冬休みで生まれ変わる!中学生の本当に効率的なおすすめ勉強法を解説!

冬休みは、クリスマスやお正月など、楽しさと自由な時間が増える一方で、勉強を進める絶好のチャンスでもあります。
特に、中学生にとって冬休みは、1年の復習をじっくり行える貴重な期間です。今までのテストなどの結果を元に、自分の弱点を克服する絶好の機会であり、新学期に向けての準備をしっかりと進めることができます。
更に冬休み明けには、学年末テストが控えています。学年末テストは、1年間の学習成果を問う最も重要なテストです。この冬休みを有効に使い、学年末テストで良い成績を収めるために、計画的な勉強と規則正しい生活リズムを保ちましょう。具体的な勉強方法を紹介しますので、充実した冬休みを過ごすためのヒントを見つけてください。

冬休みの長期休みにこそ復習を!

復習を頑張る女子学生

冬休みなどの長期休暇にこそ復習を大事にし、基礎の取りこぼしを無くしていきましょう。冬休みの前には期末テストの結果も返ってくると思います。その結果を踏まえて、弱点の克服に重点を置いた勉強を行ってください。

冬休みが明けると学年末テストがあります。学年末テストの結果が内申書に影響する中学校も多く、受験生ならずとも気が抜けません。

3学期の授業に関して言えば、1学期・2学期の内容が理解できている前提で進んでいきます。さらに3学期は1学期・2学期と比べて登校日数も少ないので、冬休みが終わってから学年末テストの準備を始めても十分な時間が取れません。

もっと言えば学年末テストの範囲はその学年で習ったことすべてと非常に広範囲に及びます。取りこぼしのある単元があればそれがそのままテストの結果に反映すると言っていいでしょう。

そのためにも冬休みはまとまった時間を使ってその学年の総復習を行う事の出来るラストチャンス。無駄にしないように有意義に過ごしていきましょう!
では、次から具体的な勉強の内容について案内していきます。

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冬休みの勉強法

冬休みに集中的に勉強する中学生

中学生におすすめの理想の勉強時間

冬休みなどの長期の休みには、その分だけいつもより一日の勉強時間を伸ばしてみてください。中学生であれば、できれば一日2~3時間は勉強してほしいところですが、難しければそれまでの勉強時間に+1時間でもいいので増やしてみてください。そして、その中で学校から出されている課題に加えて、苦手科目や今までに習ったところの復習に充てる時間も作っていきましょう。

中学1年生の場合

中学1年生の場合、まだ受験のプレッシャーはそれほど大きくありませんが、基礎を固める時期として非常に重要です。特に数学や英語の基礎をしっかりと身につけることが重要です。例えば、英語の基本的な文法や単語、数学の基本的な計算問題を繰り返し練習しましょう。目安としては1日2時間以上の勉強時間を確保し、無理なく進めていくことが大切です。

自宅で勉強する中学1年生

中学2年生の場合

中学2年生は、受験が現実的に視野に入ってくる時期です。この時期にしっかりと基礎を固め、受験に向けた準備を始めることが重要です。ただ中学2年生は中だるみしやすい時期でもあります。気持ちを引き締め直して勉強に意識を持っていきましょう。1年後は入試本番です。
さて、2年生の冬休みは、1年生の内容を復習しつつ、2年生の内容を総復習するのに最適な時期です。目安になる勉強時間は一日3時間。数学や英語はもちろん、理科や社会も含めた総合的な勉強を心がけましょう。

中学3年生(受験生)の場合

受験生にとって冬休みは非常に重要な時期です。入試本番が近づいているため、とにかく過去問を繰り返して入試に少しでも慣れておきましょう。勉強時間は一日8時間は欲しいところ。
きつい毎日かもしれませんが、今の苦しみが大きな喜びとなって春に返ってきますよ!

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勉強計画のポイント

とくに中学1年生、2年生は冬休みなどの長期休みには生活がダラけてしまいがちです。ぜひ勉強の計画を立ててください。時間で勉強計画を立ててしまうと時間をやり過ごすことが目的になり中身が伴わない勉強になることもよくあるので、量で計画を立てるのがおすすめです。また、集中力切れやマンネリを防ぐためにも一教科ずつ集中して取り組むのではなく、短い時間で各教科をローテーションで回して満遍なく勉強していくことをおすすめします。加えて一教科ずつ取り組んでいくと、苦手教科が最後まで残ってしまい、逆に勉強へのモチベーションが下がってしまうこともよくあります。

カレンダー

まずは宿題を終わらせる

冬休みの宿題は、まず最初に取り組むべきです。宿題は、基礎的な内容を確認するのに最適な教材ですし、宿題を終わらせることで、他の勉強に集中することができます。計画を立てて、少しずつ進めていくことが大切です。また新学期の始まりに宿題の提出が遅れると、評定にも響きかねません。そうなってはいくら勉強を頑張っても本末転倒です。まずは宿題を終わらせ、基礎を定着させることを大切にして下さい。

優先すべき順番としては①学校の宿題 ②苦手科目 ③②以外の教科になります。

復習を中心に

冒頭でも伝えたように、冬休みの勉強の中心は、復習に置くましょう。1学期・2学期の内容をしっかりと復習し、基礎を固めることが重要です。特に、理解が不十分な部分や、苦手な分野を重点的に復習しましょう。冬休みは一年間の評価が決まる学年末テスト前の最後の大型連休です。学校の授業もストップするので、復習には絶好の機会です。クリスマスや年末年始など楽しいイベントもたくさんあるシーズンですが、遊んでばかりの無駄な時間にならないようにしましょう。

英語・数学はマスト!

英語と数学は、特に積み上げ型の科目になるので、ここまで習ったことをきちんと習得出来ているかが今後の成績を大きく左右していきます。どちらも今までの小テストや定期テスト、プリントやワークなどを見直し、苦手な分野、理解があいまいになっている分野を洗い出します。
英語では、基本的な文法や構文、英単語を繰り返し練習し、リスニングやスピーキングの練習も取り入れましょう。数学では、公式などを覚え基本的な計算問題が出たら次は文章題や応用問題を繰り返し解いていくなど、段階的かつ着実に、理解を深めていきましょう。

英語のリスニングをする学生

余裕を持たせたスケジューリングを

先にも述べたように冬休みは楽しいイベントもたくさんあります。受験生は別として、そのようなイベントも織り込んだ余裕のあるスケジューリングを心がけてください。

楽しむときは思いっきり楽しみ、勉強するときは集中して勉強する。そんなメリハリある時間の使い方もこの機会に学ぶようにしましょう。

そして、あくまで計画は計画。完璧を求めすぎるのは逆にストレスが溜まってしまう原因にもなります。一日一日が100%計画通りに進まなくても仕方ない、冬休みが終わった時に100%達成できていれば大丈夫という気持ちの余裕を持って取り組んでいく、いい意味でのアバウトさを持つことも大切です。

中学1年生・2年生は志望校について考えてみよう

中学1年生や2年生にとって、志望校を考えることは勉強へのモチベーションを高める大きな要因となります。冬休みの間に、少しずつ志望校について調べたり、過去問を見てみるなどして、具体的な目標や受験についてのイメージを持つことも重要です。志望校が決まると、そのために何を勉強すればいいのかが明確になり、勉強に対する意欲も高まります。

中学1年生や2年生にとって、志望校を考えることはモチベーションを高める大きな要因となります。冬休みの間に、少しずつ志望校について調べたり、オープンスクールに参加するなどして、具体的な目標を持つことが重要です。志望校が決まると、そのために何を勉強すればいいのかが明確になり、勉強に対する意欲も高まります。

関連記事:勉強の習慣化には目標が大事!学習面の目標設定と立て方のコツは?

もし勉強のやる気が湧かなかったら

勉強のやる気がわかない中学生

ただ、冬休みの雰囲気に浮足立ってしまって中々勉強に取り組むモードになれないという事もあると思います。

もし勉強のやる気が湧かなかったら、少し手を休めて今の勉強が将来にどう結びついているのかを考えてみたり、勉強することが自分のこれからの可能性をどう広げてくれるのか、少し広い視点から「勉強の意味」を考えてみるのもいいでしょう。また自分では学ぶ意味がつかめなかったら親御さんや学校の先生に尋ねてみるのもいいでしょう。

このブログでも「なぜ勉強するの?集中できないときは学ぶ意味と目的を明確にしよう!」という記事の中で勉強をする意味を見つめ直し、勉強へのやる気を取り戻す方法を紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。

関連記事:なぜ勉強するの?集中できないときは学ぶ意味と目的を明確にしよう!

冬休みにNGの勉強法

先取学習

では逆に避けるべき勉強法とはどのようなものでしょうか。それは先取り学習をしてしまうことです。新学期の授業についていこうと気持ちが逸るばかりに、新学期の単元などを自分で勉強してしまうことです。

もちろん、それまでの復習がしっかりできている、2学期までの内容がしっかり理解できているのであれば、ある程度予習をしておいても問題ないとは思いますが、それでも予習が勉強時間の多くを占めるようになってしまうのはお勧めしません。予習に力を入れすぎてしまうと、基礎の復習がおろそかになり、結果的に新学期の内容が理解できなくなることがあります。

中学生の冬休みの過ごし方はここに注意

規則正しい生活リズム

十分な睡眠

冬休みは普段の学校生活とは違い、自由な時間が増えるため、生活リズムが乱れがちです。しかし、規則正しい生活リズムを保つことは、勉強の効率を上げるために非常に重要です。毎日決まった時間に起き、決まった時間に寝ることを心がけましょう。とくに受験生は体調管理も重要です。

関連記事:受験生のベストな睡眠時間は?合格に近づく質のいい睡眠を取る方法を解説

暴飲暴食をしない

また、食事も規則正しく摂り、栄養バランスに気を付けることが大切です。食べ物と勉強効率の関係についてはこのブログでも何度か紹介しています。
以下の記事も合わせて読んでみて下さい。

朝食を食べないと集中力が落ちる⁉ 断食勉強がダメな理由

集中力を高める食べ物や飲み物とは?成績アップの勉強法

冬休みの勉強法で新学期に差がつく

冬休みに勉強を頑張る中学生

実力テスト

これからの冬休みにどんな勉強をしたかで、新学期に差がつきます。実力テストは、冬休み明けに冬休みの宿題からその定着具合を確認するために実施されることがあります。学年末テスト前に自分の学力を客観的に知ることができる最後のテストです。

学年末テスト

3学期には一年の総復習である学年末テストも控えています。学年末テストの範囲は、その学年で習ったことすべてです。そのため、冬休み中にしっかりと復習を行い、理解を深めることが重要です。特に、苦手な科目や分野に重点を置き、計画的に勉強を進めていきましょう。学年末テストは一年間の評価がそこで決まってしまう、一年間で最も重要なテストです。
詳しくは「評定が決まる!学年末考査が「一年で最も重要なテスト」の理由とは?」にて解説していますので、必ず目を通すことをおすすめします。

まとめ

新学期に笑顔の学生たち

冬休みは、長期休暇の中でも特に勉強に集中しやすい時期です。この時期にしっかりと復習を行い、基礎を固めることで、新学期に自信を持って臨むことができます。中学生にとって、冬休みの勉強は非常に重要です。計画的に勉強を進め、自分の弱点を克服することが、成績向上の鍵となります。

また、規則正しい生活リズムを保ち、健康に気を付けることも大切です。冬休みを有意義に過ごし、新学期に向けてしっかりと準備を整えましょう。冬休みが終わった時に、充実した休暇だったと感じられるように、自分自身の勉強計画を立てて、実行してみてください。

勉強が思うように進まないと感じることもあるかもしれませんが、焦らず、コツコツと取り組むことが大切です。冬休みを利用して、学力を向上させ、新学期に自信を持って臨めるように頑張りましょう。