夏休みは脳を育む大切な時間!勉強も遊びもしっかりやりきる

小学生や中学生にとって夏休みは待ちに待った遊びまわれる最高に楽しみが詰まった期間です。この休みを利用して様々な世界を知ることで、机の上だけでは得られない発見や刺激を受けることができます。しかし、裏を返せば、休みの過ごし方で大きな差もつきやすくなります。そこでお子さんには、勉強と遊びのメリハリをつけたスケジュールが重要です。午前中に勉強を終わらせ、午後は外で遊ぶ時間を確保することで、集中力を高め、充実した夏休みを過ごせます。親御さんと一緒に計画を立てることで、生活リズムも整い、効果的な学習も可能になります。

今回は遊びも勉強も両立させ、脳を育む大切な夏休みの時間の使い方について説明します。

机の上だけでは脳は育めない

子供の脳は成長段階の真っ只中です。夏休みは、新しい刺激を沢山受ける事が出来るので、机の上だけが勉強の場ではありません。外の世界を知ることで新たな発見をすることもあるでしょう。
部活の合宿や、プールにキャンプ。国内・海外旅行は知らない土地で知らないものを見る機会でもあります。

難関校などの受験を考えている親御さんにとっては、約40日間を勉強机や塾に図書館だけで過ごすスケジュールを立てたりするよりも、しっかりとメリハリを付けた勉強の方がお子さんも素直に勉強に励むこともできます。夏休みの思い出が全て参考書や夏休みの課題だけだったという子も中にはいますが、プレッシャーで押しつぶされそうな危機感を持った勉強は心と体の毒にもなります。

関連記事:長期休みの「勉強できない」をなくす!メリハリある学習計画で遊びも勉強もやり切ろう!

午前中に勉強は終わらせる

エアコンを使えば、涼しい空間で勉強はできるから夜勉強なんてお子さんもいて、学校があるときは出来ない夜更かしも夏休みは出来てしまいます。親御さんも、あまり気にしてないでしょうが睡眠時間を削る事は成長の妨げにもなります。むしろ、学校での授業がない分、勉強をしない時間が増えるのですから、その分しっかりと集中できる時間帯に意味ある勉強をすることが夏休み期間の必須勉強法です。

午前中から友達と遊ぶ事や、部活も毎日午前中からスタートするといったことは珍しいのではないでしょうか。午前中は集中力や脳も活発に働いているため、勉強するのには最適な時間帯です。そのため、午前の間に夏休みの課題や、1学期の復習や苦手科目を克服するなど有効的な時間の使い方をしましょう。勉強が終われば、午後からは外に遊びに出る事もできますし、心置きなく部活動に励むことも出来ます。詳しくは「」の記事も見てみて下さい。

また、40日間をノープランで過ごすのはもったいないです。子供にとってはスケジュール管理も難しいため、親御さんと一緒に一日のスケジュール表を作ってあげましょう。生活リズムを整えるのにもおすすめです。

関連記事:朝は脳のゴールデンタイム!午前中にこそ苦手教科を頑張ろう!

メリハリの利いた学習計画のポイント

学習計画のポイントは適切な目標設定と、余暇や休み、休憩までを意識した学習計画にすることです。 明確な目標を設定し、その達成を見据えた計画を作成することで、生徒は自分の成長や進捗を実感しやすくなります。これは勉強のモチベーションの維持にも繋がります。

  1. 目標設定: 最初に達成したい具体的な学習目標を設定します。例えば、特定の教科の理解を深める、英語のリーディング力を向上させる、数学の基礎を固めるなど、具体的で計測可能な目標が効果的です。
  2. 週次または日次のスケジュール作成: 夏休み全体を俯瞰した上で、週ごとまたは日ごとの学習スケジュールを作成します。このとき、学習時間や休憩時間を明確に設定し、疲労や集中力の管理を考慮します。
  3. バランスの取れた内容: 学習内容をバランス良く組み合わせることが重要です。例えば、毎日の基礎学習と、週ごとの応用問題や実践的な演習を交互に取り入れることで、理解の定着と応用力の強化を両立させます。
  4. 振り返りと調整: 進捗状況を定期的に振り返り、計画の調整を行います。達成した目標や困難に直面した部分を分析し、次のステップを見据えて計画を修正することで、より効果的な学習を続けることができます。

具体例

例えば、数学の場合の具体的な計画は以下のようになります

  • 目標: 夏休み中に、代数の基本的な概念を理解し、問題解決能力を向上させる。
  • 週次スケジュール: 週5日、毎日午前10時から1時間数学の学習を行う。週末には、その週に学んだ内容をまとめた演習問題に取り組む。
  • バランスの取れた内容: 平日は基本理論と問題の理解に時間を割き、週末には応用問題や模擬テストで実践的な力を養う。
  • 振り返りと調整: 週の終わりに、解けなかった問題や理解が浅い部分を振り返り、次週の計画に反映させる。

このように具体的な目標と計画を立てることで、夏休み中に効果的な学習を進めることができます。

関連記事:「夏休みの宿題終わってない」は今年で卒業!勉強計画のコツとは

最後に

夏休みは、今しかできない新しい事やものに触れさせてあげ、どんどん体験し成長させてあげることが、やる気といったモチベーションアップや脳の発達にも繋がります。部屋にこもっていてはコミュニケーションの向上にもなりません。幼いころから色々な経験を積むことでお子さんの世界も広がりますので、夏休みは有意義に勉強と遊びを思い残さず楽しみましょう。また、生活リズムを整えるためにも勉強の計画などは夏休み前にしっかりと計画立てすることがおすすめです。