個別指導塾・家庭教師を「使って」成績アップ! 〜個別指導の有効な使い方〜

ご挨拶

初めまして、九州家庭教師協会講師のTakkiです。東北大学教育学部で教育について学びながら家庭教師をさせて頂いております。得意科目は国語・数学・英語で、特に国語は中学・高校の教員免許を取得する予定です。いつも、生徒さんと楽しく会話させていただきながら、授業をさせていただいています!

冬の東北大学教育学部
冬の東北大学教育学部

さて、この記事を読んでいただいている皆様の中には、個別指導塾や家庭教師をすでに利用している方、塾選びや家庭教師選びで悩んでいる方、そして塾や家庭教師を利用するべきか迷っている方など様々な方がいらっしゃると思います。この記事では皆様に、「どうやったら個別指導塾・家庭教師を利用して成績をアップさせられるのか?」という内容について、私の中学・高校時代、そして講師の経験を元に説明させていただきます。

成績アップの秘密

家庭教師と共に勉強を行う女子中学生

まず、個別指導塾・家庭教師を利用して成績をアップさせる方法について結論を示します。それは、個別指導塾・家庭教師を「使う」ことです。この結論を見て、おそらく多くの方は、「わざわざそんなことを記事にするのか?」と思っていらっしゃると思います。

でも、ちょっと待ってください!!!本当に皆さんは個別指導塾・家庭教師を「使って」いますか?実は、個別指導塾・家庭教師に「頼り切っている・頼うとしている」のではないでしょうか。

もちろん、一切塾に頼るなと言っているのではありません。しかし、一回一回の授業の内容を講師が決め、講師が決めた通りの宿題「だけ」行うような個別指導塾・家庭教師の時間では、成績アップのチャンスはとても限定的になってしまいます。もちろん、効果がないわけではありません。しかし、個別指導塾・家庭教師を「使う」ことにより、効果は格段にアップします!

個別指導塾・家庭教師をどうやって「使う」か考える女子中学生

ここからは、私の経験に触れながら、個別指導塾・家庭教師を「使う」とはどういうことかについてお話しします。簡潔にまとめると、「授業の舵を生徒が握る」ということです。私は中学2年生から高校3年生まで、地元の個別指導塾に通っていました。中学も高校も部活に励んでおり、学習時間が限られていた私は、学習の効率を最大限に高める必要がありました。
初めの頃は、塾に頼りながら何となく学習していました。しかし、次第に「どうせ塾にお金を払っているなら最大限指導時間を活用したい!」と考えるようになり、以下のような個別指導塾を「使った」学習方法を編み出しました。この学習リズムは学習効率が大変高く、中学では週7かつ3年生の11月まで部活を継続し、高校では行事を全力で楽しみ、部活も週5かつ高校2年生の末まで継続しても、志望校に合格することができました!

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個別指導塾を「使った」学習方法

個別指導塾を「使った」学習方法

簡単に図に表すとこのようになります。以下では詳細を説明します。

①インプット

学校の授業を受ける。授業時間中に全て理解し切れるように、集中して聞きます。もし分からないところがあれば授業が終わったらすぐ質問します。(内申点アップも期待できるので、お得です!)

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②分別

家庭学習で、分かるところと分からないところを分別している中学生

塾がない日は、家庭学習を行い、分かるところと分からないところを分別します。
学校の課題だけではなく、テスト週間に課せられる課題や、通っている塾や家庭教師のテキスト(九州家庭教師協会では内申対策テストや、日々のテキストなど様々なテキストがあります)などの所持している全てのテキストを解きます。必ずしも、家庭学習を通して全てわかるようになる必要はなく、あくまで分別できれば大丈夫です。

③質問

塾に分からない問題を持っていき、講師に解説してもらいましょう。分かるまでしっかり質問します。

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④自力解決

家で、講師に解説してもらった問題を自力で解いてみます。ここが1番大切です!講師の説明を聞いて分かることと、自力で解けることは全く別です。自力で解けないとテストで解けません!自力で解けたらOK、解けなければ③に戻ります。この過程を通して、テスト期間までに、テスト範囲の課題・塾のテキストの問題を全て自力で解けるようになるように準備します。

このように、塾の時間は、私がわからないところを講師に質問し、講師はその解説を行う時間となっています。このようにすることで、以下のようなメリットがあります。

①塾の時間の有効活用

塾の時間を、分かっていることを習う時間や、自学で解決できる内容をわざわざ講師から学ぶ時間ではなく、自分一人の力ではどうにもならなかった問題を解決する時間にすることができます。

②テスト範囲を網羅的に学習できる

塾をフル活用することにより、分からない問題を分かる問題に変えられます。その結果、テスト範囲を網羅的に学べます。もし、テスト範囲を網羅的に学べなかった場合、テストを経るたびに、学び残しが蓄積されます。その結果、三年生になった際にその学び残しは膨大な量になっています。そうしたら受験対策をする時間はもうありません!そのため、定期テストのテスト範囲は、テスト週間に学び切る・学び残しを作らないことを徹底する必要があるのです。

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終わりに

自分に合った学習方法を見つけよう

いかがでしたか。人には人の学習方法がありますので、必ずしも全ての人にこの学習方法はマッチしないかもしれません。しかし、「こんな学習方法もあるんだよ!」というご提案をできれば幸いです。今回の記事を通してお伝えしたいことは以下の2点です。

①個別指導塾・家庭教師の授業の舵は生徒が握ろう

②学び残しを作らず定期テストに挑もう

個別指導塾や家庭教師を契約したら成績が上がるわけではありません。(それで成績が上がればなんと成績アップは簡単なのでしょうか!)個別指導塾や家庭教師の授業×生徒の努力=成績アップなのです。そのため、成績アップを狙うためにはマインドセットを、個別指導塾や家庭教師に「頼る」のではなく、「使う」方へと変えていく必要があります。個別指導塾や家庭教師を最大限活用する意識を持つときっと成績はアップしていくでしょう。

講師はいつも質問を待っています!!私自身も九州家庭教師協会の講師として指導開始時に生徒から、「先生、今日はここを勉強したいです!」、「ここが分からないから教えてください!」と声が上がるような雰囲気作り、声かけをしていきたいと思っております。最後まで読んでいただきありがとうございました!