【高校生】夏休みの有意義な過ごし方とは?新学期に差がつくおすすめ勉強法

高校生の皆さん、夏休みをダラダラと過ごしてしまうのは本当にもったいないです!
夏休みは高校生にとって貴重な時間です。この長期休みを有効に活用することで、学力を大きく向上させ、新学期に大きな差をつけることができます!
有意義に過ごすためには、計画的に勉強することが重要です。今回は、高校生の生徒さんに大学入試も見据えた具体的で効果的な夏休みの過ごし方を紹介します。これを参考にして、充実した夏休みを送りましょう!

高校生にオススメの夏休みの過ごし方

今までの復習・苦手科目の克服

高校1年生にとって、初めての夏休みは新しい環境に慣れながら、これまで学んだ内容をしっかり復習する絶好の機会になります。
高校1年生の生徒さんにおすすめなのは苦手科目の克服です。まだ1年生は学ぶ内容も少なく、難易度も高くありません。そのため、今の段階で苦手を克服しておくと、後々の勉強が楽になります。

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苦手科目の復習をする女子高校生

目標を決める(大目標・小目標)

まず勉強する目標を決めましょう。目標もなくただやることのみが目的になっていたらモチベーションもなくなりますし、当然成果も上がりません。
「私は何をやっているんだろう?」そういう気持ちになってしまうでしょう。

目標は夏休み期間の最終目標となる大目標と、それを達成するための小目標に分けて立てるようにしましょう。

大目標としては「英語の成績を10点上げる」「数学の基礎を固める」など、具体的かつ達成可能なものを設定しましょう。小目標は例えば、1週間ごとに単語を100個覚える、毎日数学の問題を10問解くなどです。さらに言えば、小目標も週単位のものから日単位に分解したものまで設定しておくと日々勉強する目標も明確になり、夏休みの間でもモチベ―ションを維持できます。

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学習計画を立てる

学習計画を立てる際は、学校からの宿題も考慮に入れて、余裕を持ったスケジュールを組むことを大切にしましょう!せっかくの夏休みです。勉強以外にも楽しむこと、日ごろはできないことに挑戦する時間も大事にしたいものです。学習計画を立てる時には、先にも述べたように小目標を計画に組み込むことで、達成感を得ながらモチベーションを維持して勉強を進めることができます。もちろん、計画通り必ずしも進むわけではない場合もあると思います。その際は週に1回など定期的に見直しのタイミングを設け、状況に応じて調整していくようにしましょう。

計画を立てるカレンダーのイメージ

特に英語・数学は重要

英語と数学は積み上げ型の教科です。基礎がしっかりしていれば、後の学習がスムーズに進みます。例えば数学でいうと一次関数を理解することができないまま、二次関数を理解することはできないですよね。特に高校1年生からこれらの科目に関しては重点的に復習する習慣をつけておきましょう。

英語の学習法

英語の学習では、読解力と語彙力を鍛えることが重要です。具体的には、以下の方法がおすすめです。

読解力を鍛えるために

・英文法を復習する。
・教科書を読みなおし、長文読解を強化する。

語彙力を鍛えるために

・毎日10~20個の新しい単語を覚える。
・単語カードを作り、反復して記憶する。

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数学の理解しているイメージ

数学の学習法

数学は練習が重要な科目です。夏休み中には、以下のやり方で数学の基礎を固めましょう。

・過去のテストや模試の問題集を使って、弱点を把握し、重点的に練習する。
・問題演習書を使い、毎日一定量の問題を解く習慣をつける。
・数学の基本的な公式や定理をしっかりと理解し、応用問題にも取り組む。

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志望校の過去問のチェック

過去問をチェックする高校生

高校2年生になると、志望校を具体的に考え始める時期です。夏休み中に志望校の過去問をチェックし、自分の現在の学力と必要な学力との差を確認しましょう。まだ過去問を解くことは必要ありませんが、内容を見てみてどのような問題が出題去れているか大まかにでも把握しておくことが大切です。余力があれば実際に解いてみてもいいでしょう。ただこの時点で全くできなくても落ち込むことはないです。入試までまだ1年以上ありますので、頑張り次第でこれからの学力は大きく伸びていきます。

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資格をとる

内申点を上げるためには、資格取得も有効です。夏休みを利用して、英検や漢検、数学検定などの資格試験に挑戦するのも一つの方法です。
資格取得は大学入試にも有利に働くことが多いので、計画的に勉強を進めましょう。
試験の級に関しては、最低でも準2級以上の取得を目指しましょう。 高校中級程度の学力を証明するのが準2級、高校卒業程度の学力を証明するのが2級のレベルになります。

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部活を頑張る

部活中の高校生

部活動も高校生活の大切な一部です。特に3年生の引退時に後悔することのないように、夏休み中は引き続き部活動にも力を入れましょう。部活動で得られる経験や友人との絆は、勉強だけでは得られない貴重なものです。

オープンキャンパスに参加する

オープンキャンパスに参加することで、志望校の雰囲気や施設を実際に確認することができます。実際に訪れてみることで、勉強に対するモチベーションも上がり、具体的な目標が見えてくるでしょう。大学のスタッフや学生と直接話すことで、入試に関する情報や勉強法についてもアドバイスをもらえることが多いです。

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高校生の夏休みに気を付けたい注意点

早起きのイメージ

夏休み中でも生活リズムを崩さないことが重要です。規則正しい生活を心がけることで、集中力が維持され、効率的に勉強することができます。夏休みでも毎朝同じ時間に起きることを心がけましょう。一定の時間に起きることで、体内時計が整い、日中の集中力が高まります。おすすめの起床時間は普段の学校と同じ時間か、少し遅めの7時前後。これにより、午前中の時間を有効に使えます。

食事の時間も規則正しくしましょう。朝食、昼食、夕食を毎日同じ時間に摂ることで、体のリズムが整い、エネルギーを効率的に使うことができます。
特に朝食は大切で、脳のエネルギー補給になります。バランスの取れた朝食を摂ることで、朝からしっかり勉強に取り組むことができます。

毎日適度な運動を取り入れることで、体力がつき、ストレス解消にもなります。運動はジョギングや散歩、軽いストレッチなどで十分です。特に朝や昼の時間帯に運動をすることで、リフレッシュの効果も高まるのでぜひ取り入れてみて下さい。

夜は早めに就寝することを心がけましょう。スマホやパソコンのブルーライトは、睡眠の質を下げる原因になるため、寝る1時間前には使用を控えるのがおすすめです。代わりに、リラックスできる読書や軽いストレッチをすることで、質の良い睡眠がとれます。規則正しい生活リズムは、集中力を高め、勉強の効率を上げるだけでなく、体調管理やストレス軽減にもつながります。

夏休みを有意義に過ごすために、生活リズムを守りながら、充実した毎日を送りましょう。

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せっかくの長期休み、ダラダラ過ごしてしまわないようにしましょう!

充実した夏休みを過ごす高校生のイメージ

長期休みだからといって、ダラダラと過ごしてしまうのはもったいないです。適度な休息は必要ですが、計画的に過ごすことを意識しましょう。時間の使い方を見直し、目標を持って行動することで、充実した夏休みを過ごすことができます。

高校生にとって夏休みは、自分自身を成長させる絶好の機会です。復習や苦手科目の克服、目標設定と学習計画の立案、特に英語や数学の重要性を認識し、計画的に勉強することが大切です。また、部活動や資格取得、オープンキャンパスへの参加など、多方面での活動も重要です。規則正しい生活を保ち、ダラダラ過ごすことなく、充実した夏休みを送りましょう。新学期に向けて、一歩先を行くための有意義な夏休みを過ごすことができれば、あなたの学力も飛躍的に向上することでしょう。