聞きします。私が担当している生徒さんたちは、「先生、ここの単元が不安です!」と自分から伝えてくれる方が多く、自分でわからないところを見つける勉強ができているんだなぁと嬉しく思っています!
でも、生徒さんだけではなく、保護者の方もきっと不安が大きいのではないでしょうか。そのような保護者の方に向けて、テスト・受験が迫ってくる今、どうやって子どもと向き合うのが良いのかについて、私Takkiの経験をもとにお話ししたいと思います。
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Takkiの経験談
Takkiは中学2年生から個別指導塾に通って学習していました。しかし、一週間のうちのほとんどは家庭で過ごす環境でした。部活動が忙しく、あまりまとまった勉強の時間を取れない状況で、その点を不安に感じながら日々勉強をしていました。両親は8年ほど前の私の気持ちと、現在家庭教師を行う中で生徒さんやご家族から伺う気持ちを踏まえながら「しない方がいいこと」、「されて嬉しいこと」の2点に分けてお話しします。
①「しないほうがいいこと」
正直私の両親は、私の勉強に対して無関与でした。そのため、何か両親からされて嫌だったことは無いのですが、「もしされたらどんなことが嫌だっただろうか」・「家庭教師として担当する生徒さんはどんなことを嫌がっているのか」についてお話しします。
まず、結論から言うと、「しないほうがいいこと」は、「干渉すること」です。これはよく言われる話ですよね。(「勉強しなさい!」と言っても聞かなくて反発する…というお話はよく耳にします。) しかし、勉強しない我が子を目の前にした保護者の方々からしてみれば、「勉強しろ!」、「せめて宿題はやれ!」、「教えてあげるよ!」と言いたくなりますよね。分かります。分かりますが、それを言うのは親の役割ではありません!なぜなら、子供は親に対して甘える気持ちがあるからです。「甘え」は「反発」に変わり、彼らは耳を閉ざしてしまいます。口を出す大人vs耳を閉ざす子供と言う状況になってしまっては、両親と子供双方にとって何もいいことはありません。そのため、両親は子供に対して「関与しない」ことがベストです。
両親の声かけは子供にとって反発に…
しかし、勉強をしない我が子を前に「関与しない」ことはできませんよね。何か手を打ちたい!と思う気持ち、分かります。私は子を持ったことはありませんが、家庭教師としてご家族とお話しする中でそのようなお声をたくさん伺いました。以下では、「干渉しない」中でも両親は何をできるのかについて、②「されて嬉しかったこと」の中でお話しします。
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②「されて嬉しいこと」
この点は特に私の経験からお話しします。「されて嬉しいこと」は、ズバリ「やる気の後押し・サポート」です。私の「頑張りたい!」と言う気持ちを応援してくれるような両親からの行動は、中学から高校までの6年間、本当に私の励みになりました。両親からのサポートなしでは、今の自分はいないと確信していますし、本当に感謝しています。
具体的にしてもらったのは以下のようなサポートです。
⑴送迎
塾や部活動の送迎をしてもらいました。特別ではない、日常の一コマかもしれませんが、ありがたいなぁと感じていました。さらに、塾からの帰りが22時を超えてしまう時は、最寄駅や家の前で母親が私の帰りを出迎えてくれました。寒い日も雨の日もやってくれたことは今でも忘れられません。
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⑵お弁当
塾に丸一日行く日や学校帰りに塾に行く日は、昼と夜のお弁当を作ってくれました。お弁当はもちろん冷えていますが暖かく感じた記憶は今でもしっかりと覚えています。受験当日のお弁当が豪華だったり、応援の手紙が入っていたり…。(私立高校入試の数学であまり思うように解けなかった後に食べたお弁当と、母親からの手紙は本当に力になりました。)こういったサポートを受けると、「頑張ろう!」と思えます。
Takkiが作ってもらったお弁当 素朴なお弁当が1番応援を実感します
⑶勉強のサポート
私の父親は理系教科や社会が得意だったので、中学生の時に限っては教えてもらうことがありました。さらに母親には覚えられない英単語の語呂合わせを一緒に考えてもらいました。かなり無茶な語呂合わせもありましたが、母親との微笑ましい会話とセットで覚えることに成功しました。加えて、社会の戦後史(特にオイルショックの後)は、両親が生きてきた時代の話ですので、その時代の歴史について会話することは楽しく勉強することにつながりました。しかし、これらはすべて私から依頼した時のみ、サポートを行なってもらいました。決して両親が私に干渉してきたと言うわけではありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。手を差し伸べるのではなく、子供から伸びてきた手を握り返すような支援ができると、子供にとって本当に頑張る力に変わるサポートができると思います!ここで問題になるのは、子供が自発的に勉強を頑張ろうとしない場合ですよね。(関連記事:「なぜ我が子は勉強をしなくなってしまうのか?」徹底解説 -大人ができるサポートは何だろう?-)
そのような場合はまず家庭教師にご相談ください。先ほども説明した通り、親からの「勉強しろ!」と言う声かけは反発につながります。これは親子ですから仕方のないことです。しかし家庭教師となると、両親より少し遠い存在ですから、耳を傾けてくれることも多々あります。(私自身、お母様から「先生が出した宿題だけはやるんです!もっと言ってやってください!」とお言葉をいただいたこともあります。)是非、ご家族の皆様と、家庭教師が連携してお子様をサポートしていきましょう!