本嫌いは克服できる!読書が苦手な理由と好きになるカンタンな方法10選

お子様はご家庭でも読書されていますか?読書は知識や想像力を広げる素晴らしい活動ですが、子供の中には読書が苦手な子も多いですよね。
そんなお子さんをお持ちの方へ、本記事では読書嫌いを克服するための具体的な方法を10個ご紹介!

実は読書には勉強にも効く嬉しい効果がたくさん。読書習慣を身につけることで、学習能力が向上し、表現力や理解力も養われるなどいいことづくめなんです。
お子さんが本嫌いを克服し、読書を楽しめるようになるヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください!きっと、今日から読書の時間がもっと楽しくなるはずです!

今の学生の読書の実態

ベネッセ教育総合研究が2015年から2019年にかけて行った調査(子どもの生活と学びに関する親子調査 Wave1~4,2015-2019)では、1ヶ月に1冊も本を読まなかった人の割合は小学校1年生の段階でも15.8%,小学校6年生では29.4%、高校生では59.5%にも達するという結果になりました。
子どもの生活と学びに関する親子調査

出典:子どもの生活と学び研究│小・中・高校生の学校外読書時間の全体像を描く――読書時間分布における「読む山」 │ベネッセ教育総合研究所

この調査結果から、学年が上がるほど本を読まなくなることがわかります。年齢が上がるにつれて毎日が忙しくなったり、スマホやテレビなど他のメディアが本に代わる楽しみを提供したりすることが原因と考えられます。文部科学省の子供の読書活動の推進等に関する調査研究では、本を読まなくなった理由として「他の活動で時間がなかったから」、「他にしたいことがあったから」という回答が多い結果となり、やはり生活の変化や交友関係の拡大、他のメディアなどによって読書の時間が減っているものと考えられます。かくいう私も、小学生の頃は学校の図書館に行ってよく本を借りたりもしていましたが、高校になるとあまり図書館へ行くこともなかったように思います。行ったとしても本を読むためではなく、受験勉強をするところとして利用していました。

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本を苦手に感じる理由

本が苦手な中学生

日本財団が2020年の9月から10月にかけて全国の17歳~19歳の男女を対象に行った「第30回18歳意識調査」によると、「読書が嫌い」もしくは「どちらでもない」と回答した人の割合は合わせて約40%。少なくない人が読書に対して「好きではない」という結果になっったことがわかりました。

本を苦手に感じる理由をまとめると

・文章や字を読むことが苦手
・読むのが疲れる
・本を読むことが面倒

という理由が多く挙げられました。

実際に本を読むことが苦手な理由としては次のようなことも挙げられます。

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活字に苦手意識がある

文章や字を読むことが苦手な場合、本を開くこと自体がストレスとなります。例えば、私の友人の子供は小さい頃から文字を追うのが苦手で、文字を見ると「頭が痛くなる」と感じ、読むことに対して強い拒否感を持っていました。視覚情報を処理するのが難しい子供にとって、活字の多い本は「難しい」、「つまらない」と感じられることが多くなります。さらに現代では短い動画コンテンツのように、視覚的に簡潔で分かりやすいものが好まれる傾向になります。個人的にはそういったものも活字への苦手意識を生んでいるのかもとも思います。

興味のない本を選んでいる

活字が苦手な男子中学生

興味のない内容の本を選んでいると、読書への意欲は低下してしまいます。文庫本や雑誌などの本に限らず、例えば、学校の教科書をイメージすれば分かりやすいでしょう。例えば写真やイラストが豊富な社会の資料集であればまだ目を通しやすいかもしれませんが、国語の古典には教科書だけでは関心を持てないという人も多いのではないでしょうか。学校の宿題で古典文学を読まなければならないとき、多くの学生はその内容に興味を持てず、読書自体を「苦行」と感じることがあります。

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専門用語や読みにくい漢字が頻出する

難解な専門用語や読みにくい漢字が多いと、それだけで読む意欲が削がれてしまいます。例えば、医療関係の本や学術書には専門用語が頻出し、理解するのに時間がかかります。
たとえば私は社会人になってからコンピューター関係の勉強をしなければならなかったときがあるのですが、たとえ本自体は薄くても、そこに書いてある用語にいちいち突っかかってしまい、スマホ片手に意味を調べながら一文一文読んでいった思い出があります。

集中力が続かない

読書に飽きてしまったスマホに夢中の学生

長時間同じことに集中できない子供は、読書に対しても集中力が続かず、途中で挫折してしまうでしょう。特にテレビだったり、スマホ、ゲーム機などの楽しい誘惑がそばにあれば、ますます読書に集中するのは難しくなってしまいます。

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読むスピードが遅い

読書嫌いのこどもの中には読むスピードが遅い子供もいます。読むスピードが遅いと、話の展開についていけず、内容を理解するのが難しくなります。例えば、小説を読んでいても、物語が進むスピードに対して自分の読書スピードが追いつかないと、ストーリーの流れをつかむことが難しくなります。そうすると面白さも薄れてしまい、かつ長時間の読書に飽きてしまい、本嫌いになる場合もあります。

学生時代に強制的に読書をさせられた

強制的に読書をさせられることで、読書自体に対する反発心が生まれることがあります。例えば朝の10分間読書の時間や読書感想文などです。私も学生の時はかなり多くの時間を費やして読書感想文を書いていました。だからでしょうか、読書感想文には今でも夏休みの宿題の中で最もハードなものの一つというイメージがあります(笑)。実際に読書感想文がトラウマになって読書きらいになってしまう子供もままいるようです。

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本が苦手という生徒にはこのように様々な理由があります。しかし、適切な方法でアプローチすれば、読書への苦手意識は克服でき、読書の楽しさを実感することができます。次の章では、その具体的な方法について詳しく見ていきましょう。

読書のメリット

読書を楽しむ高校生

教養や知識が身につく

これはいうまでもないことですね。読書を通じて、本の内容に書かれてあることを知識として学んでいくことができます。読書を通じて新しい言葉や言い回し、表現方法が身につくので、語彙力や表現力の向上も期待できます。

読解力と論理的思考力が身につく

読解力、論理的思考力は国語はもちろんのこと、数学等の理系科目でも大切になってくる、いわば勉強そのものの基礎といってもいい部分です。
大事なことは小説・物語文、評論文のなど様々なジャンルの本に触れていくこと。幅広いジャンルの読書を通じて、様々な角度から物事を考え、論理的に文章を読む力が身につきます。一見、読書の対象とは思えないようなゲーム攻略本さえも内容を理解して自分で実践をする必要があることから、自ら考えて読む能力を鍛えることができます。

読解力と論理的思考力が身についた女子高校生

記憶力・集中力が向上する

読書を楽しむには、本を読みながら文章を頭の中でイメージに置き換える作業が必須です。この作業によって脳が活性化し、脳細胞同士のつながりが生まれ、記憶力や集中力の向上を手助けします。

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読書嫌いを克服するコツ10選

読書嫌いを克服するためには、子どもの興味や習慣に合わせたやり方が重要です。以下に、読書嫌いを克服するためのコツを10個紹介します。
すべてやる必要はないので、お子様でも無理なくできそうなものから試していってください!

簡単な本を選ぶ

読書に対するハードルを下げるために、まずは簡単な本を選ぶことが大切です。例えば、絵本や児童文学、短編小説など、文字数が少なく、内容がシンプルなものから始めるとよいでしょう。私の息子も、最初は「かいけつゾロリ」シリーズのようなユーモアたっぷりの児童書から読み始めました。簡単な本からスタートすることで、読書に対する自信がつき、次第にもっと難しい本にも挑戦できるようになります。

興味のある本を選ぶ

好きな本を選ぶ小学生

子供の興味に合った本を選ぶことが重要です。例えば、恐竜が好きな子供には恐竜に関する図鑑や物語を選ぶと自然と本に手が伸びるようになります。サッカーが好きな子供にはサッカーの本、ファッションに関心のある子供ならファッション関連の本でも大丈夫。まずは本を開くことに抵抗をなくし、楽しみながら読んでいくことが大切です。

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付箋を活用する

読書中に気になった部分や重要な部分に付箋を貼ることで、読み返すときの楽しみが増えます。映画でいうなら一番盛り上がるところだけ繰り返し見るようなもので、本の楽しみを繰り返し効率的に味わうことが出来ます。

読書を習慣化させる

毎晩寝る前に本を読む中学生

他にも、読書を習慣化させるのも一つの方法です。毎日決まった時間に少しずつ読む習慣をつけることが大切です。例えば、寝る前の10分間を読書タイムにするなど、生活の中に読書を取り入れることで、読書が日常の一部となります。私の場合だと寝る前30分は動画などの視聴を避けて、本を読むようにしています。質のいい睡眠をとるためにもオススメですよ!

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映画やアニメの原作を読む

映画やアニメの原作本を読むことで、馴染みのあるストーリーに触れる楽しさを感じてもらえます。例えば、映画化された小説や人気アニメの原作漫画を読むことで、映像で見たストーリーを文字で再確認する楽しさがあります。私の息子も、アニメ「鬼滅の刃」の原作漫画を読むことで、映像との違いや新たな発見に興奮していました。漫画すらも苦手という人にはこの方法が特にオススメです。親しみやすい題材から入ることで、読書の楽しさを自然と感じられるようになります。

理解できなくても読み進める

内容が難しくても、読み続けることで次第に理解が深まります。例えば、初めて読む難解なファンタジー小説でも、最初は理解できなくても、物語が進むにつれて世界観やキャラクターが徐々にわかってくることがあります。私自身も、最初は難しいと感じた「ハリー・ポッター」シリーズを読み続けるうちに、その魅力に引き込まれていきました。少しでも興味を持ったら、理解できない部分があっても続けて読むことが大切です。

集中できる環境に行く

図書館で本を読む女子生徒

静かな環境で読書をすることで、集中力が高まります。例えば、図書館やカフェなど、読書に適した場所に行くことで、周囲の雑音や誘惑から離れて集中できます。私の友人は、休日に子供を図書館に連れて行き、そこで一緒に読書をすることを習慣にしています。環境を変えることで、読書に対する集中力がぐっと高まります。

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電子書籍を活用する

電子書籍を使えば、場所を選ばずに手軽に読書を楽しむことができます。例えば、通学や通勤の途中でもスマホやタブレットで気軽に本を読むことができます。個人的には本は電子書籍で読むことが多いです。やはりどこでも場所を選ばずに読むことが出来るのは大きな魅力です。紙の本なら数十冊を持ち運ぶことは到底無理ですが、電子書籍ならそれが気軽にできるのも助かるポイント。私はちょっとした待ち合わせのスキマ時間などにスマホで本を開くという事をよくやっています。電子書籍ならではの利便性を活用することで、読書のハードルを下げることができます。

スマホで本を読む学生

おもしろい本を探す

書店や図書館で様々な本を見て回り、自分に合ったおもしろい本を探すことが大切です。例えば、新刊のフェアやおすすめの棚をチェックすることで、新しい本との出会いが増えます。
あとはあえて興味のない本棚をめぐることもあります。それまで意識していなかった新たな興味や関心が湧いてくることもあり、個人的にはオススメの方法です。
また本屋まで行かなくても、ネットの電子書籍などは1つの本を選ぶと、それに合わせてこちらが関心を持ちそうな本をオススメしてくれますよね。そういったところから自分の本の世界を広げていくのも良いと思います。

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読み終えなくてもいい

読み終わらなかった本

面白くないと感じた本は無理に最後まで読む必要はありません。次に興味が持てる本を探してもいいですし、複数の本を同時並行で読んでいってもいいと思います。私のタブレットの中も読みかけの本で溢れています(笑)。興味を失った本を無理に読み続けると、読書自体が嫌になってしまうことにもなるので、読書に対して気楽で柔軟な姿勢で、変に気負わないことも大切です。

大事なのは無理のない範囲で読書の楽しさを知ってもらうことです。

本嫌いの克服方法まとめ

読書嫌いを克服するためには、お子さんの興味やペースに合わせたやり方が重要です。簡単な本から始めること、興味のあるジャンルを選ぶこと、集中できる環境を整えることなど、様々な方法を試してみてください。

大切なのは無理せず楽しみながら続けること。

読書の楽しさを知ることで、お子さんの知識や想像力が豊かになり、学習意欲も高まります。読書は一生の財産です。親子で一緒に楽しみながら、読書習慣を身につけていきましょう!