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英単語帳と言っても自分に合ったものを選ぶのは難しく悩んでしまいますね。
でも、なぜ勉強するのか?と基本に返ってみましょう。
みなさん、同じ答えかと思います。
ずばり、「あの大学の◯◯学部に入りたい!」という目標がありますよね。
敵を知るには敵を知る!
まずは、
志望校の過去問をトライしてみましょう。
どんな問題が出るのか?
どのくらいの難易度なのか?
どんな単語が出てくるのか?
など、自分で体感で確認・分析しましょう。
意外に、先生に言われるまで過去問を解いていなかったという生徒さんが多いのです。どんな試験においても、過去問を解き、自分で分析し、試験合格のための策を立てる事が、合格の第一歩になります。
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さて、解いてみて、どんな傾向が見られますか?
近年、センター試験においては、共通テストになり、内容が大胆に変わりました。これまでの、文法重視の形式から、全面的にリーディング・リスニング形式になったのです。
これに伴い、他大学においても同様の傾向が見られますので、単に単語を覚える勉強よりも、「英文を読める英単語力」を身につけなくてはなりません。
それを可能にしてくれる優秀な英単語帳!!
「速読英単語(Z会)」
進研ゼミで有名な通信教育のZ会の実力派ロングセラー教材。
いわゆる「ソクタン」です。
特徴は、
1 信頼性
圧倒的な実績を誇る通信教育による歴史と研究に裏付けされた教材である。
2 全レベル・分野を網羅
中学版、入門編、必修編、上級編、英熟語の5種類があります。
今の自分のレベルから、志望大学レベルまで、網羅できるように、選びましょう。1番のおすすめは、必修編にまず挑戦します。マスターできたら、上級編にチャレンジします。
3 長文読解力の飛躍的向上
なんと言ってもここが最大のオススメ理由です。
単語の勉強は進んでいても、読解の勉強が進まないしやり方もわからない、という方がほとんどではないでしょうか。その弱点を解決してくれたものが、このソクタンです。
読解力と単語力を同時に、しかも、速読を意識させるという事により、両方の力を一気に上げていく事ができるのです。
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4 重要単語の情報に無駄がない
単語を覚えるにあたり、下記の4点のポイントがあります。
『発音・意味・使い方・関連表現』
これらのバランスが素晴らしく説明されているため、一つの英単語の勉強が、次にしっかり繋がる内容となっているのです。
5 実体験のような使える力になる
単語単体で覚えても記憶に残りにくく、又、実際の試験では文章の一部として使われています。なので、単語のみを覚えていても、なかなか、現実は厳しいところがあります。ソクタンを使う事で、実際にどう使われるのかという部分まで身につけられます。また、分野別になった一つの文章を読んでいくので、実際に本を読んでいる事になり、実体験として強く残る事で、忘れにくくなるのです。更にこれをいくつも重ねていく訳ですから、相当量の知識となりますよね。英語の知識だけでなく、さまざまな知識が蓄積され、試験の際も、高校生には馴染みの浅い内容においても、動じる事なくスッと取り組む事が可能になるのです。
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ソクタンの使い方
次に、ソクタンの使い方についてお話ししますね。
これも生徒さんからよく聞かれますので、詳しく説明させていただきます。
1 まず、何も調べないまま読む
調べながら勉強はやめましょう。
今の自身の力でどのくらい読めるのかを、認識しましょう。
また、大切なのは、この際に、わからない又は曖昧な単語や表現に、アンダーラインを引くことです。一読を無駄にしないように心がけます。
2 和訳チェック
読み終えたら、すぐ隣にある和訳で丁寧に確認をしてください。
自分がわからなかった箇所、解釈を間違えていた箇所、曖昧だった箇所など、全て確認します。余す事なく、隅から隅まで確認する事が大切です。
関連記事:英語の長文読解が苦手!スラスラ読めるようになる勉強法を解説
3 豊富なボキャブラリービルディング
解説ページには、一つの単語について、単にその単語の意味だけでなく、反意語・関連語・発音・アクセント・例文・表現まで、受験において必要な知識をフルに載せてくれています。これら全てまで覚える事こそが、語学学習において上級になる為のポイントなのです。
4 解説ページの活用
読んでもわからなかった場合や、読解が苦手な人は、この解説ページで、文構造の図解解説や、内容の補足説明もしてくれていますので、必至です。英文法についての再確認にも役に立ちますので、入試に向けた総合的学習として、しっかり活用しましょう。
5 もう一度読む
1〜4のステップを踏んだ後、改めて読んでみましょう。
確実に、力のついた自分の英語力に笑顔になる事でしょう。
語学において、再読は、いま学んだものの定着として、重要になりまので、面倒がらずに、この長文の締めとして、心がけるようにしてみてくださいね。
6 速読!
ずばり、この単語帳の目的である「速読」。
なぜ、速読しなければならないのかというと、試験には制限時間があるからです。そして、英文を読むことはやはり時間を要してしまいます。
時間があれば読めるものも、限られた時間内にしっかり内容を把握してかつ問題も解かなくてはならないため、日本語のようにスラスラ読めるようになる事は、1番の課題になってくるでしょう。
なので、単に単語帳をやっている感覚を捨て、入試の読解問題に取り組んでいるんだ、という意識で臨んでください。速読まで意識する事ができるようになれば、どんな模試も試験も、怖くなくなりますよ。
7 声を出して読んでみる
最後のポイントとしてあげたいものは、「音読」です。
私たちの脳は、5感を使う事でしっかりと経験としてインプットされます。
頭ではわかっていりつもりでも、実際やろうとしたらできない、ということは多々あります。
特に、語学学習において、「音を出して読む」事は、どんな方法にも勝る身につけ方と言われていますので、是非、ここの点においても意識してみましょう。
関連記事:英語の勉強に音読は意味がない?英語力を伸ばす「音読」の効果を徹底解説!
8 リスニングも強化
巻末にディクテーションがついており、リスニングの勉強までできるようになっています。共通テストはじめ、自分の受ける大学の試験にリスニング問題があるようなら、これも活用しない手はありませんね。
リスニング勉強は、耳慣れをさせておかないと、全く聞き取れないという悲惨な事態になりかねません。並行して、勉強していきましょう。
関連記事:【英語力のカギはリスニング】聞き取る力を上げて点数を伸ばす!
最後に
以上、自身に合った英単語帳の選び方と特に先生がオススメしたい単語帳の解説でしたが、いかがでしたか?
100%マスターしよう!と言いたいところですが、それは繰り返し勉強する事で可能になります。最低でも、ひとつの読み物に出てきた単語に関して80%わかるようにしてください。理解の必要な文法と違い、単語は、覚えていく知識の積み重ねです。なので、量は非常に大切なのです。
では、まずは志望校の過去問にチャレンジ!しっかり分析して、自分に必要なレベルのものを、スタート!Good luck!