面白いほどわかる!中学英語で押さえるべき6つの時制を総まとめ!

中学生の皆さん、こんにちは!多くの中学生が英語の勉強で難しく感じるのが「時制」ではないでしょうか。

時制とは「ある出来事がいつ起こったのか」を表す動詞の形です。日本語では時制は2つしかない(「~する」、「~した」)のですが、中学英語で覚えなければならない時制は6つもあるのです。この複雑さで英語の「時制」の表現に苦手意識を持っている学生の方も少なくなりません。

今回は中学英語における6つの時制の基本をマスターしましょう!これを読めば、時制に対する苦手意識が一気に解消され、自信を持って英語に取り組めるようになるはずです。

時制は高校生になっても新たに6つ出てきます。しかし、中学校で習う、この時制の基礎をマスターしておけば、高校生になってもそこで習う時制がスムーズに理解できますよ!

では、早速中学英語の6つの時制を見ていきましょう!

中学英語6つの時制

現在形

現在形「play」

現在形は、普段の習慣や一般的な事実、現在の状態を表すときに使われます。これは最も基本的な時制であり、日常的な動作や不変の真理を述べる際に使われます。また、未来の予定を示すためにも使われることがあります。

  • 習慣: I play soccer every day.(私は毎日サッカーをします。)
    • 習慣的に繰り返される行動を表します。
  • 一般的な事実: The sun rises in the east.(太陽は東から昇ります。)
    • 変わらない事実や科学的な真理を述べるときに使用します。
  • 未来の予定: The train leaves at 9 AM tomorrow.(その列車は明日の午前9時に出発します。)
    • すでに決まっている予定やスケジュールを示す際にも現在形が用いられることがあります。

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過去形

過去形「played」

過去形は、過去に起こった出来事や行動を表す時制です。特定の時点で完了したことを示すために使われ、文中の時間表現とともに使用されることが多いです。

  • 完了した行動: She visited her grandmother yesterday.(彼女は昨日おばあさんを訪ねました。)
    • 「昨日」という具体的な過去の時点を示す表現が含まれており、行動が完了していることを示しています。
  • 過去の習慣: When I was a child, I played outside every day.(子どもの頃、私は毎日外で遊んでいました。)
    • 過去における習慣や繰り返されていた行動も過去形で表現されます。

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未来系

未来形「will play」

未来形は、これから起こる予定の出来事や行動を表す時制です。「will」や「be going to」を使って表現します。未来に対する意志や予測、計画を伝える際に使用されます。

  • 意志: I will study for the test tomorrow.(私は明日テストのために勉強します。)
    • 未来において何をするつもりであるかを述べるときに「will」を使います。また不確実な未来のことを予測する時にも「will」を使います。
  • 計画: They are going to travel to Japan next month.(彼らは来月日本へ旅行する予定です。)
    • すでに計画されている未来の行動を表すために「be going to」が使われます。つまり「be going to」を使うときは「ほぼ決まっている未来」の場合になります。

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現在進行形

現在進行形「is playing」

現在進行形は、今まさに行われている動作や状態を表します。「be動詞 + 動詞のing形」で構成され、進行中の出来事を表すときに使われます。また、近い未来の予定を表すこともあります。

  • 現在進行中の動作: She is reading a book now.(彼女は今、本を読んでいます。)
    • 今この瞬間に行われている動作を強調する際に使用されます。
  • 近い未来の予定: We are leaving for the airport at 8 AM.(私たちは午前8時に空港へ向かいます。)
    • 近い将来の予定や計画を表すために現在進行形を使うこともあります。

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過去進行形

過去進行形「was playing」

過去進行形は、過去のある時点で進行していた動作や状態を表します。「was/were + 動詞のing形」で構成され、ある出来事が進行中だったことを示します。しばしば過去形の文と組み合わせて使われ、同時進行していた出来事や、中断された行動を描写するのに適しています。

  • 進行中の動作: I was watching TV when she called.(彼女が電話をかけた時、私はテレビを見ていました。)
    • 彼女が電話をかけた時点で、テレビを見ていたという進行中の行動を表しています。
  • 背景としての動作: It was raining when we left the house.(私たちが家を出た時、雨が降っていました。)
    • 家を出た時点での天気という、背景的な状況を描写するのに使われています。

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現在完了形

現在完了形「have played」

現在完了形は、過去に始まり、現在に至るまでの出来事や状態、または過去の出来事が現在に影響を与えている場合に使われます。「have/has + 過去分詞形」で構成され、経験、継続、完了、結果を表すことができます。

  • 継続: I have lived in Tokyo for five years.(私は5年間東京に住んでいます。)
    • 過去に始まって現在も続いている状態を表しています。過去に始まり、現在まで続いている状態や行動を表すため、「for ~」や「since ~」といった期間を示す表現が現在完了形とよく組み合わせて使われます。この例文の場合は「for five years」の語句がそれになります。
  • 経験: She has already finished her homework.(彼女はすでに宿題を終えました。)
    • 過去に行われ、現在に影響を及ぼしている行動(宿題を終えたこと)を表しています。

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中学英語6つの時制まとめ

英語に強い興味を持っている中学生女子

どうでしたか?理解はできました?これらの6つの時制は、中学英語の学習において非常に重要な要素です。それぞれの時制には独自の使い方や意味があり、正しく理解することで、英語の文章を正確に読み書きする力が身につきます。特に、現在完了形のような複雑な時制は、日常生活やコミュニケーションで頻繁に使われるため、しっかりと練習しておくことが大切です。英語を使いこなすためには、これらの時制を繰り返し学習し、使いこなせるようになることが必要です。

またこれらの6つの時制を理解することは、中学英語だけでなく、高校英語でも非常に重要です。高校英語では、さらに複雑な文法や表現が登場しますが、これらの基礎となるのが中学で学ぶ時制です。例えば、高校英語では現在完了進行形や過去完了形といった新たな時制も登場しますが、それらもこの基本的な6つの時制を理解していることが前提となります。中学でしっかりと時制をマスターしておけば、高校での英語学習にもスムーズに移行でき、より高度な英語力を身につける土台を築くことができるでしょう。

英語の学習を進めるうえで、時制の理解は欠かせない要素ですので、これらを確実に身につけておくことが、英語の成績を上げるうえでもとても大切になります。