【お子様別】新学期に向けて、残りの夏休みの効率的な勉強方法 

8月も中旬にさしかかり、お子様にとっては夏休みも終わりが見えて来る頃かと思います。
新学期の準備はどうでしょうか?2学期に入るとすぐ課題テスト(実力テスト)、そしてあっという間に中間テストもやってきます。

宿題を溜めてしまったお子様、生活リズムが乱れてしまったお子様には残り短い夏休みでどのようなサポートが有効なのでしょうか?

宿題が終わっていないお子様へのサポート

1. 現状把握と計画作り

スケジュールのイメージ

宿題が終わっていないお子様には、まず現状の把握が重要です。どの宿題が終わっていて、どの宿題がまだ残っているのかを保護者の方が確認しましょう。データによれば、約20%のお子様が夏休みの終わりにバタバタと宿題を片付けるか、または終わらせられないまま新学期を迎えているようです。

まだ2週間あります。お子様と話し合って、1日ごとに無理のないスケジュールを立てましょう。「勉強しなさい!」と一方的に叱るのは避けたいところです。時折進捗を確認し、スケジュール通りに進んでいたらしっかりほめてあげることも忘れないようにしましょう。

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2. 読書感想文のサポート

読書感想文を作成する学生

読書感想文は、多くのお子様が苦手とする宿題のひとつです。保護者の方が手伝うことが多い課題でもあります。読書感想文を書く際に、何を書くべきか分からないお子様や、あらすじを書いてしまうお子様も少なくありません。そんな時は、「こういう考えもあるよね」「この登場人物はなぜこうなったんだろう?」といったヒントを出してあげましょう。考えを引き出す質問をすることで、お子様が自分の言葉で感想を書けるようサポートします。

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生活リズムが乱れてしまったお子様へのサポート

また、課題は夏休みの前半で早めに終わらせて、夏休みの後半は自由にしているというお子様も多いと思います。そういうお子様もお盆を過ぎたら親御さんの方から今一度生活リズムの見直しをしてあげて下さい。

1. 生活リズムの見直し

徹夜してしまう女子学生

夏休みの後半に入ると、多くのお子様が生活リズムを崩しがちです。お盆を過ぎたら、保護者の方から生活リズムの見直しをしてあげましょう。例えば、夜更かしや遅寝遅起きが習慣化している場合、徐々に通常の学校生活に戻るようなスケジュールに調整していきます。

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2. 1学期の復習

勉強の復習をするH女子学生

2学期の中間テストは、1学期の定期テストよりも難しくなります。お盆を過ぎたら、学校の課題のほかに、1学期の復習も行いましょう。夏休みが終わるとすぐに課題テスト(実力テスト)もあるため、この期間に復習することで、学習内容の定着度を確認できます。

特に英語や数学は、1学期で習ったことが2学期の学習内容の基礎となります。中間テストまでに漏れや抜けをなくし、1学期の基礎をしっかり身につけることが重要です。

2学期の中間テストは1学期の定期テストよりも一気に難しくなります。そのためにお盆を過ぎたら学校の課題のほかに+αの勉強として1学期の復習も行っていきましょう。
夏休みが終わるとすぐに課題テスト(実力テスト)もありますので、ここで復習の漏れやどこまで学習内容が定着しているかも確認しやすくなります。
逆に夏休みの後半にまったく勉強していないと、生活リズムも乱れがちになり、せっかく1学期で習ったことも忘れてしまい、新学期になるとガクっと成績が下がってしまう事も珍しくありません。

5教科の科目の中でも特に英語や数学は1学期で習ったことを土台として2学期の学習内容が積み重なっていきますので、中間テストまでに漏れや抜けをなくし、1学期の基礎をいかに身につけておくかが大切になります。
中間テストなどの定期テストは内申点にもかかわってくる大事なテストになるので、夏休みの時期にしっかり復習しておくことはこうした定期テストに向けての勉強にもなります。

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新学期に向けた効果的な勉強方法

効果的な勉強をする女子学生

1. 無理のない計画を立てる

夏休みの残りの期間で、新学期に備えるためには、無理のない計画を立てることが大切です。1日の学習時間を設定し、休憩時間も取り入れながら、効率的に勉強を進めましょう。

2. 基礎固めと応用問題のバランス

基礎固めと応用問題のバランスを意識して学習しましょう。基礎がしっかりしていれば、応用問題にも対応できるようになります。1学期で習った内容を復習し、応用問題にも取り組むことで、理解を深めます。

3. 前向きなサポート

親御さんの前向きなサポート

お子様が勉強に取り組む際、親御さんは前向きなサポートを心がけましょう。頑張った成果をほめ、達成感を感じられるようにすることで、お子さんの学習意欲を高めることができます。

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最後に

夏休みの学生のイメージ

新学期の準備期間として、残りの夏休みを有効に活用することは、お子様の学習面でも生活面でも非常に大切です。宿題の進捗状況を確認し、計画的に進めることで、お子様は自信を持って新学期を迎えることができます。また、生活リズムの見直しや1学期の復習を通じて、学習内容の定着を図ることで、2学期のスタートダッシュを切ることができるでしょう。

保護者の方々は、お子様が安心して学習に取り組めるよう、ポジティブなサポートを心がけましょう。適切な指導と励ましを行うことで、お子様の学習意欲を高め、学びの楽しさを感じてもらうことができます。

夏休みの残り期間を計画的に過ごし、新学期に向けた準備を整えましょう。お子様が充実した学習生活を送るために、保護者の方々のサポートが大きな力となります。共に頑張って、素晴らしい新学期を迎えましょう。